2024年2月Googleアドセンスのクリック報酬型のモデルがインプレッション型へと大きく変更されました。
この変更は技術ブログへ朗報の可能性が見えてきた一方で、クリック単価の高かったブログには悲劇になる可能性もあります。
アドセンスの大きな変更により収益にどんな影響が出始めたのか調べてみました。
Googleアドセンス【2024年2月の収益】が激変?
2024年2月から実際に運営しているジャンルの違う4つのブログの収益に大きな変動が起こっています。
クリック単価がインプレッション(CPM)に置き換わった結果、どれほどの変化が起きているのか調べてみました。
その指標は「入札単価タイプ」での比較です。
Googleアドセンスの管理画面から、 レポート➡入札単価タイプ に進みます。
2024年1月と2月を比較してみます。
- クリック単価 1月:74.3% ➡ 2月:3.8%に減少
- インプレッション(CPM) 1月:25.3% ➡ 2月:96.2%に増加
2月には推定収益額の割合が、クリック単価からインプレッション(CPM)にほぼ置き換わっています。
3月1日時点では、100%インプレッション収益になりました。
今回のGoogleアドセンスのクリック型廃止の変更については、こちらに詳しく書いていますので参考にしてください。
技術ブログの収益に朗報か!
Googleアドセンスのクリック単価型では、技術ブログには恩恵があまりありませんでした。
その理由は、ユーザーは記事を読んで知りたいことが解決すると直帰するケースが多いこと、さらに広告をクリックするユーザーはほぼいないのが理由です。
つまり、どんなにPV数が多くても、それがクリック型の収益に結びつきにくかったと言えます。
ところが、今回の変更によって広告がクリックされなくても、表示されただけで収益が発生するので技術ブログにも恩恵が期待されます。
その理由は、広告がクリックされにくい技術ブログでも、広告のインプレッション(CPM)収益が出るようになったためです。
実際に当技術ブログでも大きな変化が起きています。
Googleアドセンスの収益が約4倍になったことです。
今までは、運営している4つの中で、当技術ブログは一番PV数が多いにも関わらず、Googleアドセンスの収益は最低でした。
技術ブログでしっかりコンテンツを書いているなら、それに見合ったGoogleアドセンスの収益も発生するようになったことは朗報ですね。
今後、高いクリック単価は望めない?
一方でクリック単価が数百円~千円単位で発生していたジャンルのブログは、70%の減収となっています。
インプレッション収益へと移行したことで、クリックの有無にかかわらず収益が発生するのですが、クリック単価による収益がなくなりました。
つまり、時々高い単価のクリックが発生するのは2024年2月から皆無です。
パッタリ止まってしまいました。
PV数に応じて収益が発生し、日々の収益が大きく増減することはなくなり、平均的は収益の発生へと変化しました。
そのため、高単価のクリックが発生していたブログでは、悲劇というか大きく収益が減少したことが理解できます。
しかし、技術ブログやもう一つの特化ブログが大きく収益が伸びたことで、全体ではプラスになっています。
アドセンスの無効クリック対策は不要?
Googleアドセンス広告に対して発生する意図しない「無効クリック」の問題は、今後どうなるのでしょうか?
しかし、今後はクリック収益は発生しないことから、無効クリック対策は必要かどうかが見えていません。
とは言え、ユーザーがアドセンス広告をクリックして商品購入等を行うモデルは変わらないので、無効クリックに対する対策はやはり継続する方が良いのではないかと考えています。
意図的に何度も広告をクリックしたり、ミスによる自己クリックなどの問題は、やはり発生する可能性もあることから必要と考えています。
参考 ➡ 無効クリック対策 の記事
Googleアドセンス【2024年2月の収益】が激変(まとめ)
2024年2月からGoogleアドセンスのクリック単価型から、インプレッション型収益へと大きな変更がありました。
今後はインプレッション収益に変るため、ブログの作り方、広告の配置、自動広告等の見直しが必須になると思われます。
Googleアドセンスの運営では、収益アップにおおきなチャンスがやってきたと期待しています。