アドセンスの自動広告の効果について様々な記事があり、読んでみるとほとんどがその通りだと思います。
従来1年ほど自動広告を使ってきました。もちろん広告があっちこっちに自由に出ないように制限をかけて使ってきました。
しかし、ある理由からアドセンスの自動広告の利用を一時的にやめることにしました。
その理由と広告ユニットを手動で配置する方法に切り替えた効果などを紹介したいと思います。
アドセンスの自動広告のメリット・デメリット
自動広告を使っていないので、アドセンスから「どうして自動広告を使わないの?」とアンケートが来ました。
まず、自動広告を使ってみた1年間のメリット・デメリットです。
自動広告のメリット
自動広告は記事に隙間があると、大げさな言い方ですが、どこにでも入り込む特徴があります。
広告の種類はディスプレイ広告やネイティブ広告などを選んでちりばめてくれます。
様々なところに手動で広告を配置していたら、時間がかかるし面倒なので、自動広告のメリットだと思います。
自動広告のデメリット
AIが統計を学習して効果のある場所を探して、そこに配置してくれるからいいのですが問題があります。
記事を読むのは人間だから、人間にはじゃまになる場所もあります。
AIが広告効果のデータを解析して効果的な場所に広告を貼るのはいいのですが、そこなジャマだということが結構あります。
それと、人間が目で見るアナログ的なデザイン感覚からすると、いくら解析したからといって記事のテーマ下にでかでかと掲載するのは、人間の視線を分析したことでそうするのでしょうけど、見る方にはとても耐えられるものではありません。
なので、自動広告といえども、手動で手直しして使うことになるのがデメリットです。
自動広告を使えない2つの理由
アドセンスの自動広告についてメリットとデメリットを書きました。収益は自動広告だからといって、それほど手動広告と変わるのものではありませんでした。
まとめると以下の理由から自動広告を使っていません。
ブログのデザインを崩すのと収益に差がない
理由のひとつは、ブログ全体のデザインを考慮しない広告配置をするからです。
もちろん広告効果的には、最大の配置なのでしょうけど、人間が受け入れられるまでには今一つ改善が必要かもしれません。
自動広告と手動広告配置での収益に差がなかったことも一因です。
自動広告を自動に任せると広告展示会のような記事になってしまします。
むしろ人間をじゃましない、さらに広告が手助けになる位置というものがあるのです。
2,000字~3,000字程度の記事では、手動広告で3~4本程度広告を配置した方が、収益はよかったようです。
無効クリック対策用PHPのコードが効かなくなる
無効なトラフックの原因となる「無効なクリック」からアドセンス広告を守るために、PHP内にコードを書いています。
このコードとプラグインAICPとのコラボで、不正クリックのIPアドレスとどこからきているのかが明確にわかる仕組みを施しています。
そのため、自動広告を使うとその仕組みが使えなくなり、プラグインAICPだけの保護となってあまり効果がでなくなるのが理由です。
かなりアクセスが多く成長しているブログなら日常茶飯事に「無効なクリック」が発生するため、AICPだけでもないよりはましな対策ができます。
ブログのアクセスが増加し、収益がある程度増えるとと、無効なクリックが発生してもアドセンスの広告配信が止まらるのではなく、収益から無効クリック分を差し引く仕組みにシフトするからではないかと感じています。
しかし、開設から2年程度のブログでのテストでは、無効なクリックが発生するとアドセンスの広告配信が2週間から1カ月も停止するポシリー違反の制裁を受けることになります。
ある程度ブログが成長してPVが月に15,000PVあたりを超えたら、自動広告でも安心して使えるかもしれません。
まとめ
アドセンスの自動広告は全てお任せで、ボタンのクリック一つで広告を配置してくれる便利な機能です。
しかし、デザインを崩したり、意図しない記事内への配置など改善が必要な段階だと感じています。
今後、AIの学習がすすんだらもっと自然で人間をじゃましない広告配置ができるようになると期待しています。
現状ではまだまだ、手動広告の配置で行う方が収益に結び付いているので、自動広告は使っていません。
でも、時期が到来したら、切り替えてみるつもりです^^