Googleアドセンスを運営しています。収益は増減するのは当然なのですが最近の乱高下はかつてない幅です。
様々な要因で収益は増減するのですが、新型コロナの影響も含めて検証してみました。その内容を以下の3つのテーマで紹介します。
その2:考えられる5つの原因
その3:対策の検討
その1:アドセンス5月の収益増減とは
Googleアドセンスの収益が増減するのは当然の現象で何ら心配はありません。
しかし、今回は違っていました。
理由は、原因となる要素が複雑に絡み合っていることで見えなくなっていることです。
例えば新型コロナによる経済への打撃で企業経営の先行きが見えない中で広告量がどの様に影響しているのかなど問題は複雑です。
さらには2020年5月4日のGoogleのコアアップデートの影響、COVID-19による季節性イベントが皆無となったことなどの影響もからみあっています。
日々の収益は最低と最高で約6倍の幅で変化するという大きな乱高下が発生していました。
一方Amazonアソシエイトの収益は外出自粛の影響も含めてネット販売が増えた原因で増加していて昨年1年間の収益を3カ月で達成するほどでした。
記事では収益の増減はの実データが規定で出せないためご了承下さい。
その2:考えられる5つの原因
アドセンスの収益に与える原因は様々ですが今回影響したとみられる5つの事を考察してみました。
(1)季節性の変動
Googleアドセンスでは収益には季節性があると言っています。
ステップ 1: 季節的な変動の要因を把握する
引用:Google アド マネージャーヘルプより
季節性とは、毎年同じ時期に発生する予測可能な変動やパターンのことです。季節的なイベントは、次の 3 つのカテゴリに分類されます。
文化(例: イースター、感謝祭、クリスマス、旧正月)
商業(例: ブラック フライデー、母の日、Amazon プライムデー)
特別(例: スポーツ トーナメント、選挙)
こららの要因で気になるのはこれから収益が増加する季節に入るアウトドア系ブログの収益が減少していることです。
(2)トレンド記事の影響
トレンドを扱っているブログでも同様に収益が減少しています。トレンドブログの記事には3月から新型コロナの記事が多くなりました。
外出自粛やテレワークにより自宅にいる時間が長くなりネット検索が増加したとすれば3~4月に収益が倍増した理由は理解できます。
大型連休が終わり自粛が段階的に緩和された後の5月はその影響により収益が減少する要因はあるかもしれません。
事実としてデータは規定で出せませんので概要を書きます。新型コロナ感染で緊急事態宣言が出たころはいつまで続くのかという不安が増加していました。
それと感染の拡大がヨーロッパからメリカへにパンデミックの中心が移りました。このことでさらに新型コロナの感染拡大がどうなるのかという関心が強くなり記事が読まれたことでアドセンスのPV数がかなり増加しています。
その後、東京の第1波が収束に向かい自粛の緩和が始めったころから日々のPV数が減り収益は減少し始めました。
(3)自動広告・手動広告の影響
自動広告と手動広告についてテストしていました。自動広告だけで運用したり手動広告だけで運用したり、最後は自動広告と手動広告をミックスして運用してデータをとっていました。
その影響が出た可能性もあります。自動広告を切った後から収益が減少になっています。
(4)Googleコアアップデートの影響
Googleは2020年5月4日(米国時間)からコアアルゴリズムアップデートを開始しました。ロールアウトといって順次アップデートが進んで行きます。その期間は通常のアップデートと同様に1~2週間程度で完了します。
今回は新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中で行われました。ユーザーへの正しい情報を提供する必要せいからコアアルゴリズムの調整を行ったことも予想されます。
その影響がトレンドブログでの新型コロナ記事の検索順位に影響を与えたかもしれません。
(5)新型コロナの影響
新型コロナ感染の拡大により経済への影響ははかり知れません。大手航空会社や大手自動車メーカーを始め、Google自体も広告収入が減少していることを公表しています。
企業(クライアント)から広告が減少することは想像できる範囲です。そのことで広告の出稿量が減少したり入札価格が下落したりと影響のリスクは少なくありません。
事実、企業の業績悪化が分かる4月から新年度の広告費を抑える年度を迎えたことで5月のアドセンス広告が減りブログへの影響が出ているかもしれません。
その3:対策の検討
5つの原因について個々に要因の検証を行っている最中です。
自分の範囲で出来る確認は自動広告と手動広告の利用方法と広告の配置です。
その他の季節性の影響、コアアップデートの影響、新型コロナの経済駅影響についてはしばらくデータを積み重ねて検証する必要があります。
おわりに
2020年5月のアドセスの収益が減少したことについてまとめました。
今後数か月をかけて分析をすれば今回の収益減少の原因がさらに明確になると思われます。