アドセンスが新しい自動広告にアップデートしました。使い勝手はそれまでの要望が反映され改善されました。
一番重要な収益アップの効果はあるのでしょうか?
アップデートされた自動広告
Googleが20年に及ぶ技術開発と15年間アドセンスを運営した経験と実績から、今回収益性の高い自動広告にアップデートされたと通知されました。
新しい自動広告ではユーザーが使いやすい操作となったことは実感しました。
実際に自動広告がどこに配置されるのかを目で確認することが可能になりました。
その上でその自動広告を表示するかどうか自分で決めることができるのが大きな改善点の一つです。
自動で配置される場所が邪魔なら表示を止めることができます。
手動広告をフォローする自動広告とは?
サイトのページに配置した手動広告(広告ユニット)を邪魔しないように自動広告が配置されます。
手動広告と自動広告の合計が全体の30%を超えない範囲で自動調整される仕組みになりました。
つまり、広告が至るところに表示され過ぎないように調整されるのです。
Googleでは、手動広告を補う形で自動広告を使うことが収益を上げるポイントだと説明しています。
長い記事や短い記事をスキャンして最適な場所に自動広告が配置される。
長い記事ではどこに広告ユニットを配置するかが収益に影響しました。
今回のアップデートでは、長い記事や短い記事に対しても、ふさわし場所に自動的に配置してくれるように機能が改善されました。
アドセンスに任せておけば収益が向上するようです。
自動広告の機能のまとめ
アドセンスの新し自動広告は次のようなステップで収益効果をアップします。
(1)ページの構成をスキャンします。
初めにページ全体の構成を自動広告のシステムがスキャンして調べます。
(2)既存の広告枠を認識します。
ページ内に自分で配置した広告ユニット等の広告枠がどこにあるかを認識します。
(3)最適な場所に広告を配置します。
その上で、長い記事、短い記事も含めて最適な場所を見つけて自動広告を配置します。
(4)好みのフォーマットが選べます。
配置する広告のフォーマットが選択できます。ページ内広告、関連コンテンツ、アンカー等のフォーマットを選択できるのです。
(新)自動広告の収益効果のテスト
収益がいまいち出ていないブログでテストをしました。
趣味のブログで、収益は意外に低いのです。
1クリック単価がかなり低い時があります。
手動広告(広告ユニット)は、サイドに3つ、記事中に2つ配置しています。アドセンスの関連コンテンツは解放されているので記事下に配置しています。
それまでの自動広告はオンにすると広告表示回数がなぜか極端に少なくなり収益が出ないので現在はオフにしています。
効果を期待して、広告表示率は100%で運営しています。
自動広告のテスト内容
(1)自動広告をオンにします。スマホ向けアンカー広告はオフです。
(2)手動広告(広告ユニット)の配置は従来通り変更なし。
(3)クリック単価改善のため広告掲載率を100%からギリギリの80%まで下げました。
(1)~(3)の内容で開始しました。
1週間後の状況
自動広告をスタートして2日位は、大きな変化はみられませんでした。
広告表示回数は以前と変わらずにPV数の3倍から5倍が表示されます。
3日目位から、クリックされた単価は高くなっていきます。
クリック単価が若干上がていて落ちついています。高い時は数回でています。
1週間の比較では、収益効果は約20%増となっています。
アドセンスで調査した収益改善の平均16%増という数字が報告されてますが、ほぼ同じような数字となっています。
おわりに
アップデートされたアドセンスの自動広告は、たしかに20%アップの収益効果に改善されています。
ただ、期間が短いのでどこまでが効果なのかはまだ断定はできません。
理由は、サイト自体の改善も同時に行っているからです。
今後、このテストを続けて1カ月、半年位のデータをとりながら確認して行きたいと思います。
nao(NAOテック)