Googleアドセンスの審査でフリー画像を使っても問題はないのでしょうか?
不安になる方もいるでしょう。
結論から先にお伝えすると、Googleアドセンスの審査でフリー画像を使うこと自体は問題ありません。
ただし、条件があります。
- 著作権・肖像権を侵害しないこと
- 商用利用可能なライセンスであること
- 記事内容を補足する、価値のある使い方をすること
このルールを守らずに画像を使うと、審査落ちの原因になる可能性があります。
当記事では、フリー画像の使用で押さえるべきポイント、利用条件の事例、実際に審査で利用した体験談を説明します。
フリー画像の使用の結論(まず押さえるべきポイント)

- フリー画像(著作権フリー・商用利用可の画像)であれば、原則的には問題なく使える
ただし、その画像のライセンス条件を守り、権利侵害とならないように使うことが前提です。 - NGとなるのは、「著作権・肖像権を侵害する画像」を無許可で使う場合。これが原因で審査落ちするリスクあり。
- “ユーザー視点で価値ある画像利用” が鍵。意味のない飾り画像や無関係な画像は、品質評価でマイナスになる可能性があります。
- 自分で撮影した写真や、信頼できるフリー素材サイトからの正しい画像利用 が最も安全な戦略です。
フリー画像使用の条件
以下が、最新版ポリシーも踏まえた、アドセンス審査時にフリー画像を使う際に押さえておきたい条件・注意点です。
条件/観点 | 内容 | 補足・出典 |
---|---|---|
ライセンスの確認 | その画像が「商用利用可能」「改変可」などの条件を許すものかを必ず確認する | オンラインで見かけた画像を無条件で使うのは危険 |
著作権・肖像権の尊重 | 人物が写っている画像は、モデルの許可(肖像権)が必要となるケースもある | 特に無名人物・街景写真などでも注意 |
画像の適用範囲 | 商用利用可・Web用途可・広告ページでの利用可などを確認 | 一部のフリーサイトでは「非商用のみ」などの制限がある |
オリジナリティ/価値提供 | ただ飾るだけの画像ではなく、「記事内容を補強する」「情報の理解に役立つ」ものを使う | ユーザー視点で意味ある画像にすることが重要 |
高画質・適切な比率 | ぼやけた画像、低解像度画像は避ける | 品質が悪いとコンテンツ全体の質の評価を下げることも |
著作権侵害リスクの排除 | ドラマ・テレビ・著名人の無許可画像、スクリーンショットなどはNG | 侵害申立てがあればアドセンス停止などのリスクがある |
出典表記・クレジット | ライセンスで義務付けられていれば必ずクレジット表記 | ただし、表示が妨げにならないよう配置を工夫 |
一貫性・独自性 | 同じ画像を複数記事で乱用しない。記事ごとに適した画像を選ぶ | 審査時に「量産サイト」と見なされるリスクを軽減 |
審査通過のための実践ポイント(画像利用に関して)
- トップ画像(アイキャッチ)はオリジナル or 信頼できるフリー素材から選ぶ
見た目の第一印象が大きく影響するため、適切な画像を選ぶことで「質の高いサイト」という印象を与えやすい。 - 記事中のイメージ画像は適切な位置・文脈で挿入
見出し前後、本文の補足、読みやすさを意識して配置する。 - 画像数は適切に
過剰に画像を入れると逆効果。文章量とのバランスを考えて、意味ある画像を選ぶ。 - 画像の最適化(容量圧縮・サイズ調整)
ページ表示速度もSEOやユーザー体験に影響するため、軽量な画像を使用する。 - 定期的に画像の利用条件をチェック
フリー素材サイトのライセンス変更や条件変更に対応できるように。
2020年アドセンス審査でフリー画像の体験談
当ブログをご覧いただくとアイキャッチ画像はフリーの人物やPCのイメージ画像です。
いまご覧いただいているブログがアドセンスの審査に申請したのは2019年6月。
当時はWeb上の様々な記事を読んでみると、「イメージ画像やフリーの画像は審査に通らない」と言われていました。しかし、アドセンスの審査結果は無事通過しました。
その後2020年1月21日に申請したブログも同様に審査通過。
アドセンスの審査で実際に使用したフリー画像
2020年のアドセンスの審査で使用したフリー画像は9枚。
26記事を作成し9記事でアイキャッチ用にフリー画像を9枚使用しました。
その画像は、「記事の内容を的確にイメージできる特徴のある画像」を使いました。
どちらもフリー素材のアイキャッチ画像で審査に出しました。
Googleアドセンスはユーザーファーストを推奨
Googleアドセンスの方針は、あくまでもユーザー(読者)にとって分かりやすくメリットのあるコンテンツを推奨しています。
理由は、【AdSense プログラム ポリシー】に準じている限り、ユーザーファーストを主眼とするGoogleアドセンスの方針は変更されていないからです。
ユーザーが記事を読むときに、文字だけがずらずら並んでいたらどうでしょうか?
読みやすいようにイメージ画像を入れることもあるし、自作のイラスト画像を使用することもあります。
そのことで、ユーザーが読みやすかったり、理解しやすい記事になれば問題はないはずです。
記事の内容をユーザーが分かりやすく理解するためにイメージできる工夫をすることは大切だと考えます。
イメージ画像を自作する場合
理想的なのは、
- イメージ画像を自分で作る
- 著作権や肖像権を侵害していないこと
自分で画像を作るときに撮影などで、著作権や肖像権を侵害していないことが必須です。
オリジナルな画像は理想とも言えます。
挿絵として画像を使用する場合は、自身で撮影した画像、著作権フリーの画像にしましょう!
フリー素材が見つかるサイト
安心して利用できる写真のフリー素材ダウンロードサイトがあります。
写真AC:写真素材のフリーダウンロード
- 無料で利用できます。
- 商用利用もできます。
- クレジット表記や許可も必要ありません。
メールアドレスとパスワードを写真ACへ登録するだけです。
人物、ビジネス、生き物、花・植物、食べ物・飲み物など幅広くそろっています。
最近では、地方自治体や観光協会が観光広報のために無料ダウンロードできるサイトを公開しています。
まとめ
- フリー画像は「商用利用可能」「著作権侵害なし」であれば使ってOK
- 画像の価値は「記事を読みやすく補足するか」で決まる
- 無断転載や権利侵害画像は一発アウトの可能性あり
👉 安全に合格したいなら「フリー素材+オリジナル画像の併用」がベストです。
よくある質問(FAQ)
Q1. フリー画像を使っても審査に落ちませんか?
A. 正しくライセンスを確認すれば落ちません。むしろ適切に使えば記事の質を高められます。
Q2. 商用利用可のフリー画像ならどこでも大丈夫?
A. はい。ただし「改変禁止」や「出典必須」などの条件がある場合は必ず守りましょう。
Q3. 自分で撮影した写真と比べて評価に差はありますか?
A. オリジナル画像はプラス評価になりやすいです。可能なら自分で撮影した写真を推奨します。
Q4. 画像なしの記事でも審査は通りますか?
A. 通ります。ただし、画像を適切に使った方が「読みやすさ」「見栄え」で有利になります。
Q5. 無料素材サイトでおすすめは?
A. Pixabay、Unsplash、O-DANなどが有名で、審査通過実績も豊富です。