生成AIのChatGPTを使うとブログ記事は検索で上位表示されるのか?
AIライティングツールで書いたブログ記事はGoogleの検索結果でどうなるのか?
そこで今回はAIライティングツールを使って書いた記事がどうなったのか紹介します。
AIで書いた記事とは?
生成AIで代表的なのはChatGPTがあります。
OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットのことです。
GPTの原語のGenerative Pre-trained Transformerで「生成可能な事前学習済み変換器」という意味です。
なんかおかしな翻訳ですが、つまりネット上にある膨大な情報を学習して、それを元に新たにコンテンツを生成するという仕組み。
問題はその学習した内容が2019年9月ままででしたが、ようやく2023年4月まで繁栄したChatGPT-4Turboへと進化したようです。
2024年1月現在より約1年近く遅れた知識をもったAIと言えます。
とは言え1人の人間には到底収集が不可能は情報量です。
この膨大な情報量を持った生成AIにブログ記事を書かせたら、SEO、キーワードなどを考慮して素晴らしい記事を仕上げてくれると期待していました。
実際に記事を書かせてみました。
AIで書いた記事の検索結果
はじめに生成AIにブログ記事で書きたい内容のキーワードを入力して、どんな提案をするか待つと約十数秒で関連キーワードを聞いてきます。
AIに依頼したキーワードからさらに深くコンテンツ作成意図を調べようとします。
そこでメインのキーワードに関連したキーワードを1つ~2つ入力して待ちます。
すると、キーワードの関連した記事タイトルを5つほど提案してくれました。
それはぼくが今まで考えたことのないような記事タイトルでした。それが5パターン提案してきました。
ぼくはそこから書きたい記事の内容をしっかり表現したタイトルを1つ選びます。
すると、AIはそのタイトルを元に記事構成を1つ提案してきます。
その記事構成には記事のキーワード、記事タイトル、見出しを約5つを提示してきます。
ぼくはその記事構成を次のように使いました。
- そのまま使う
- リライトして使う
- 追記して使う
AIが提案した記事構成をなんの修正もせずにそのまま使うことをテストしました。
さらに、AIが提案した記事構成を自分なりのオリジナリティを出してリライトしました。
3つ目は、AIが提案した記事構成に最新の情報を取り入れた内容を追記してテストしました。
これらの3つのテストをした結果は次に解説します。
利用したAIライティングツールは「ユーザーローカルAIライター」で会員登録不要です。
法人・個人を問わず無料で利用可能 ➡ User Local AI WRITER
AIで書いた記事は上位表示されない?
AIが提案した記事構成を3つの方法で検索順位がどうなるのかテストしてみました。
記事を投稿してから3週間後の結果です。
そのまま使う
AIが提案した記事構成をそのまま使い、記事内容を記事構成に基づいてAIに自動で書いてもらいました。
その結果、記事は3週間経過してもGoogleの検索順位では90位近くです。
青が表示回数、赤が掲載順位(Googleサーチコンソール)
圏外ではないのですが、それなりの評価です。
これから時間が経過するとそれなりに上位へ変化するのか、このまま消えるのかは経過を観察します。
リライトして使う
次はAIが提案した記事構成を自分なりのオリジナリティを出すべくリライトしてみました。
つまりAIの提案に対して少し逆らってみたのです。
これは意外と検索順位は初めは50位前後でしたが徐々に15位以内になっています。
青が表示回数、赤が掲載順位(Googleサーチコンソール)
とは言え、Googleの評価はまだ低いようです。
追記して使う
最後のテストでは、AIが提案した記事構成を見直し、さらに最新の情報を追記しました。
さらにAIが自動で書き上げた記事内容をもとに自分なりの言葉と最新の情報を元にリライトしました。
青が表示回数、赤が掲載順位(Googleサーチコンソール)
これは、あっという間に検索上位で平均4.5位で10位以内にランキングされました。
表示回数も伸びてきました。
AIで書いた記事はリライトが必要
ここまでの説明はデータに甘さがあるので参考程度でまとめています。
はっきり言えることは生成AIは記事構成や自動生成したコンテンツをそのまま使っても圏外ではなく90位程度だと言えます。
しかし、記事構成にオリジナリティを追加したり、AIが自動生成した記事内容を人間がリライトして最新の情報にリライトすることで、オリジナリティがぐっと上がり、Googleの評価を得ることが期待できること。
Googleの評価エンジンは、生成AIが自動生成した記事を見極めないと、オリジナリティを評価できないことになります。
AIが生成した記事をGoogleはどのように評価するのでしょうか?
かなり気になるところではないでしょうか。
Googleの公式X(旧Twitter)を参照すると、「AIが作成したコンテンツが検索エンジンに評価されるかはまだ正しいとは言えない」としています。
AIで作ったコンテンツには魔法の様なランキング機能はないとも伝えています。
しかし、コンテンツ内容が正確でありユーザーに役立つなら、Googleに評価される可能性はあるといいます。
詳細は以下のGoogleのリンクをご覧ください。
参考:Google SearchLiaison:https://twitter.com/searchliaison/status/1681395055775592454?s=20
AIで書いた記事の検索結果(まとめ)
生成AIが自動で書いたブログ記事はGoogleのエンジンがどう評価するのかをテストしたことを紹介しました。
生成AIの持つ学習したコンテンツを人間が集めることは不可能といえます。
つまり、生成AIが提案した記事構成等は、人間がかつて視点としてきたことを学習しているので、それはかなりの確率で正しいといえます。
しかし、その学習内容は2023年4月現在までを参考にしていることから、最新のコンテンツを作る場合はやはり自分で作成する方がいいのかもしれません。
ちなみに歴史や温泉など時代性に影響されないコンテンツは生成AIで作った記事でもGoogleの評価は高いのではないかと推測しています。
次回は、歴史や遺跡、過去の事象に関連する時代性のない記事でテストしてみようと考えています。