ブログを始めたばかりの皆さん、記事を書いていますか!
ところで記事を書く時は、キーワードが重要と言われています。
そこで、みなさんもキーワードを選んで記事を書いていることと思います。
しかし、多くの初心者ブロガーが直面する最初の壁は「誰も記事を読んでくれない」という現実です。
それは、もしかして、キーワード選定に原因があるかもしれません。
当記事ではその壁を乗り越えるための秘訣、「ニッチキーワード戦略」について解説します。
なぜ初心者はニッチなキーワードから始めるべきなのか?

ブログの世界は広大な海のようなものです。
大手メディアや有名ブロガーたちが大きな船で航海している中、小さなボートで出発したばかりの初心者が同じ海域で競争するのは困難です。
ニッチなキーワードを選ぶことは、あなたが活躍できる小さな入り江を見つけることに例えられます。
そこでは大きな船が入れないため、あなたの小さなボートでも存在感を示せるのです。
「小さな池の大きな魚」効果とは何か

SEOの世界では「小さな池の大きな魚になる」という考え方が重要です。
この表現は元々ビジネス戦略から来ており、競争の激しい大きな市場より、小さな市場でリーダーになる方が効果的だという意味です。
ブログにおいては、人気の大きなキーワードでは既に強力な競合が上位を占めており、新参者が割り込むのは至難の業です。
対照的に、ニッチなキーワードでは競合が少なく、比較的容易に上位表示が可能になります。
例えば「ダイエット」ではなく「40代男性の糖質制限ダイエット」というニッチなキーワードを選べば、少ない労力で検索上位を獲得できる可能性が高まります。
この戦略により、あなたは特定の小さな分野で権威性を築き、そこから徐々に影響力を拡大していくことができるのです。
実例:「Webクリエーター×生成AI」vs「クリエーター×AI」

先日、ぼくは
「【2025年】Webクリエーターは生き残れるか?生成AI時代の課題とアプローチ方法を解説 」
というタイトルと
「【2025年】クリエーターは生き残れるか?AI時代の課題とアプローチ方法を解説 」
というタイトルのどちらがよいかを専門家に相談しました。
この例はニッチキーワード戦略を完璧に示しています。
ブログの評価がまだ低い段階では、より具体的で特化した「Webクリエーター×生成AI」の方が賢明な選択だと、アドバイスを受けました。
理由は、競合が少なく、明確な検索意図を持つユーザーにアプローチできるからです。
ニッチキーワードの見つけ方

ニッチキーワードを発見するプロセスは宝探しのようなものです。
あなたが情熱を持てる分野を掘り下げ、その中でも特に特化できるサブカテゴリーを探します。
キーワードリサーチツールを使うと、検索ボリュームが適度(月間100〜1,000程度)で競合が少ないキーワードを見つけることができます。
あなたの専門知識や経験が活かせるニッチなトピックは、最も価値ある宝物になる可能性があります。
質の高いコンテンツでニッチを支配する

ニッチなキーワードを選んだら、次は徹底的に質の高いコンテンツを作ることです。
一般的なキーワードでは表面的な内容しか提供できないことが多いですが、ニッチなテーマでは深く掘り下げることができます。
読者が「これは他では見つからない情報だ」と感じる詳細な解説や具体例、オリジナルの視点を提供しましょう。
検索エンジンはE-E-A-Tを重視するため、ニッチ分野での専門家として認識されることが重要です。
E-E-A-Tの4つの要素は次のとおりです。
- Experience:経験
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- Trustworthiness:信頼性
ニッチから一般へ:段階的な拡大戦略
ニッチキーワードでの成功を足がかりに、徐々に範囲を広げていくことが理想的です。
最初は「Webデザイナーのための生成AI活用法」のような特化したトピックで権威を確立し、その後「デザイナーとAIの共存」といったより広いテーマに拡大していきます。
この有機的な成長により、Googleからの信頼も段階的に築かれ、より競争の激しいキーワードでも上位表示が可能になっていきます。
ニッチキーワード戦略の成功事例

先ほどの事例で紹介した記事のタイトルは、「【2025年】Webクリエーターは生き残れるか?生成AI時代の課題とアプローチ方法を解説 」というニッチなテーマでしたね。
当初は「クリエータ」や「AI」という一般的なキーワードで戦おうとしていましたが、アドバイスに従って特化した「Webクリエーター × 生成ai」のニッチキーワード戦略でアプローチすることにしました。
たった数日でこの記事は、このニッチ分野で検索上位に表示されるようになり、同じ悩みを持つ読者からアクセスがすぐ始まりました。
ランキングは、検索総数121,000件がホヒットし、上位6位~16位近辺で表示されています。
ランキングは日々、時間によっても刻刻と変化しますので、幅があります。
記事作成では、「ニッチなキーワードを選んだら、次は徹底的に質の高いコンテンツを作ること」が重要でした。
そこで、様々なサイトの記事を調べて、さらに他にはない項目をかなり追加して記事を書きました。
その結果、どうしても外せない項目を網羅したので、文字数は16,000字程度の記事になりました。
コミュニティの力を活かす

ニッチな分野では、熱心な読者コミュニティが形成されやすいという大きな利点があります。
一般的なトピックでは埋もれがちなコメントも、ニッチなテーマでは貴重な議論の種になります。
読者からのコメントや質問に丁寧に応え、相互作用を大切にしましょう。
このコミュニティの存在がさらなるコンテンツのアイデアを生み出し、あなたのブログを発展させる原動力になります。
ぼくは、にほんブログ村への登録と、X(旧Twitter)を利用しています。
初心者がやりがちなニッチキーワード選定の間違い

ニッチなキーワードを選ぶ際の落とし穴もあります。
誰も検索していないキーワードや、あまりにもマイナーすぎるテーマを選んでしまうと、せっかくの努力が報われません。
理想的なニッチキーワードは、適度な検索ボリューム(少なくとも月間数十から数百の検索)があり、競合が少なく、あなたが専門知識を提供できるものであるべきです。
バランスを見極めることが成功への鍵です。
キーワードの検索ボリュームを調べる無料ツールで登録が簡単なのは、aramakijake keywordtool.io があります。
まとめ:小さく始めて大きく育てる
ブログの成功は一夜にして成るものではありません。
小さな一歩から始め、徐々に成長していくプロセスです。
ニッチなキーワードから始めることで、あなたは確実に基盤を築くことができます。
特定の分野での価値を証明し、読者からの信頼を勝ち取った後、より広いテーマへと拡大していくことで、持続的な成長が可能になります。
あなたのブログが特別な存在となるために、今日からニッチキーワード戦略を実践してみませんか?
あなたのブログ成功を心から応援しています。
小さな池の大きな魚になることから始めて、いつか大海で泳ぐ日が来ることを願っています。