10月からGoogleアドセンスでは新しい自動広告がスタートしました。自動広告がどれ位効果があるのかを実際にブログに設定して調べてみました。
改良されたアドセンス自動広告の特徴
10月からGoogleアドセンスの自動広告が新しくなりました。新バージョンの自動広告で改良されたのは、「ユーザー エクスペリエンス」をさらに柔軟にカスタマイズできるようになったということです。
Googleアドセンスでよく出てくる 「ユーザー エクスペリエンス」という言葉にはどんな意味があるのか確認してみました。
参考に、アメリカの調査会社が定義している内容を引用してみました。
模範的なユーザーエクスペリエンスの第一要件は、手間や面倒なしにユーザーのニーズをきちんと満足させること。次に、所有や仕様を喜びとするようなシンプルさやエレガンス。真のユーザーエクスペリエンスとは、顧客が欲しいと言っているものを提供することでもなければ、チェックリストに載っているような機能を提供することでもなく、もっとはるかに優れたものである。
引用: Nielsen
つまり、「ユーザーのニーズをきちんと満足させてくれて、さらにシンプルさやエレガンスさがある優れたもの」だと考えられます。
手動広告から新自動広告への切り替え
手動広告から新自動広告に切り替えたデータを紹介したいと思います。
それまでは自動広告にすると、意図しない場所に広告が表示されてデザインが崩れるという点が問題でした。そのため、効果が見込める場所に手動広告により配置していました。
3つのブログの中で実験に使用したのは、もっとも収益に上がっていないブログで行いました。
このデータは、ある日を起点として前後7日間の比較をしたものです。アドセンスの規定上、具体的で詳細なデータは掲載できないため、概要を書きたいと思います。
収益効果が変化した点
手動広告は、そのまま変更せずに設定をしておきました。その上で自動広告をオンにして実験しました。
理由は、アドセンスの動画によるアドバイスの中で「自動広告だけよりも、手動広告と一緒に利用することで収益効果が期待できる」としていたからです。
サイトの収益 増加
あまりにも大きな数字で驚いたかもしれませんが、切り替えるまでの収益が少なかったから増加率が大きくなってしまったのです。
この数字は、単に2.21倍に収益がアップしたことを表しています。
クリック率 増加
広告がクリックされる割合が増加しています。
これは、自動広告の導入により、それまでの手動広告では得られなかったクリック数が増えて、その結果サイト収益をアップさせた要因の一つとして考えられます。
その他のCPC、CTRをはじめとする指標についても以前よりも大きく改善されたことは確かです。
この記事では以下のGoogleの規定で実際のデータが公表できないのでご了承下さい。クリック率やクリック単価に関しては「広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計」に含まれる可能性があるため公表を控え記事から除外しています。
11.秘密保持
引用:AdSense オンライン利用規約
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、・・・(省略)
まとめ
わすか7日間の比較ですが、今後さらに経過を観察してみたいと思います。
ユーザエクスペリエンスが改良されたことで、わたしたちの自動広告の使い勝手がシンプルになりました。それはユーザー側へのメリットであり、それだけで収益がアップしたとは考えられません。
一方、GoogleアドセンスのAIを含む「自動広告自体の能力」が日々更新されていることが裏にあると思います。
半年前の自動広告と比較するとその効果は大きく効果が改善されていることに気が付きます。
今後Googleは、自動広告に収束していくと考えられ、それに伴いユーザーにマッチした広告表示がさらに改良されていくのでしょう。
現在は、3つのブログの内2つに自動広告を設定して運用しています。
nao(NAOテック)