ブログは複数運営した方がメリットがあるのでは?
一般的にはそうですが、実は複数運営して成功するか失敗するかの条件があります。
それはどれだけブログに時間を費やせるかです。
なぜなら費やせる時間が少ないとブログを複数運営することに失敗するからです。
この記事ではブログを複数運営するメリットと失敗のリスクを説明します。
ブログを複数運営するメリット
ブログを複数運営すると一つだけの時よりも手間が多くかかります。でも、成功すると収入は1つの時よりも多く得ることができるメリットがあります。
ブログを複数運営するとどんなメリットがあるのか説明します。
ブログを複数運営すれば収益は増える
ブログを複数運営すると、当然収入は増加します。しかし、条件があります。それは、複数のブログがそれぞれしっかりと管理されていて、各ブログの収入が上がっていることです。
極端な例ですが、ブログを1つだけ運営して月1,000円の収入があったとします。一方で5つのブログを運営していて1つのブログが月1,000円の収益があれば、合計5,000円の収益になり5倍です。
逆を言えば、5つのブログが月に各200円の収入があれば同じ収入になります。
一つ一つのブログの収入が小さくても、5つ合計すれば、大きな収入を出す1つのブログと同じになります。このことは、5つのブログのひとつが何かのアクシデントで収入が0円になったとしても、他の4つのブログで800円を稼ぎ出すことができます。
5倍の収入になることもあれば、同じ収入でもリスクを減らせることにもなります。これがブログを複数運営するときのメリットとなります。
変化に対してリスクを分散できる
前のところで少し説明した通り、ブログを複数運営すると収入減少のリスクを分散させることができます。
1つのブログだけで収入を得ていると、途中でPV数が減少する大きな変化があった時に収入も大きく減少してしまいます。でも、複数のブログを運営していれば、他のブログが収入を補完してくれるので、全体として収入が大きく減少することはありません。
ブログを運営する上で覚悟しておかなければならない代表的なリスクには2つあります。
- Googleコアアルゴリズムアップデート
- GoogleAdSenseのポリシー違反による収入の停止
Googleコアアルゴリズムアップデート
コアアルゴリズムアップデートは、Googleが年間に数回実施(近年は年3回に分けて実施)します。内容は、検索結果を決めるための「Googleコアアルゴリズム」を変更します。
例えば検索結果1位の素晴らしいコンテンツでも内容が「ガラ系の携帯」に関する記事だったらどうでしょうか?同じレベルの記事なら「スマホ」に関する記事の方がユーザーには欲しい情報ですよね。
極端な例ですが、検索順位1位だった「ガラ系の携帯の記事」はガラ軽がもうないので圏外へ、その代わり「スマホの記事」を検索順位1位に持ってくるような感じです。
このため、Googleコアアルゴリズムアップデートは検索順位に大きな影響がでることがあります。実際に検索順位3位にあった記事がアップデート後には27位になったこともあります。
検索順位が下がると、収入もそれに伴って「ガクン」と減ってしまいます。たった1つだけのブログで収入を得ていると、時としてこのようなことが起こってしまう危険性があります。
GoogleAdSenseのポリシー違反による収入の停止
もう一つはGoogleAdSenseを運営する場合です。GoogleAdSenseではポリシー違反をすると広告の配信が1週間~1カ月程度ストップします。その間は収入は0円となります。
GoogleAdSenseでポリシー違反となる原因のひとつ「無効なトラフックの問題」によって広告配信がストップする場合、収入0円のリスクがあります。
GoogleAdSenseのアカウント1つでブログを複数運営していてアカウントが停止する場合です。この場合は、GoogleAdSenseのアカウントに登録しているすべてのブログにAdSense広告の配信がストップしてしまいます。ブログを複数運営していると一網打尽に収入が無くなります。
GoogleAdSenseの場合はブログを複数運営していてもメリットはありません。
ただし、GoogleAdSenseの広告配信が止まっても物販アフィリエイトは運営できるので、そこから収入を得ることができます。その場合は、ブログを複数運営するメリットがでてきます。
ブログ間でいいとこ取りができる
ブログを複数運営していると、サイト設計やコンテンツ作成に大きなメリットが出てきます。それは、複数のブログのいずれかで収入が増加する成果を出した時です。
期待される以上に収入を出したサイトや記事を分析すると、収入につながる意外なことを発見する場合があります。そこで発見したノウハウを別のブログにも使える場合は活用することもできます。
キーワードの使い方、記事の構成方法、ライティングのスキルなど、お互いのブログからいいとこ取りをしてさらに収入を増やすことにつなげることができます。
ブログを複数運営することで得られるメリットとなります。
記事を継続して投稿できる
ジャンルの違うブログを複数運営していると、ブログを長期にわたり続けることができるメリットがあります。
それは、ネタ切れを起こしすぐには記事が書けない場合です。ジャンルの違うブログを複数運営していると、別のジャンルのブログに頭を切り替えて記事を書くことができます。
そして、ネタの見込みが立ったら、また記事を作って投稿すれば時間の無駄にはなりません。
一つだけのブログを運営している場合に、記事のネタをキーワードから探して多数書けるのですが、実は、結構書き尽くしてネタ切れになるときもあり得るのです。
ちょっと散歩する気持ちでべつのジャンルのブログで頭をリフレッシュさせることができるのも、府ブログを複数運営しているメリットです。
アフィリエイトを分けることができる
アフィリエイトにはGoogleAdSenseの様にクリック報酬型とA8.netのようなASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を使って成果報酬を得る場合があります。
GoogleAdSenseのブログとアフィリエイト系のブログでは、サイトの設計方法が違います。大きな収入を望む場合は、それぞれのブログでサイト設計をします。
その場合にブログを複数運営することになります。もちろん1つのブログでGoogleAdSenseとA8.netの両方を運営することもありですが、どっちつかずのサイトになってしいます。
ブログを複数運営することがメリットとなります。
ブログの複数運営で失敗するリスク
ここまでブログを複数運営するメリットについて説明してきました。それではデメリットはないのでしょうか?
ブログを複数運営して失敗するリスクにつてい紹介していきます。
記事の更新が中途半端になる
ブログを複数運営すると、記事の更新が追いつかなかったりして投稿の無い月もあったりします。
ブログに記事が投稿されなくなってくるとGoogleの評価も下がりかねませんよね。
行き詰まるブログがでてくる
ブログを複数運営していると、どうしてもジャンルに偏りが出来てきます。記事が何本でも書けるブログもあれば、なんとか1記事が書けるようなジャンルのブログもあります。
最初は興味もあり記事を多数投稿してきたのに、知識に奥深さがないことから徐々にブログから離れていくことも間々あります。
その内に放置ブログとうか放置ドメイン化してしまいかねません。ブログを複数運営する場合は、ジャンルの選び方やどれ位の記事がかけるのかサイト設計することが大切です。
思い付きでブログを作ってしまうと「ゴミブログ」が増えてしまうことにもつながります。
管理の目が行き届かなくなる
収入を得るためのブログを管理するには、日々チェックする項目は多くあります。例えば、通常のチェック項目の事例を以下の通り上げてみたいと思います。
- Googleアナリティクスのデータチェック
- Googleサーチコンソールのデータチェック
- アフィリエイトの管理画面からデータのチェック
- GoogleAdSenseの管理画面からデータのチェック
- WordPressと各種プラグインのアップデートの処理
- セキュリティに関するサイトのチェック
- 記事のPVデータとリライトのチェック
- 記事の検索順位とキーワードの適合チェック
- その他
たった一つのブログでも、これらの管理項目をチェックするのが理想的ですが、難しいことも多いのです。
これらを例えば5つのブログで行うならば、少なくとも1時間はとられます。
ブログを複数運営すると、さらにそれぞれのブログでも同様なチェックがおこなわれるので相当な管理時間が欲しくなります。
これが甘くなると、収入も連動して減っていくのです。ここがブログを複数運営するデメリットとなります。
その内に面倒になり管理すらし無くなり、複数のブログの内1つ程度が残ることになり失敗につながるリスクが高くなります。
ブログを複数運営する条件
ここまでブログを複数運営するメリットとデメリット、失敗するリスクについて解説してきました。
では、ブログを複数運営するにはどんな条件があるのでしょうか?
その答えは、十分なブログの管理に費やす時間があることです。
記事の設計の時間が十分にあること
記事を書く場合、突然書き始めたのはブログを始めた最初のころですよね。
収入を得るブログの記事を作成するには、半分は記事の設計に費やす時間が必要です。キーワードの選定、対象者の分析、トップ記事の分析、自分のブログのテーマや見出し、メタディスクリプション、導入文などの記事設計が大切です。
これらを考える時間が複数のブログにおいて必要になります。
ブログの記事を書く時間が十分にとれること
ブログを複数運営すると、ジャンルの違う記事をそれぞれのブログから公開することになります。
ブログには自然検索から流入するユーザーもいれば、リピーター(読者ファン)もいて投稿される記事を楽しみに待っているユーザーも必ずいます。
複数のブログで、そのユーザーに最新の記事を届けるためには、記事を書く時間が無いと実現しませんね。ブログに費やす時間を用意することが大切です。
記事の効果測定を日々チェックする時間があること
投稿した記事はどれで完了とななりませんね。
どれ位反応があったのか効果はどうなっているのかを、日々チェックする時間も欲しいところです。
サイトの状況を管理する時間があること
先にも述べたように、サイトがどうなっているか複数のブログをチェックし管理する時間も必要になってきます。気が付かないうちにWordPressに外国からアタックされていたり、スパムによってデータがおかしくなってしまったりします。
セキュリティも含めて複数のサイトを管理する時間が欲しくなります。
最初は1つのブログで安定した収入を上げる
ブログを複数運営して収入を得ることを説明してきました。時間があれば、複数を運営することをおすすめします。
しかし、そこまで時間が取れない場合がありますよね。その時は、1つのブログをしっかりと育てることに集中することをおすすめします。
その理由は、一つのブログがしっかりと収入を上げる前に、新しくブログを作ると、どっちも同じレベルのブログになってしまうからです。
ブログの記事を書いていて体験したと思うのですが、半年前の記事を読み返すと、なんと「こんな書き方をしていたのか!」とライティングのスキルの甘さに気付きますよね。
なので、ある程度1つ目のブログが成長した段階で、次のブログに着手する方が2つ目のブログは改善されたところからのスタートになります。
2つ目より3つ目の方がさらに改善された段階からのスタートになるからです。
ぼくのブログは1つ目は「これが記事?」と言えるようなブログですから、2万アクセスあっても収入はごくわずかです。
ところが、4つ目ともなるとブログは記事やサイト設計が先行して作られているので、少ない記事数で多くの収入が発生していることが分かります。
おすすめは、1つ目のブログをシッカリと作ることに慣れることだと面ます。
そらから2つ目を作るのは、ノウハウがあるので効果的なブログができます。
ハイブリッド型のブログ複数運営とは?
ブログを複数運営することが軌道に乗ってくると、どんな現象が起こるか紹介します。
事例として初心者に人気のGoogleAdSenseで説明します。1つのアカウントで複数のブログを運営できるのがGoogleAdSenseです。
つまり、複数のブログの収入や様々なデータが一元管理できるメリットがあります。
副巣のブログを一つのブログに見立てて収益管理ができるのです。
例えば次のような5つのブログを複数運営したとします。
- ブログA:150PV
- ブログB:800PV
- ブログC:50PV
- ブログD:100PV
- ブログE:500PV
それぞれのブログの1日のPVは少ないのですが、5つのブログを1つのブログと見なすとどうでしょうか?1日のPVは、1,600PVとなり、単純計算で月に48,000PVのブログとなります。
5つのブログは、それぞれが「カテゴリー」的な存在に見なすことができます。これらのデータを管理していると、一つの大きなブログを運営しているのと同じ感覚になります。
適当な名称ですが「ハイブリッド型のブログ運営」と勝手に呼んでいます。
5つのカテゴリ(ブログ)をもったブログ(ハイブリッド型)は、CPC、CTRなどのデータをみていると、個々のブログを扱っているような感覚な無くなります。
Googleのコアアルゴリズムアップデートがあっても、影響のリスクを最小限にできます。
また、現在ユーザーに必要な部分だけ記事間の相互リンク(ペナルティに注意)を活用しています。これもまたブログを複数運営しているメリットです。
まとめ
ここまでブログを複数運営することのメリットと失敗するリス(デメリット)について説明してきました。
内容をまとめると次の3つになります。
- ブログを複数運営するには費やせる時間が必要
- 1つ目のブログに集中してノウハウを学び、2つ目以降に活かす
- ブログを複数運営すると、リスクの分散、収入の増加が見込める
ぜひ、ブログを複数運営して収入を増やしてくださいね!
でも重要なことは、収入以上に「ユーザーの利便性と有益なコンテンツ」であることをお忘れなく!