エックスサーバーは高い料金が不評?
「エックスサーバーをすすめる人は多い、でも他より料金が高いから契約したら損するのでは?」
スペックやサービスで簡単に比較しただけでは料金がバカ高く見えてしまうのがエックスサーバーです。
今回はレンタルサーバーの料金と価値に重点を置いて、なぜエックスサーバーが初心者に選ばれるのか理由を解説します。
エックスサーバーの契約を検討している方はぜひご覧ください。
エックスサーバーは料金が高いから不評なの?
エックスサーバーは口コミなどで料金が高いので不評といわれることがあります。
SNSやネット上の投稿記事をチェックすると「エックスサーバーは高い!」というのが一般的な評判ではないでしょうか?
その割に、おすすめ記事では「エックスサーバーは初心者に最適!」という様に、エックスサーバーを勧めるブロガーが多数をしめるのも事実です。
一方で、エックスサーバーはレンタルサーバー(ホスティングサービス)では日本国内トップのシェアを持っています。
エックスサーバーは料金が高くてもシェアNo1?
レンタルサーバーの安い料金を求める方が多いのであれば、なぜ料金が高いエックスサーバーがシェアNo1になっているのでしょうか?
参考にHostAdviceが公開しているレンタルサーバー(ホスティング)のマーケットシェアランキングから、筆者がグラフ化してみました。
HostAdvice(https://ja.hostadvice.com/marketshare/jp/)2023年の地域のホスティングのマーケットシェア(2023年8月3日現在)
レンタルサーバーの国内シェア、第1位は「エックスサーバー 」、第2位「ロリポップ! 」、第3位「さくらのレンタルサーバ 」で全体の4割以上となっています。
ちなみに運用開始は、シェアNo1のエックスサーバーは2004年、No2のロリポップは2001年、No3のさくらのレンタルサーバは2004年で老舗に属します。
- エックスサーバー (2004年~)
- ロリポップ! (2001年~)
- さくらのレンタルサーバ (2004年~)
- ConoHa WING(コノハウィング) (2018年~)
- mixhost (2016年~)
- カラフルボックス (2018年~)
一方、mixhost (2016年~)、ConoHa WING(コノハウィング) (2018年~)、カラフルボックス (2018年~)は、創業間もない新しい会社といえます。
つまり、日本国内のレンタルサーバーで5割近いシェアを占めるのが老舗のエックスサーバー、ロリポップ!、さくらのレンタルサーバの3社と言えます。
レンタルサーバーの料金に差は無い?
レンタル料金をWordPressが使えるプランで比較してみました。
キャンペーン価格(時期限定含む)等で公表している最低料金での比較です。
プラン(詳細) | 初期費用 | 月額料金(税込) | 容量 |
---|---|---|---|
エックスサーバー | 無料 | 990円~ | 300GB〜 |
ロリポップ!(※) | 無料 | 220円〜 | 200GB〜 |
さくらのレンタルサーバー | 無料 | 425円~ | 300GB〜 |
mixhost | 無料 | 968円~ | 300GB〜 |
ConoHa WING | 無料 | 941円~ | 300GB〜 |
カラフルボックス | 無料 | 528円~ | 150GB~ |
(※)ロリポップ! の220円は、WordPressブログが1つだけで無料ドメイン無しというプラン。おすすめスタンダードプランだと月550円です。
本格的にアフィリエイトを始める方は、ロリポップの550円を選ぶと思います。
どれくらい金額に差があるのか比較してみましょう。
料金が一番高いエックスサーバーのレンタル料金は月990円、最安のさくらのレンタルサーバは月425円。
その差はエックスサーバーの方が565円高くなります。
独自ドメイン無料の特典での比較
ところが、さくらのレンタルサーバは独自ドメインが有料です。
「.com」1つで年額2,614円支払います。
しかし、エックスサーバーは独自ドメイン2つが永久無料で使えます。
もしさくらのレンタルサーバで2つの独自ドメインを契約すれば年額約5,228円(月額換算436円)となります。
その結果、「レンタル料金+独自ドメイン2つ」ではエックスサーバーが月990円に対し、さくらのレンタルサーバは990円となり差は無くなります。
つまり大きく見れば両社の料金に差は感じられないことになります。
無料で独自ドメインをサービスするレンタルサーバー会社は一般的になってきました。
ユーザーを確保するにはドメインで縛れば、長い間利用してもらえるメリットがあります。
無料ドメインを提供しているレンタルサーバー会社を一部紹介します。
- エックスサーバー :「独自ドメイン永久無料特典」2個
- ロリポップ!:「ドメイン2個永久無料」
- ConoHa WING(コノハウィング) :「独自ドメイン2つ永久無料」
- mixhost :「無料ドメイン」初年度1個無料
- カラフルボックス :「ドメインずっと無料」1つ
エックスサーバーがシェアNo1の理由
ここまでまとめると、最近のレンタルサーバーの本体スペックは各社しのぎを削っていて、どこも初心者にとっては、使い切れないほどの高機能になっています。
高速化のプラグインを設定したり、サーバーの表示速度計測で比較したりとデータもを公開しています。
ところがサーバースペック比較、トータル的なレンタル料金、ドメイン料金も含めたトータル的な部分で、大きな差はなくなっているのではないかと実感します。
つまり、どこのレンタルサーバーを選んでも初心者にとってはそんなに大きな差はないと考えます。
だた大きく違うのは、レンタルサーバー会社の運営年数です。
エックスサーバーの運用年数が長いことから、シェアがNo1になることが伺えます。
とはいえ評判が悪ければ顧客は減りシェアも減少するはず。
しかし、いまでにシェアNo1という実績はエックスサーバーの満足度が高いことを証明していると考えます。
エックスサーバーが初心者に選ばれる理由
老舗にあたるエックスサーバー(2004年~)と新しい会社のConoHa WING(コノハウィング) (2018年~)、カラフルボックス (2018年~)との運営期間の差は約14年間です。
インターネットの世界では14年のユーザー対応の積み重ねは、相当なノウハウの差になっているようです。
つまりエックスサーバーやロリポップ、さくらのレンタルサーバのように老舗にはたくさんのユーザーへのノウハウを持っていて財産となっているのが特徴。
そのため、同じレベルのサーバーを導入しても、人が介在する各種サービス、サーバーの使い勝手、サポート体制など、初心者のかゆいところに手が届くようなノウハウには差が出ると言えます。
運用年数の長さが顧客満足度を上げる要因となり、現在もエックスサーバーが初心者に選ばれる理由だと思います。
エックスサーバーは安定した使い心地
サーバーを複数人で共有して使うレンタルサーバーは、他の人の影響を受けるリスクがあります。
複数人で使ってる中の一人がたくさんの処理をすれば、他の人の処理に影響がでます。
この部分でユーザー一人ひとりへの影響が少なくなるよう管理されたサーバーがエックスサーバーの最大の特徴ではないでしょうか。
ユーザー一人が使えるリソースをしっかり確実に確保してくれるから、他の処理から受ける影響が少なく、安定したサイト運用ができる理由です。
個人の感想ですが、エックスサーバーと使ってからの5年間、3,000記事あるブログの運用では一度も処理速度、表示速度に影響が出た記憶はありあません。
エックスサーバーとクラウドサーバーの違い
エックスサーバーとよく比較されるサーバーの一つに「AWS (クラウドサーバー)」というサービス。
AWS とは「 Amazon Web Service(アマゾンウェブサービス)」の略称で、Amazonが提供するクラウドサービスを表します。
クラウドサーバーは、物理的なサーバー内に複数の仮想的なサーバーを作る技術を使用します。
CPU やメモリは共有するのはサーバーと同じですが、実は仮想サーバーごとにきちんと割り当てて管理されています。ユーザーがレンタルサーバーのように複数の利用者で性能まで共有することはありません。
一般的にレンタルサーバーは導入費用がかかります。
一方、クラウドサーバーは導入費用が少なく始められるメリットがあります。
そのため、導入費用で比較するとレンタルサーバーの方が高くなる傾向があります。
しかし、クラウドサーバーは「従量課金性」を採用していることが多く、定額料金のレンタルサーバーに比べて維持費用は高くなる場合があります。
「従量課金性」は使用量に応じて費用が発生する契約。
レンタルサーバーとAWS (クラウドサーバー)の特徴を理解して、料金だけで判断しないように確認しましょう。
エックスサーバーの料金が高い理由(まとめ)
エックスサーバーの料金が高い理由は、サーバーの根幹の安定性と処理能力の確保にあったと言えます。
トータル的に同じ程度の料金になれば、エックスサーバーを選ぶ方が多いのも理解できます。
エックスサーバー「無料お試し期間」を利用して体験してみましょう。
下記の記事で利用方法を紹介していますのでご覧ください。