Googleアドセンスのアンカー広告は効果があるのでしょうか?
つい最近まで、アンカー広告に懐疑的だったことから利用していませんでした。
そこで今回は思い切ってアンカー広告のテストをして収益を確かめてみました。
どれ位収益に貢献したのでしょうか?
その結果を紹介します。
Googleアドセンス「アンカー広告」とは?
アンカー広告を使った結果「効果がある」という方と「そうでもなかった」という方がいます。
そもそもアンカー広告は、検索結果で表示されたコンテンツの上部、あるいは下部に「ピヨッ!」と現れる広告です。
自分事ですが、記事を読んでいると、どうもアンカー広告が目立って気分が良くない感じもします。
このアンカー広告は、検索結果が表示された直後には出てきません。
しかし、記事を下にスクロールすると、画面の上部に突然現れて、追いかけて来て消えないのです。
つまり、どこまでも追いかけてくるから、どうも始末が悪いというか、邪魔!という感じがしてなりません。
なので、つい最近まで使うのをやめていました。
そもそも、Googleアドセンスの自動広告はサイトデザインを変化させるため3年くらい利用していません。
でも、最近はどうも気になるのがアンカー広告なのです。
理由は、検索結果にグッドタイミングで、ぼくが探したいたコンテンツが上手に表示されるようになったからです。
これって、もしかして「AI」の開発がそうとう進んだのかもしれません。
数年前の「自動広告」とは違い、最新の自動広告は効果が著しく進化していることも推測されます。
そこで、アンカー広告、自動広告は「うざい」「じゃま」という固定観念を一度捨てて、新たにチャレンジしてみることにしました。
直近のユーザーにとって利用価値があるように進化しているかもしれません。
Googleが大切にしている、ユーザーに有益なコンテンツを広告として表示させるのに、ユーザーが苦痛になるような表示方法は避けるはずだから・・・
Googleアドセンス「アンカー広告」をテストしてみた
なぜテストする気になったかといえば、おせっかいにもつい最近Googleが「自動最適化テスト」の提案をしてきたからです。
アンカー広告をご利用いただくと、平均 5% の収益増加が期待できます。
引用:GoogleAdSense
これにはグラッ~と来て、Googleの提案に乗せられてしまったのです。
本意ではありませんでしたが、アンカー広告の自動最適化テストを開始しました。
4つのブログでテスト開始。
特化ブログが2つ、雑記ブログが2つです。1ブログのアクセスはその特徴から月5千PVレベルが2つ、1万PVを超えるレベルが2つです。
さすが月1万PVを大きく超えるブログはトラフィックが多いことから、テスト期間も短く5日程度で結果がでました。
5千PVを切るブログでは、10日経過しても、トラフックが少ないため、まだテストを継続しています。
その結果はどうなったのでしょうか?
Googleアドセンス「アンカー広告」の収益効果
実際の成果を数字でお伝えしたいのですが、ポリシー違反になる可能性があるので、ざっと方向性だけをお伝えします。
今までの「ユーザーにうざい!」という固定観念は過去の自動広告時代の考えだったかもしれません。
実際に、アンカー広告の自動最適化テストの結果は、期待を超えるものでした。
Googleアドセンスの「平均 5% の収益増加が期待できます。」というコメントはその通りだと痛感しています。
実際には、5%どころではありません。
20%増加を超えている日もあり、増収の結果で推移しています。
これって、アンカー広告の自動最適化テストをして、実際に配置してやってみないと分からなかったこと。
実際に20%を超える収益を見逃していたことになります。
ではユーザーがうざいと感じているのでしょうか?
記事の滞在時間を調べてみると、多少の増減はあるものの離脱率に大きな変化は生じていません。
なぜなのでしょうか?
もう気付いている方も多いのではないでしょうか?
かつて、テレビのCMが商品の押し付けでうざかった時代があります。しかし、近年はテレビCMを最新の情報源として幅広いユーザーが積極的に活用していることが少なくありません。
その情報をスマホでチェックすることも。
また、Webサイトを閲覧すると、アンカー広告だけではなく、一面広告で埋まる「全面広告」も多くなりました。
このタイプの広告により、今まで知らなかった情報が自動的に手に入ることにも繋がります。まさに進化したパーソナル ターゲティング広告の手法だと感じています。
これらの広告スタイルが一般的となり慣れてしまったユーザーにとって、記事に何の広告も表示されないと、かえって不安になるかもしれません。
近年このスタイルの広告をGoogleアドセンスでは「オーバーレイ フォーマット」と呼び、レイアウトに影響を与えることなくページ コンテンツに重なって表示される広告として改良されています。
つまり、ユーザーがコンテンツを閲覧する時に「うざい」と嫌がられることのないような表示に進化したと言えます。
ぼくが、3年前から固定観念で自動広告の利用をやめていたのですが、今回はアンカー広告だけ自動で表示させてみることに切り替えました。
アンカー広告を取り入れてから、日々安定して収益が伸び始めています。
例年、アドセンスでは厳しい時期の2月ですが、収益の下落分をアンカー広告が補い、全体として上向きになっています。
Googleアドセンス「アンカー広告」の効果(まとめ)
Googleアドセンス「アンカー広告」は効果あるのかについて解説しました。
2024年2月に利用してみた結果なので、今後も継続したデータをもとに収益の分析をしたいと思います。
確かに5%をはるかに超えた結果を得ています。
追記:2024年5月12日現在、30日間のアンカー広告が収益に占める割合は「25.9%」です。