SEO対策の一つとして、記事の質の高さとキーワード、そしてコンテンツ量の改善があります。しかし、コンテンツ量が多いだけでは検索順位がアップしないことが分かりました。
記事のリライトについては、多種多様な対策記事が紹介されています。その中でコンテンツ量とユーザビリティを改善して効果があった事例を紹介します。
その記事の文字数は、10,173字でした。
趣味のブログで、アウトドアの様々なグッズを紹介する記事で、文字数は10,173字と結構大きな記事でした。
当初記事を投稿して数日は、Googleの検索順位は59位でしたが、その後即座に圏外になってしましました。
文字数はあまり変更せずにリライトを繰り返しましたが、圏外のままとなっていました。
本格的にリライトする。
どうみてもその記事はコンテンツ量を増やす事に重点を置いて作ったことは間違いなのです。
なので、ユーザーにとって不要な内容もあり、ユーザーが求めている内容とかけ離れているコンテンツも30%位は入っていました。
リライトの内容
(1)タイトルをユーザーの求める内容に変更
タイトルをあまりにもSEO的に書いたので、もっと単純にユーザーが知りたいという内容を的確に表現できる内容にへんこうしました。
例えば次のような感じです。広告表現をなるべく排除しました。
(旧)「初心者でも簡単に使える!旅で必要なおすすめグッズ10選とその使い方」
⇓
(新)旅で使える実用グッズ10選。使い方を紹介。
(2)タイトルとかけ離れている内容の削除
タイトルで表現されているグッズの紹介に徹して、個人的な評価は最後にまとめた。
グッズを紹介しているのに、旅のスポットを付録で付けたり、グッズのレビューを長々と紹介していた。
これを削除して、あくまでもグッズの紹介に徹したこと。
(3)ユーザーが不要なことは削除
ユーザーにとって、グッズ以外の情報を入れ込んでいたのですが、それは削除して別の新しい記事にして分けました。例えば、旅行アプリの使い方の手順を説明したのですが、グッズとは関係しないので別記事として書いて、リンクを張りました。
(4)写真で不要なものは削除
ユーザーにとって分かり切っている写真や画像は排除しました。それとは反対で、小さく表示していた写真を大きく見やすく配置しました。
それによってユーザーはしっかりと細部までグッズを確認することが出来る様になりました。
(5)ユーザー疲れない文字数まで削減
いくらコンテンツ量が重要とは言え、最近の評価では適量ということも見ているような気がしました。
短時間でスマホでも読み切れて、ユーザーが疲れない、途中で離脱しない限界まで文字数を削減して簡素化しました。
それまで10,173字あったのを、6,560字まで削減しました。この辺なら何とか内容が良ければついてきてくれそうです。
リライトの結果
リライトでスリム化した記事は、圏外から一気に51位までアップしました。
今後は、さらにスリム化とコンテンツ内容をさらにユーザーにとって必要な結果を提供しているかをチェックしてリライトする予定です。
GoogleのAIは、進化しております。
Google Neural matchingという新しい技術の導入により、検索において「単語の理解」から「概念の理解」へと進化した手法をそう呼ぶのです。
今までのSEOの常識が、かわる瞬間を今回体験しました。
NAOテック