Googleアドセンスから「税務情報の更新」のお知らせがメールできました。
管理画面では「提出されている税務情報の有効期限の終了日が近づいています。新しい税務情報を送信してください。」となっています。
昨年シンガポールの税務情報を提出してから10ヶ月が経過したので、期限について事前のアナウンスです。
そこで今回は税務情報で「居住者証明書」の期限切れの更新処理について説明します。
有効期限について今回記載箇所が無いので戸惑うと思うのであわせて説明します。
アドセンス「居住者証明書の有効期限」とは?
今回の税務情報の更新は、昨年提出したシンガポールの税務情報に関する更新です。
税務情報には、シンガポールに提出する税法上の居住地を証明する公的証明書を提出しています。
それは国税庁の「居住者証明書」です。
公式な居住者証明書の有効期限は1年間となっています。
この居住者証明書の期限が切れるので、2か月前にGoogleから通知が来たようです。
メールのタイトルは「お客様の税法上の居住地における税務情報は 2024年10月22日に失効します」となっており、内容は以下の通りです。
つまり、該当の期限までに税務情報を更新する事前告知でした。
シンガポールの税務情報「居住者証明書」の更新
シンガポールの税務情報の「居住者証明書」を新たに取得して、送信することになります。
更新のお知らせは、ぼくの場合以下の2つの方法がありました。
- メールで来る場合(10月更新の場合:8月、9月と2回来た)
- 管理画面に赤く表示される場合(最初の時に一時的に表示された)
どちらの方法から進んでも更新できます。
2つの場合を順番に説明します。
1.アドセンスからメールでお知らせが来た場合
メールの中のブルーのボタン「税務情報を送信する」をクリックすると次の画面が表示されます。
税法上の居住地の証明書類が送信された月日と、有効期限が表示されています。
ちなみに、矢印の部分をクリックすると、昨年提出した証明書類「居住者証明書」のファイルをチェックできます。
では更新方法の手順を説明します。
「税務情報を送信する」をクリックします。
すると、以下の表示がされるので「新しいフォームの作成を開始」をクリックします。
これにはちょっと不安がありました。一度開始すると後戻りできないからです。
しかし、やるしかないので勇気を出してクリックしました。
その結果、次の画面が表示されした。
「フォームを開始する」をクリックします。
以下の画面が表示されます。
赤い矢印の部分は昨年の居住者証明書が表示されるので、×で消して、新しいファイルに切替えます。
×を押すと、アップロードに切り替わるので、新しい居住者証明書のファイルを添付します。
ぼくの場合はPDF版をアップロードしました。
最後に「送信」をクリックします。
今回は「有効期限」の指定がありません。理由はわかりません。
最後に次の画面が表示されました。
ステータスは「審査中」になりました。
しかし「有効期限」には、「有効期限なし」となっています。
注意アイコンをクリックしてみました。
今回は、有効期限は地域のポリシーに基づてき決定されるか、調整されるとしています。
税務署での情報
居住者証明書の有効期限は、先方の国で決めるため、日本では決めていません。
今回は、税務署の説明通り、Googleがシンガポールにあわせて決定すると理解しました。
更新申請手続きの確認について
更新申請が完了するとGoogleから以下の確認メールがきます。
審査結果は最長でも7営業日かかるとしています。
つまり、土日を入れると9日後まで待つことになります。
メールが来るまで待ちます。
審査中のエラー表示
アドセンスの管理画面から、お支払情報をチェックしてみました。
「問題が発生しました。」と表示されました。
この表示は、今回更新したため、今までの登録が消えたのが原因と思われます。
申請が通過すれば、解消すると推測しています。
2.「お支払情報」に赤く表示されている場合
チェックのため、アドセンスの管理画面から「お支払」➡「お支払情報」をクリックすると、以下のメッセージが表示されていました。この表示は、ある期間表示されると後日消えます。
赤い表示は、いつもどっきりします。
この表示の「税務情報の更新」をクリックします。
「税務情報の更新」ボタンをクリックすると、次のメッセージが表示されます。
これ以降の手続きは、「メールの場合」と同じですので、参考に進めてください。
只今、更新の審査待ちです!結果は、しばらくお待ちください・・・
更新の審査結果について
とうとう審査結果が来ました。
10月1日(日本時間10月2日)に申請してから、土日を除く7営業日が過ぎてメールが来ました。
つまり、申請から9日後です。
無事に居住者証明書の審査が受理されました。
「税務情報を表示する」をクリックして確認します。
以下の通り詳細が表示されます。
ステータスが「承認済み」、有効期限は「有効期限なし」と表示されました。
これで無事にシンガポールの税務情報「居住者証明書の更新」が完了しました。
2024年シンガポール居住者証明書の更新処理の変更点
2023年と2024年を比較すると、居住者証明書の入力で違いがありました。
項目 | 2024年(今回の更新) | 2023年(初めての申請) |
居住者証明書の有効期限 | 初めから有効期限の入力欄は無かった | 申請画面に有効期限を入力しないと申請が完了しなかった |
有効期限の処理方法 | 入力欄が無いので有効期限は不要 | 有効期限を自分で1年間に設定して申請した |
では、具体的に比較してみます。
2024年10月時点でのチェックでは、以下の様に変わりました。
2023年の入力画面(前年)
2023年の入力画面では「有効期限」の入力を求められました。
アップロードする書類の種類を選ぶことはできなかった。
例えば、運転免許証、マイナンバーカード、居住者証明書などは選べなかった。
このことが、運転免許証やマイナンバーカードでは承認されなかった要因だと推定します。
2024年の入力画面(今回)
2024年の入力画面では、居住者証明書欄でドキュメントが選べるように変更になっています。
(赤矢印は無視してください)
このため、居住者証明書の他に、運転免許証、マイナンバーカードなども選択できるようになりました。
さらに、「有効期限」を入力する欄は、削除されています。
所轄の税務署に出向き「居住者証明書の有効期限」について、担当者に確認しました。
担当者の説明によると、居住者証明書の有効期限は、先方の国の規定で決めるため、有効期限は無いとのことでした。
つまり、シンガポールの規定に従って、先方で有効期限を決めることになります。
その結果、2024年は「有効期限なし」となっています。
昨年は有効期限を暫定的に1年として入力したため、更新することになりました。
次回からは有効期限はシンガポール側が決めるため、いつ更新するかは現在わかりません。
シンガポールの規定で時期が来たら、また更新のお知らせが来ると思います。
まとめ
アドセンスのシンガポールの税務情報「居住者証明書の期限切れ」の更新について説明しました。
今回更新のお知らせが来た原因は、居住者証明の有効期限を初回登録時に1年間として設定したためでした。
税務署では有効期限を設けていません。
今回2024年は、有効期限について記載がありませんので、今後はシンガポールの規定となります。
相手国がどのように有効期限を決めるのかは現在未定ですが、結果がくれば判明すると思います。
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