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インターネットの遅延時間「レイテンシ」とは?5つの原因と改善方法を解説

インターネットのスピードテスト結果に表示される「レイテンシ」とはなに?

今回はネットワークの能力指標のひとつ「レイテンシ」を分かりやすく解説します。

改善すれはインターネットがサクサク動きます。

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レイテンシ(latency)とはなに?

通常はネット回線速度で比較しますが、もう一つ「レイテンシ」は重要な指標です。

レイテンシ(latency)とは、インターネットを利用する時の快適さを測る指標です。

例えば、インターネットがどの位早いのかパソコンからスピードテストをしたり、スマホで自宅のWiFiがどれ位早いのかスピードテストをすることがあると思います。

その結果に表示される「レイテンシ」という数字です。

Googleのスピードテストでも表示されます。

レイテンシはミリ秒(ms)で以下の例の様に表示されます。

事例では「レイテンシ6ミリ秒」と表示されています。

WiFiのスピードテスト結果。レイテンシ表示例
WiFiのスピードテスト結果。レイテンシ表示例

つまり、レイテンシとはデータ転送における指標のひとつ。

データ転送の要求を出してから実際にデータが送られてくるまでの通信の遅延時間を指します。

例えば見たいWebサイトをクリックしてから実際に表示されるまでの時間(遅延時間)です。

レイテンシの単位はミリ秒(ms)。

  • レイテンシが小さい(低い):遅延時間が短く応答が早い
  • レイテンシが大きい(高い):遅延が長く応答が遅い

と言います。

レイテンシの目安は下記の通り。

  • 15ms以下:非常に速い
  • 30ms以下:速い
  • 50ms未満:普通
  • 50ms以上:やや遅め
  • 100ms以上:遅い

インターネットではアクセス速度が速い方が快適でユーザーは満足します。

Webを見ようとクリックしても、なかなか表示されないとストレスになります。

そのため、快適さを計る数字のひとつがレイテンシです。

似た用語に「Ping 」があります。Pingとはネットワークを通じて相手のコンピュータ宛に信号を送信し、そのコンピュータがその信号を送り返すことです。この往復に要した時間をレイテンシ(遅延時間)と呼びます。

レイテンシが発生する3つ分野と5つの原因

ユーザがインターネットで閲覧の要求をしてから実際に表示されるまで遅れを感じます。

レイテンシは大きく3の部分発生し合計5つの原因があります。

  1. ネットワークで発生する3つの遅延
  2. サーバー処理で発生する遅延
  3. アプリケーションで発生する遅延

ネットワーク関連で発生する遅延、サーバー処理で発生する遅延、アプリケーションで発生する遅延の合計がレイテンシを発生させます。

では、3つのレイテンシを解説します。

1.ネットワークで発生する3つの遅延

  • (1)ネットワークの伝送遅延(でんそうちえん)
  • (2)ネットワークの輻輳遅延(ふくそうちえん)
  • (3)ネットワークの伝搬遅延(でんぱんちえん)

では5つの原因を一つずつ解説します。

(1)ネットワークの伝送遅延

伝送遅延とは「パケット」が転送される時に生じる遅延です。

専門的になりますが、例えば画像を1枚相手に送るとします。

インターネトでは画像(情報)を送る時に一度細かく分けてバラバラ(ビット単位)で相手に送ります。

そして相手はバラバラになった画像の情報を受け取るとそれをもと通りに組み立てて1枚の画像を表示します。

伝送遅延とは、パケットの最初のビットが送信されてから、最後のビットの転送が完了するまでの時間のことです。

伝送遅延はパケットのサイズが大きい場合などで発生しやすくなります。

(2)ネットワークの輻輳遅延

輻輳は「ふくそう」と呼び、物が1か所に集中し混雑する様態のことを指します。

つまりネットワークでの輻輳遅延とは、回線が混雑していてパケットが渋滞しルータやスイッチが処理を待っている時に発生する遅延です。

ネットワークが混んでいる時におこる渋滞による遅延だと例えることができます。

(3)ネットワークの伝搬遅延

伝搬遅延とはパケット伝送で物理的に時間がかかって起こる遅れです。

送り側と受け取り側の間がかなり離れている場合。

その間のネットワークケーブルの距離が長いため、通信に物理的時間がかかり発生する遅れです。

伝搬遅延とは、拠点間のケーブルの距離が長いことにより、パケット伝送に物理的時間がかかることで発生する遅延です。

海外のサーバー接続よりも近場の国内サーバーの方が物理的データ転送時間が短くなる傾向があります。

2.サーバー処理で発生する遅延

利用するサーバーが原因で遅延することがあります。

  • 処理性能が十分でない
  • 利用がひっ迫しサーバーのCPUやメモリへの負荷が大きい

レンタルサーバーを利用する場合などでは、十分な性能がないと時にCPUやメモリの利用状況がひっ迫。

するとデータ伝送に関して十分なリソースが使用できなくなりレイテンシが発生する可能性があります。

3.アプリケーションで発生する遅延

サーバー上で稼動するアプリケーションやプログラムの設定が原因でレイテンシが発生する場合。

送信側のアプリケーションで発生する遅延、受信側のアプリケーションが応答を返す時に発生する遅延がもとで、レイテンシが発生することがあります。

レイテンシの改善方法

レイテンシの改善方法は利用する視点で変わります。

今回は、

  1. Webサイト運営者の場合:アフィリエイトブログ運営者など
  2. ネットユーザーの場合:一般のネット利用者

に分けて解説します。

1.Webサイト運営者の場合

運営しているアフィリエイトサイトのサーバーが海外にあるなら、国内のサーバーに切り替えることで物理的なネットワークの伝搬遅延は改善することが期待できます。

サーバーやネットワークのグレードアップ

利用しているサーバーのCPUやメモリのリソースが逼迫、処理性能の不足で遅くなる可能性があります。Webシステムを独自サーバー(オンプレミス)からレンタルサーバー(クラウド)への移行で簡単に性能のグレードアップがしやすくなります。

Webサイトのアプリケーション等の改善

Webサイト構築で使っているアプリケーションやファイル処理の改善でレイテンシが小さくなることが期待できます。

2.ネットユーザーの場合

早い回線速度のプロバイダを使っても、全体のレイテンシが大きければ快適だとは言えません。

その改善方法は以下のことが挙げられます。

レイテンシが小さくなり快適なネット利用が期待できます。

  • 最新のパソコン、スマホに交換
  • ネットワーク環境をチェック
  • IPV6に切り替える

最新のパソコン、スマホに交換

インターネットの回線速度はパソコンの性能によっても影響を受けます。

最低でも以下のスペックは欲しいところですね。

  • CPU:Core i3以上の性能
  • メモリ:4GB以上の容量
  • HDD:256GB以上
  • OS:最新の状況

最後にパソコンのシステム全体を管理するOSが最新の状態であるかも大切です。

この他に、複数のセキュリティソフト(1つにする)や不要なプログラムが常駐しているとレイテンシに影響することがあります。整理しましょう。

尚ブラウザは終了したInternetExplorerから、新しいMicrosoft edgeの利用に切り替えることも重要。

ネットワーク環境をチェック

モデム環境は要チェック。

契約してから年数が経過している場合、モデムや光回線のユニットなどはチェックしましょう。

いくら光回線で高速でもモデム、光回線ユニット、WiFiの規格が古いとレイテンシが大きくなりストレスになることもあります。

特にインターネット回線には光回線を有線接続、あるいは、無線ではWiFi、4G、5Gなどが主流ですね。この分野もどんどん新し規格へと進化しています。

IPV6に切り替える

光回線が遅い場合は、通信接続方式を現在の「IPv4」から最新の「IPv6」対応の通信サービスに契約する方法もあります。

従来のIPv4とは異なり「IPv6」は快適にインターネット接続が可能で利用者で混雑する時間帯でも快適に利用することがきます。

IPv6に対応した通信サービスを提供している光回線のひとつに【SoftBank 光】 があります。

もしSoftbank光に加入していればbb光ユニットも最新に交換してくれます。

まとめ:インターネットの遅延時間「レイテンシ」とは?

インターネットは快適にサクサクと使いたいものです。

サイト運営者とネット閲覧ユーザーの両方からレイテンシを改善する方法を解説しました。

気持ちのよいネット環境で利用しましょう。

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