ノートパソコンを購入するときSSDストレージの容量はどれくらい必要なのでしょうか?
「256GB」と「512GB」がありどちらを選んだらいいか悩む方も多いはず。
そこで今回は、SSDストレージ容量の選び方をわかりやすく解説します。
SSDストレージはどれくらい必要?
初めにSSDストレージの「256GB」と「512GB」の選び方で結論から先にお伝えします。
SSDストレージはパソコン起動速度が高速なこととシステムの高速化に効果的です。
Windows11のOSの場合で説明します。
- オフィス関連のテキストファイルや写真を主に保存 ➡「256GB」
- 高画質映像(4k)、ゲーム等の大容量データを保存 ➡「512GB」以上
オフィス系のテキストデータや写真のデータは高画質映像データに比べコンパクト。
もしパソコン本体のSSD「256GB」ストレージで不足な場合は外付けHDD(ハードディスク)を使ってもデータの読み込み時間に問題はあまり感じません。
ところが、同様に高画質映像や大容量のゲームデータなどを外付けHDDに保存した場合、読み込み時間がかかり動作に影響がでるリスクがあります。
快適な読み込みにはSSDストレージが少なくとも「512GB」以上必要となります。
これまで保存した動画や写真を視聴するだけならSSDとHDDは大きな違いはないと言えます。
SSDとHDDのデュアルストレージ
ノートパソコンにはSSDとHDDの両方を内蔵する機種があります。
例えはWindows11の早い動作が必要なシステムはSSDストレージに、大量の映像データなどはHDDストレージに保存することができるタイプ。
このタイプの事例ではDellのInspironのデスクトップやオールインワンタイプなどでも見られます。
256GB SSDはブート用に使い、 1TB 5400RPM ハードドライブはストレージ用に使う方法です。
かなりゆとりのある使い方ですね。
モバイルノートで外付けしたくない人は初めから512GBを選んだほうがいいですね。
SSDの容量は表記より少ない?
細かいことを言うとSSDストレージ「256GB」「512GB」は全て自由に使えるわけではありません。
Windows11のOSのアップデート、プリインストールされているアプリ、キャッシュなどで使える容量が減っていきます。
なので、ゆとりを持つことは後々のために大切なことです。
ギチギチでの利用はお勧めできません。
2023年4月購入のパソコンSSD512GBストレージの例
ぼくが使うパソコンの処理は、WordPressブログの作成、ネット検索、Zoom、動画視聴などです。
今使っている古いパソコンのHDDストレージの容量615GBという珍しい機種。
パソコン本体にOS関連をはじめプログラム等が約180GB、外付けハードディスクに10GBの画像データがあります。
合計で190GB使っています。読み込み時間がかなり遅くなりストレスがたまる状態です。
なので新しく購入するパソコンのストレージはSSD「256GB」でも良いのですが、データーでギチギチになるとさすがにゆとりが無くなり、パソコンの動きが悪くなるようです。
そこで、ゆとりを持たせてSSD「512GB」なら十分なので決めました。
これなら、今あるデータをそっくり新しいパソコンDellのInspironに移動しても十分耐えられます。
DellのInspiron 15 3000のスペックです。
- 第11世代 インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー
- オペレーティングシステム:Windows 11 Home, 日本語
- メモリー:16GB, 8GBx2, DDR4, 2666MHz
- ハードドライブ:512GB M.2 PCIe NVMe SSD
- ディスプレイ:15.6 インチ FHD (1920 x 1080)
それにSSD512GBのストレージをだからパソコンの立ち上がりも超早いです。
SSD512GBのストレージは、システム系とプレインストールアプリで67.4GBを占めています。
残りは391GBです。
「Windowsのアップデートに必要なストレージが足りません!」
などという苦い経験はしなくて済みます・・・
メモリでお悩みの方はこちらへ。
10ヶ月後のSSDストレージの使用状況(2024年2月現在)
2024年2月現在は94.5GBの使用量となっています。約10ヵ月目の状況です。
残りは364GBあります。
もし256GBだったら、残りは計算上は161.5GBで今後の使用ではギリギリになる可能性がありました。
512GBを選んだ結果、今後の利用でもゆとりをもって使い続けることができると思います。