「新しいWiFiルーター買ったから、今まで使っていたのをあげるよ」と友人からもらったどうする?
そのWiFiルーターは使っても問題はないのでしょうか?
そこで今回はもらったWiFiルーターの注意点と使う場合のポイントを説明します。
もらったWi-Fiルーターは使っても大丈夫?
結論から先にお伝えすると「もらったWiFiルーターは要注意」です。
理由は、インターネットに接続して使えたとしてもセキュリティ面で危険性リスクがあるから。
もう使えないWiFiルーターを友人や知り合いは譲ることはしないでしょう。
まだ使えるから譲ったとおもわれます。
使えるWiFiルーターだからこそ危険性があるとも言えます。
ではセキュリティについてどんな危険性があるのでしょうか?
実は次の2つ注意点があります。
もらったWi-Fiルーターの注意点
もらったWi-Fiルーターの注意点は以下の2つあります。
- 十分なセキュリティ機能はあるか?
- 設定が以前のままでは?
一つずつ説明します。
(1)十分なセキュリティ機能はあるか?
もらったWiFiルーターは通常は最新とは言えない場合が少なくありません。
つまりセキュリティ対策が昔のままで、最新のサイバー攻撃に対応していない場合です。
特に問題となるのは暗号化方式。
サイバー攻撃で自宅のネットワークに侵入されたり、通信内容を傍受されたりすることをブロックするための暗号化機能です。
暗号化方式には、
- WEP:1999年発表
- WPA:2002年発表
- WPA2:2010年発表
- WPA3:2018年発表(最新)
があります。
2023年4月現在、最新は2018年に登場した「WPA3」です。
まだ「WAP2」は現役で使えると思います。
なので最新のWPA3暗号化方式を購入した方は、1世代前のWPS2を譲ることもありえます。
しかしWPA2は、2010年の発表から相当経過しているためギリギリ。
やはり昨今のサイバー攻撃の状況からすれば、おすすめは最新のWPA3です。
理由は、WPA3がより効率的なセキュリティプロトコルを使用していることです。
また、WPA3 は WPA2よりも多くのユーザーのサポートが可能で高いパフォーマンスを維持できる機能が含まれています。
(2)設定が以前のままでは?
もらったWiFiルーターの危険性2つ目は設定の問題。
前の人が使っていた設定がそのままの状態で使ってしまうことです。
以前の設定のままだと、パスワードが知られていたり、設定に問題があったりすることも否定できません。
そのままで使っている場合は以下の対処をおすすめします。
もらったWi-Fiルーターの対処方法
もらったWi-Fiルーターはそのまま使えることもあります。
しかし、前の人が使っていたままで使うの注意が必要です。
対処方法は、
- 工場出荷時の状態に初期化
- パスワードを再設定
の2つを実行してから使いましょう。
暗号化方式が古い場合は安全面から使わないことをおすすめします。
またほかの人にWiFiルーターを譲るときには、事前に初期化し、パスワードを再設定するようにお伝えしましょう。
安全確認のため暗号化方式についてもいつの時代のものかお伝えしましょう。
もらったWi-Fiルーター注意点のまとめ
善意で譲ってくれたWiFiルーターでも、セキュリティ面から使うときはチェックが必要です。
WiFiルーターの初期化、パスワードの再設定などをマニュアルをもとにしっかりと行いましょう。
マニュアルがない場合はネットで検索すると入手できる場合がほとんどです。
また、ほかの方に譲るときも初期化やパスワードの再設定などをお伝えすることも重要です。