Windows 11では、タッチパッドの有効・無効を簡単に切り替えるにはどうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、タッチパッドのオン・オフの設定方法を解説します。
外付けマウスを使用している際にタッチパッドが邪魔になる場合や、逆にマウスが使用できない状況でタッチパッドを有効にしたい場合など、様々なシーンで設定変更の方法も説明します。
タッチパッドとは?

タッチパッドとは、ノートパソコンのキーボード下部に搭載されている平らな操作面のことです。
指で触れることでマウスカーソルを移動させたり、タップやスワイプでクリックやスクロールなどの操作を行えます。
外付けマウスがなくても、指先だけでパソコンを操作できる便利な機能です。
最近のタッチパッドは感度が高く、マルチタッチ機能により複数の指を使った直感的な操作も可能になっています。
デスクトップパソコンには通常搭載されておらず、主にノートパソコンやタブレットPC特有の入力装置として広く利用されています。
タッチパッドはどんな時使う?

タッチパッドは主に外付けマウスが使えない状況で活用されます。
電車や飛行機での移動中、カフェなどの狭いテーブルでの作業時に重宝します。
また、マウスを忘れた時や故障した際の代替手段としても使用されます。
プレゼンテーション中にスライドを操作する場合や、ベッドやソファでリラックスしながらパソコンを使う時にも便利です。
さらに、マルチタッチ機能を活用してピンチイン・ピンチアウトで画面の拡大縮小を行ったり、3本指でアプリケーションを切り替えるなど、マウスではできない直感的な操作も可能です。
持ち運びが多いノートパソコンユーザーにとって、場所を選ばずに操作できる必須機能となっています。
マウスが使える場合のタッチパッド設定

外付けマウスが接続されている状態では、マウスの右クリックやスクロール機能を使って設定画面に簡単にアクセスできます。
この方法が最も直感的で、タッチパッドの詳細設定まで確認できるため、普段使いには最適な方法です。
設定アプリからの変更方法
スタートメニューから「設定」を開き、「Bluetooth とデバイス」を選択します。
左側のメニューから「タッチパッド」をクリックすると、タッチパッドの設定画面が表示されます。
画面上部にある「タッチパッド」のトグルスイッチをクリックすることで、オン・オフを切り替えることができます。
マウスが使えない場合のタッチパッド設定

マウスが故障している場合や、外出先でマウスを忘れた場合など、どのように設定したらいいのでしょうか?
このように、タッチパッドのみで操作する必要がある状況では、キーボードショートカットや特殊な操作方法を活用する必要があります。
これらの方法を覚えておくと、緊急時にも対応できます。
キーボードショートカットでの切り替え
多くのノートパソコンでは、ファンクションキーを使用してタッチパッドを切り替えることができます。
一般的には「Fn + スペース」や「Fn + M」などの組み合わせですが、メーカーによって異なります。
ぼくが使っているDellのノートパソコンでは「Fn + スペース」で可能でした。
キーボード上のファンクションキーにタッチパッドのアイコンが描かれている場合は、Fnキーと同時に押してください。
Windowsキーを使用した設定アクセス
Windowsキーを押してスタートメニューを開きます。

「設定」と入力してEnterキーを押します。

設定アプリが開いたら、Tabキーを使用してナビゲーションし、「Bluetooth とデバイス」を選択します。
ナビゲーションは、Tabキーを使うのがポイント!
さらにTabキーで「タッチパッド」まで移動し、Enterキーを押してタッチパッドの設定画面にアクセスできます。

ここで、オン・オフが可能となります。
オンの状態だと、タッチパッドが使えるため、オフにすることが可能です。
しかし、この段階でオフにすると、タッチパッドが利用できないため、オンにすることが不可能となります。
その場合、クリックできないため、ショートカットキー:「Fn + スペース」や「Fn + M」で、変更します。
この操作がうまく行かない時があります。
その場合は以下のリセットを利用すると、可能になります。
設定がうまくいかない場合のタッチパッドリセット方法
タッチパッドの動作が不安定になったり、設定変更が反映されない場合は、タッチパッドーのリセットしてみましょう。
デバイスマネージャーからのリセット
タッチパッドを展開すると、以下の画面になります。

ここで「リセット」をクリックすると、設定で不具合があった場合は解消される場合がありますので、試してみてください。
マウスを使っている場合にタッチパッドをオフにする方法
上の画面で、「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」にチェックをいれると、マウスもタッチパッドも同時に動作します。
使いにくい方は、チェックを外して、マウスを使う場合はタッチパッドがオフになるように設定しましょう。
タッチパッドに慣れるためには?

タッチパッドに慣れるには、まず基本操作から練習しましょう。
指1本でカーソル移動、軽くタップでクリック、2本指でスクロールを繰り返し練習します。
最初は感度設定を調整し、自分に合った速度に変更することが重要です。
日常的な作業でマウスを使わずタッチパッドのみで操作する時間を作り、徐々に慣らしていきます。
ジェスチャー機能も活用し、3本指スワイプでアプリ切り替えなど便利な操作を覚えると効率が上がります。
最初は違和感がありますが、継続使用により自然な操作が身につきます。
まとめ
Windows 11のタッチパッドは、マウスの有無に関わらず簡単にオン・オフ設定を変更できます。
マウスが使える場合は設定アプリやコントロールパネルから、マウスが使えない場合はキーボードショートカットやWindowsキーを活用して設定変更が可能です。
設定がうまくいかない時は、デバイスマネージャーからのリセットや電源管理設定の見直しが効果的です。
タッチパッドは外出先や狭いスペースでの作業に欠かせない機能であり、基本操作に慣れることでノートパソコンをより快適に使用できるようになります。