2020年、人類にとって久しぶりともいえるパンデミックが地球規模で発生しました。
パンデミックが起きたのは、古くは2400年前にペロポネソス戦争中のアテネで当時は謎の疫病が大流行しました。その疫病とは天然痘説が有力になっています。多くの犠牲者が出ました。
今から100年前にはインフルエンザのパンデミックを経験しています。
1918年3月頃から1920年まで全世界で大流行し、当時の世界人口の1/3以上が感染、数千万人が死亡しました。この時の致死率が2.5%とされています。
スペイン風邪としても有名です。
当時は戦争の影響もあって世界的な人の往来により急激に世界中に広がりました。
流行の第1波は1918年3月頃から6月まで続き、同年9月頃に始まった第2波では肺炎などで大量の死亡者が出たということです。
第3波は翌年に起こり、人類は次第に免疫を獲得することで自然と流行は収束していったようです。
この間、収入が減り消費の冷え込み、病院への患者の殺到に加えて医療者が感染することでの医療崩壊、その他各種インフラに携わる労働力が低下したことにより社会機能が麻痺していくこととなりました。
2020年の新型コロナの社会現象とよく似ています。
新型コロナは変異種が出てくるたびにワクチンの効果がどうなるかわかりません。さらに現代は交通や旅による人の移動スピードがはるかに速くなっていることから、感染の速度は加速しているといえます。
専門家では、今回のコロナを撲滅することはできないのではないかという意見があります。
収束までには4~5年はかかるという専門家もいます。
しかし、未知のウイルスはどんな専門家も初めて出会うので、コロナの専門家はこれから出てくるのでしょうね。
これからがインターネットの出番か?
普段当たり前に使われているインターネットの原型に始めて触れたのは、1980年初めのころで、まだインターネットという言葉もありませんでした。
その後95年にはWindowsが開発されて少しは使い勝手が良くなったのですが、通信速度が32kと遅く1Mをダウンロードするのに数時間かかったこともありました。ブラウザーは1Mのフロッピーに収まるネットスケープ。
あれから約30年が経過して驚くほどのスピードで情報のやり取りができる時代がやっと実現したようです。30年前にはCPUが遅くこの時代を予測はしていたのですが、実現には20年はかかると専門家と話をしたことを覚えています。
2020年に出会った新型コロナの時代に、インターネットがうまく機能していることが不思議です。インターネットが軍事目的で開発された歴史上の意図が今回のコロナとの闘いに有力なツールとなっているからです。
いまこそ、インターネットが情報交換のメインとなるインフラになったのではないでしょうか。
国が推し進めてきた在宅ワークは遅々として進まなかったのですが、今回の新型コロナで一気に加速しました。
2021年は新しいつながりのお一人様時代
お一人様のブームは2000年初めに第1次ブームが起こり、キャリアを積んだ女性がホテルでディナーを楽しんだり海外旅行を楽しむなど、一つの生き方が生まれた時代。
第2次ブームは、2010年前後のユニクロ時代を過ごす団塊ジュニア世代がお一人様をカジュアルに楽しむ「第二次お一人様ブーム」になり、そして、2012~2015年頃から現在の第三次ブームが始まりました。
特徴は、スマートフォンやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を駆使して、一人でありながら、実はSNSで繋がっているという「お一人様」世代です。
新型コロナとの共存を避けられない2021年は、別の意味で「お一人様」の時代となりました。
3密を避けることで人とのつながりを持つ時代です。
ここで使うツールがインターネットの進化系のスキルですね。
ZoomやLINEのテレビ電話と動画サイトなどが新たな市場となってきました。食料までネットで買う時代です。
ブロガーの力が重要な時代
ブロガー一人一人が広告代理店の働きをすることで、テレビや新聞広告からブログでのターゲティング広告へとシフトした2018年ですが、現在はさらに進化し始めています。
Googleアドセンスを使って広告収入を得ているブロガーが増加しています。時代を映した現象かもしれません。
いまやネットニュースもブロガーの発信力が必要な時代となりました。小さな記事の集まりが世界樹を駆け巡ることが最近の傾向で、ますます加速しています。
新型コロナがもたらした新しい時代
新型コロナの影響で多くの方が命を落としています。その一方で多くの人が集まるというスタイルから個々のスタイルへと感染を防止することから加速してきました。
大学の授業もオンライン化し、会社の仕事もオンライン化し、都市型の働く場所から地方へと移住がするんできました。
なにか、今までとは違う別の次元の時代の入り口に立ったようです。
2021年は既成概念にとらわれない新しい発想が求められている時代ともいえるのではないでしょうか。