IT業界への転職はどうなのでしょうか?
WordPressができるとメリットがあるのか?
結論から言うと「未経験でも転職は可能」です。
特に20〜30代であればポテンシャル採用もあり、40代以降はスキルや実績が強みになります。重要なのは 「どの職種を狙うか」 と 「学びながら経験を積める環境を選ぶか」 です。
今回は、IT業界の概要と技術者の職種や年収、将来性について解説します。
IT業界を知るための参考にしてください。

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長年IT業界への就職などに携わっていた経験も参考に
説明します。詳しくはプロフィールをご覧ください。
IT業界は4つに分かれている

ITとはInformation Technology(情報技術)の事を言います。
ITは私たちの生活を支える重要な技術です。
では、IT業界の仕事と職種はどのようになっているのでしょうか。
IT業界には
- ソフトウエア業界
- ハードウエア業界
- インターネット業界
- 情報処理サービス業界
の4つの業界があります。
各業界の仕事内容と職種はどのようになっているのでしょうか?
4つの業界の仕事内容と職種について解説します。
1.ソフトウエア業界

ソフトウエア業界の仕事には大きく分けてオペレーティングシステム(OS)とアプリケーションソフトの2種類あります。
主にこの2種類を開発する仕事の業界です。
オペレーティングシステムとは、コンピュータシステムを管理するソフトで、UNIXやWindows 、スマホ様にAndroidやiOS等があります。
アプリケーションソフトは、OSが管理するコンピュータ上で動作するプログラムで、多種多様な業務に応じて開発されます。
アプリケーションとは様々な事に対応する意味なのです。
IT業界の主な職種と特徴
- エンジニア系(システムエンジニア、プログラマー)
- 必要スキル:プログラミング言語(Java、Python、PHPなど)
- 年収:400万〜800万円(スキル次第で上限は青天井)
- 将来性:非常に高い。AI・クラウド・セキュリティ領域は特に需要増。
- インフラ・クラウドエンジニア
- 必要スキル:ネットワーク、サーバー、AWSやAzureの知識
- 年収:450万〜900万円
- 将来性:安定。クラウド化で需要は拡大。
- Webデザイナー/フロントエンドエンジニア
- 必要スキル:HTML/CSS、JavaScript、デザインツール
- 年収:350万〜600万円
- 将来性:デザイン+マーケ知識を持つ人材は強い。
- ITコンサルタント/PM
- 必要スキル:業務知識、マネジメント力、IT理解
- 年収:600万〜1,500万円以上
- 将来性:上流工程を担える人材は常に需要大。
2.ハードウエア業界
ハードウエアは機械そのものです。
コンピュータの本体もあれば通信を含む周辺機器まで幅広い業界です。
組込みシステムエンジニア
一方、家電や自動車、スマート機器などの製品にコンピュータシステムを組み込んでしまう技術を担う「組込みシステムエンジニア」という職種もあります。
製品に応じた開発をするので特殊なプログラム言語の知識も必要で高度なスキルが要求される仕事です。
3.インターネット業界

インターネット業界には、2種類の企業があります。
企業向けにサービスを提供する企業(BtoB)
Webサイトの制作、ネットワークの構築、さらにはインターネット広告作成などを担うIT企業があります。これは「企業向けのサービス」を提供する企業です。
個人向けのサービスを提供する企業(BtoC)
SNS、ポータルサイト、ショッピングサイトなどの、個人向けのサービスを提供する企業があります。
職種としては、ネットワークエンジニア、Webデザイナー、Webクリエーターがメインで活躍しています。
この職種の特徴はWebデザイナー、Webクリエーターでもデザインに必要なプログラムの仕事を兼任する場合もあることす。
4.情報処理サービス業界
多種多様な業界や企業の「情報システム」をパッケージで一貫して請け負う業界です。
例えば、企画、設計、開発、構築、導入から、その後の保守、運用までを一貫して請け負う仕事です。事例としては、銀行のATM、店舗のレジ、配送関連の流通システムなどが該当します。
企業が抱える課題や改善事項をITを駆使して解決していく仕事をします。
SI(システムインテグレーション)とも言います。職種としては、システムエンジニア、プログラマがあげられます。
WordPressスキルの価値はあるのか?
WordPressは世界中のサイトの約40%以上で使われているCMS。学ぶメリットは以下です。
- 実務的に即戦力
コーポレートサイトやメディア構築の現場で「WordPressできる人」は重宝されます。 - フリーランスや副業に直結
サイト制作の案件(10万〜50万/件)は豊富。ブログ運営で広告収益を得る道もあり。 - 転職でも評価される
特にWeb制作会社やマーケティング会社では「WordPressが触れる」ことは採用のプラス材料。 - ただし専門職としては弱い
エンジニア職に応募するなら、PHPやJavaScriptを深めて「WordPress+α」のスキルが必要。
ITエンジニアの年収はどれくらい?
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(平成29年)にシステムエンジニアの年収の調査があります。このデータを元に年収を計算しました。
計算式:きまって支給する現金給与額×12ヵ月+年間ボーナス支給額
2018年度 SEの平均年収 570.3万円
この職種の年齢別賃金は以下の表を参照下さい。

IT業界の将来性はどう?
IT業界は拡大を続けており、それに伴うIT系職種の人材不足が将来においても続いていくと予測されています。
- IT業界全体:AI・クラウド・セキュリティは今後10年以上需要拡大。
- WordPress単体:案件は今も豊富だが、AI自動生成やノーコードツールの普及で競合増加。ただし「マーケティング・SEO・デザイン」と組み合わせれば強みになる。
2030年には、59~79万人の人材不足
その数は、2020年は約37万人、2030年には約59~79万人もの人材不足と推測されます。
IT系を志望する学生は希少価値であり、いまや引っ張りだこというのが現状なのです。
就職を目指す学生の方ばかりではなく、中途採用や転職でもこれらIT系職種で広く人材を募集しています。
IT業界経験者向け転職サイトを利用する方法
IT業界の経験者が転職を目指すには専門家によるアドバイスが必須ともいえます。
その理由は業界の求人情報や直近の年収などの詳細をリアルタイムで把握しているからです。
転職を成功させるためには、転職専門エージェントをチェックしてみましょう。
まとめ
IT業界の仕事と職種と将来性についての概要を説明しました。この業界は説明の通り人材不足が今後も予測されています。
これからIT業界への就職、転職を予定されている方は、ねらい目の仕事・職種がある業界ではないかと思います。
IT系の仕事は、理系・文系を問わず活躍できる職種です。これは、40年前から変わっていません。
特にSEの仕事は、ベースとなるの業界知識、顧客の要望している意図をくみ取り、実現するためのコミュニケーションが求められています。
IT技術者教育での長年の経験から、様々な角度をもってIT業界を紹介してまいります。