ブログを運営していると、少しずつ収益が増えてきて「確定申告が必要なのか？」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ブログ収益が20万円を超えた場合の確定申告の必要性について、初心者向けに分かりやすく解説します。
確定申告が必要な条件とは？
日本の税制では、副業や個人の事業収入が一定の金額を超えると確定申告が必要になります。
会社員の場合
会社員（給与所得者）の場合、年間の副業収入が20万円を超えると確定申告が必要です。
ただし、以下のケースでは申告不要となります。
- 給与の年収が2,000万円以下
- 会社で年末調整が行われている
- 副業収益が20万円以下（ただし住民税の申告は必要）
フリーランス・専業ブロガーの場合
ブログ収益が年間48万円（基礎控除額）を超えると確定申告が必要になります。
国税庁のウェブサイトで確認
確定申告が必要な条件に関する公式情報は、国税庁のウェブサイトで確認できます。
特に、給与所得者（会社員）の場合、副業などの所得が年間20万円を超えると確定申告が必要とされています。
詳細は、国税庁の「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」のページをご参照ください。
また、フリーランスや専業ブロガーの場合、年間の所得が48万円（基礎控除額）を超えると確定申告が必要となります。
この情報も国税庁の公式サイトで確認できます。
最新の情報や詳細については、国税庁の公式サイトをご確認ください。
【参考】国税庁：「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」
申告対象となるブログ収益の種類
ブログ収益として申告が必要なのは、以下のような収入です。
- Googleアドセンスの収益（振込時点での金額）
- アフィリエイト収益（ASP報酬）
- 記事広告・スポンサー収益
- 電子書籍・有料noteの販売利益
- その他、ブログ関連の収益
アフィリエイトの事例
例えばアフィリエイトで有名な「A8.net」があります。
アフィリエイトで得た所得の確定申告について、説明しているページがあるので参考になります。
「A8.net」：アフィリエイトで得た所得の確定申告について
経費として計上できるもの
確定申告の際には、収益から「必要経費」を差し引くことができます。
以下のような支出は経費として認められる可能性があります。
- レンタルサーバー代（Xserver、ConoHaなど）
- ドメイン代（お名前.comなど）
- ブログ関連の書籍・セミナー代
- パソコン・周辺機器（利用割合に応じて按分）
- ネット通信費（一部按分可能）
- 取材や打ち合わせの交通費
しっかりと領収書や明細を保管し、確定申告時にスムーズに処理できるようにしましょう。
確定申告の方法
確定申告は、以下の方法で行うことができます。
- 税務署で直接申告
- e-Tax（電子申告）を利用
- 税理士に依頼する（費用はかかるが安心）
e-Taxを利用すると還付が早く、控除が受けやすいためおすすめです。
住民税の申告も忘れずに
副業収入が20万円以下の場合、確定申告は不要ですが住民税の申告は必要です。
住民税の申告を怠ると、後から税務署から指摘されることがあるので注意しましょう。
年金生活者の場合も、該当することがあるので、確認しましょう。
詳しくは、国税庁の「公的年金等を受給されている方へ」で確認できます。
【参考】国税庁「公的年金等を受給されている方へ」
まとめ
- 会社員は副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要
- フリーランス・専業ブロガーは年間48万円を超えたら申告が必要
- 経費を適切に計上することで税負担を減らせる
- 確定申告はe-Taxを活用すると便利
ブログ収益が増えてきたら、早めに確定申告の準備をしておくことが大切です。
確定申告は重要な処理なので、不安な方はまず税務署で相談することをおすすめします。
税についての相談窓口について ➡ 国税庁「税についての相談窓口」
しっかりと管理し、賢く節税をしながらブログ運営を続けていきましょう！
