アドセンスの新しくなった自動広告を採用した場合どのような表示になるのかテストしてみました。
いつくかの機能が追加されて使いやすくなったようですが、課題もあるようです。
今回、自動広告をオンにしてみてどのように広告の表示が改善されたのかをテストしてみました。
アドセンスの自動広告が新しくなる
アドセンスの自動広告はデザインを崩したり意図しない場所に広告を配置したりするので、しばらく使用するのを止めていました。
ここにきて、アドセンからメールが届きました。
最近、自動広告を利用いていないので使ってみてはどうかとのアナウンスです。
従来の広告ユニットに加えて自動広告を利用しているサイト運営者の収益が増加しているので、収益の増加につながる自動広告の主な機能をいくつかご紹介したいというのです。
新しい機能としては、次のことが紹介されています。
(1)広告読み込み
新しく追加された機能の一つに「広告読み込みスライダー」があります。
このスライダーを操作することで、ページに表示する広告の数を増やしたり減らしたりすることができるのです。
(2)広告フォーマット
サイトに表示する自動広告のタイプが自由に選択できるようになりました。
事例としては、広告フォーマット設定で2種類から選択できる機能です。
②ページに合わせて広告を表示する方法:ページはめ込み広告フォーマットの使用
(3)ページの除外設定
サイト内の特定のセクションやページ(トップページなど)を自動広告の表示対象から除外できる機能です。
自動広告のテスト
そこで、私の運営している4つのブログの中から一番オーソドックスなサイトを選んで、自動広告に全面切り替えてどんな表示になるのかをテストしてみました。
WordPressテーマ:Twenty Seventeen
手動で広告ユニットをプラグイン「Ad inserter」で記事内に3つと、サイドバーにも3つのレスポンシブル・ディスプレイ広告を配置していました。
これらの手動による配置を全てOFFにして、全自動広告に切り替えてみました。
自動広告の課題
以前の自動広告では、自動広告をOFFにしても、しばらく広告が消えるまで時間がかかっていましたが、今回はOFFしてから時間がかからずに消えていました。
この現象が改善されただけでも、自動広告に切り替えてテストしてダメでももとに戻す時間が短縮されて使いやすいと思いました。
自動広告をONにしてOFFにするまでは30分程度でしたので、時間がもっと経過するとどうなるかはわかりません。
さて、記事内やサイドバーへの影響についてどうなったかをお伝えします。
(1)記事内に表示される自動広告
実際に表示された広告配置で一部が記事の中に表示されました。
記事の文章を割って入りこんでいたので、ちょっと困りました。
また、記事末尾の関連コンテンツ(アドセンスで開放)下には、横は目いっぱいの大きな広告が表示されました。
以前の記事テーマ下にでかでかと表示されたと同じ広告が表示され、圧倒されました。
(2)サイトバーに表示される広告
サイドバーに広告ユニットを手動で2つ配置したままで、自動広告をオンにしてみました。
すると、手動で配置した広告ユニット(ディスプレイ広告)の真上に自動広告が表示され、2つ並んでしまします。
結果、手動の広告ユニット2つに自動広告2つがくっついて表示されたので、合計4つもサイドバーに配置されるという結果になりました。
自動広告の使い方について
自動広告をオンにしてすぐに効果が確認できるというよりも、ある程度期間を置いて計測する必要があると思います。
今回は、新しい自動広告の表示がどの程度になるのかをテストしてみたくなり実施したので、みなさんのサイトも同じとは限りません。
本当は3カ月くらい自動広告を放置して結果を見る必要があると感じています。
このテストの結果を見て、自動広告はOFFにして、元の手動で広告ユニットを配置する方法に戻しました。
理由は、現在広告ユニットを手動で配置しても収益が上がっているからで、もし今回の自動広告に切り替えたら収益が落ちてしまうのではないかという心配があったからです。
手動配置の広告ユニット+自動広告
自動広告を使う場合は、以前にアドセンスからアドバイスがあったことを参考にすることにしました。
基本として、①手動での広告ユニットを配置して、②広告効果を補完する目的で自動広告をオンにすることが良いと思います。
やはり、手動で広告ユニットを配置する効果は、まだまだ捨てきれないのが本音です。理由は、サイトの広告を見るのは人間だからです。
人は広告を見る時に全体のデザインや割り付けなどから、視覚的な効果も含めて見ています。
なので、どこにどんな広告枠を配置するのかはサイトの設計とも深く連動していると思っています。
4つのジャンルの全く違うサイトを運営していますが、広告配置に関してはそれぞれが違います。そのサイトにふさわしい配置をアドセンスのAIが判断してくれれば最高なのですが、少し学習がいるようです。
今まで自動広告を使って収益がアップしたことは無いので、任せるには多少不安が残ります。
自動広告にすると、閲覧の少ない記事では広告の表示が減ったり変化します。しかし手動で広告ユニットを配置すると閲覧数が少なくとも表示してくれます。
閲覧数が少ない記事でも有益な内容の記事があり、そこから発生する収益は馬鹿にできないものがあります。
なので自動広告に任せるには、さらにテストをしながらでないと効果があるとは断定できる段階ではないと思います。個人的な感想です。
次回は、時期を見て手動での「広告ユニット+自動広告」で効果を見たいと思っています。
おわりに
新しい機能が追加されたアドセンスの自動広告をONにしてみた感想をお伝えしました。
まだ、テストはちょっと試しただけなので、機会を見て本格的に自動広告を使ってみようかと考えています。
サイトの種類によって結果が違うとおもいますので、この記事だけでアドセンスの自動広告の効果を判断せずに、テストをして独自の収益効果アップのノウハウを研究してください。