今や情報を広めるツールとしてX(旧Twitter)は必須になっています。
ブログの記事を多くのユーザーが閲覧してもらうには、Xは重要と言えます。
では、Xをどのように活用すればよいのでしょうか?
そこで今回はX(旧Twitter)マーケティングの重要なコツを5つ解説します。
また、X(旧Twitter)のアクセス解析ツール「X アナリティクス」の利用方法も説明します。
X(旧Twitter)を効果的に使うにはどうする?
Xを開設して、突然ポストしても、あまり効果はないかもしれません。
理由は、自分の好きなことを書くだけでは効果がないからです。
そこでX(旧Twitter)を効果的に利用するにはどうすればいいのでしょうか?
ここでの「効果的」とは、Xでポストしたことが、多くのユーザーに拡散されて、より多く情報が届くことです。
その結果、ブログと連携していれば、アドセンスやアフィリエイトの収益を増やせることにつながる効果が出てきます。
X(旧Twitter)マーケティングの5つのコツ
ブログであれXであれ、ネット上も含め、情報を市場に広めるにはマーケティングが必須です。
そこで重要な4つのポイントがあります。
- ペルソナの設定
- X-アナリティクスでの分析
- ハッシュタグの活用
- 最適な投稿時間
- 継続してポストする
これらの4つのポイントはXマーケティングに置いて必須といえます。
順番に解説します。
ペルソナの設定
Xで発信するそのポストはどんな人物が対象なのでしょうか?
そこで考えるべきなのが「ペルソナ」で、とっても重要なポイントです。
ペルソナは、狙うべきターゲットの具体的な顧客像のこと。
こんな項目を具体的に作り上げます。
- 名前
- 年齢
- 性別
- 居住地
- 職業
- 役職
- 年収
- 貯金額
- 趣味
- 興味関心
- 悩み
- 欲求
- 家族構成
- 友人など人間関係
- 生活パターン
- 価値観
- 性格
- 口癖
こんな基本的な項目をひとつづつ具体的に埋めていきますが、全部やらなくてもOKです。
また、不足している項目があれば追加します。
例えば、X歴、ブログ歴、アフィリエイト歴など・・・
理由は、名前を付けるとターゲットが身近になり顔のイメージまで見えてきます。
そして、全ては仮想人物に対して話しかけていくことになります。
これでペルソナは完成です。
これがないと、不特定多数を相手にすることになり、ターゲットが絞れないからあいまいな訴求力になってしまいます。
X-アナリティクスでの分析
次はXで発信したポストの分析をすることです。
ポストしただけでは、どんな効果があるのか、どの様に改善したらいいのか、知ることはできません。
そこで、Xのデータを分析するツールが「X アナリティクス」です。
X アナリティクスは無料で利用できます。
まずは、使い方から簡単なので説明します。
X-アナリティクスを使えるようにする
1.初めにブラウザからX(Twitter)アカウントにログインしておきます。
2.次に、X(Twitter)アナリティクスの公式サイトにアクセスします。
公式サイトをクリックすると下のページが表示されます。
「アナリティクスを有効にする」をクリックします。
(クリックすると拡大します)
これだけで、Xアナリティクスの利用がスタートできます。
初期設定なども全て自動で行われるので、特にすることはありません。
Xアナリティクスの使い方
ここまでの処理で、すでに下の「Xアナリティクス」のツイート画面が表示されていると思います。
(クリックすると拡大します)
Xのアカウントを作成した時点から各種データは蓄積されています。
そのためログインするだけで過去のさまざまなデータを見ることができます。
「ホーム」「ツイート」「詳細」の見方と使い方
X(Twitter)アナリティクスの「ホーム」をクリックすると、以下のホーム画面になります。
(クリックすると拡大します)
ホーム画面の真ん中の上あたりに、「過去28日間でのパフォーマンスの変動」のデータが表示されています。
ここでは、ポストインプレッションが173件、フォロワー数が8件となっています。
このXは立ち上げてから、まだ3日目に入ったばかりの画面です。
次に「ツイート」をクリックすると以下に画面になります。
(クリックすると拡大します)
各指標の「前の28日間」と「直近28日間」のデータが比較できるようになっています。
分析可能な指標の項目
(クリックすると拡大します)
- ポストの内容
- インプレッション:投稿が表示された回数
- エンゲージメント数:クリック回数(動画・画像、リンクや詳細、いいね、リツイート、コメントの数、プロフィール、ハッシュタグ等)
- エンゲージメント率:インプレッションに対する比率
Xのデータ分析方法
つぎにXのデータを分析するための3つの方法を説明します。
- フォロワー増加を目指す分析方法
- ブログ流入を目指す分析方法
- エンゲージメント(数・率)を増やす分析方法
X アナリティクスの指標を使って、それぞれの目的を目指す分析方法を説明します。
1.フォロワー増加を目指す分析方法
フォロワーを増やすために分析する指標は次の通りです。
- インプレッション数
- エンゲージメント率
- プロフィールクリック数
- フォロー率
インプレッション数を増やすための分析をします。
どのようなポストがユーザー反応良いのかXアナリティクスのデータから分析して改善につなげます。
例えば、下の様に「Posts and replies」をクリックして、見たい欄のポストの部分をクリックします。
すると次の「ツイートアクティビティ」の画面が表示されます。
ここでポストのデータ分析ができます。
インプレッション数が17で、その内何らかの部分をクリックしたのが9、ブログへのリンクをクリックが4,プロフィールのクリック3,いいね2となっています。
エンゲージメント率が52.9%なので、このポストとブログリンクは良好といえます。
ちなみにXの一般的なエンゲージメント率の平均値は4%程度といわれています。
2.ブログ流入を目指す分析方法
ブログ流入を増やす目的の分析では「リンク」数をチェックします。
ブログへ誘導するためのリンクはXのポストの「URL」が該当します。
つまり、リンク数を増やすことが課題となります。そのためには、どのようにリンクへ誘導するかをしっかりと検討します。
また、ブログ記事をXに表示させることも、かなり効果があります。
下の画像は、WordPressブログで作ったSNSに連動させるアイコンです。
ぼくの場合はWordPressテーマ「Cocoon」を使っているので、簡単に設定できます。
それ以外の場合は、WordPressのプラグインを使い設定できます。
このアイコンをクリックすると、Xのポストに記事が表示されるので、ブログへの誘導が加速します。
例えば、こんな感じでブログの記事がポストされます。
当ブログ記事をXにポストした事例です。
3.エンゲージメント(数・率)を増やす分析方法
これまで説明した「エンゲージメント数」「エンゲージメント率」をチェックすると、反応の良いポストがわかります。
そのデータを元に、いいとこどりをして新たに効果的なポストをしつつ、改善をしていきます。
この場合、先に説明した「ペルソナ」によって、どのように改善するかが違います。
つまり、回答はないので、自分なりにデータからどんな改善が効果的なのかノウハウを蓄積することになります。
検索意図も重要です。参考に検索意図について記事を紹介します。
ハッシュタグの活用
ハッシュタグ「#」はSEOで大切なポイントでSNSを拡散させる方法として効果的です。
ハッシュタグは「# フレーズ」を入れて投稿します。
その結果、ポストに表示されたハッシュタグをクリックすると、同じ種類のポストのユーザーが表示されます。
つまり「キーワード」検索に近い効果があり威力を発揮します。
Xで検索する方もたくさんいますので、その方々に届くようにハッシュタグをつけてポストします。
Xではハッシュタグは最大でも2つまでを推奨しています。
ハッシュタグ効果はかなり大きく、ブログへの流入を増やす対策でも効果を上げます。
このようなパターンでXからブログへ流入を増やせます。
最適な投稿時間
Xは即効性がある反面、ポストする時間帯次第で、エンゲージメント数、エンゲージメント率が変動します。
ではXを利用しているのはどんな年代なのか、平日と休日ではどんな時間帯にXを見ているのかを調べてみました。
Xを利用している年代ランキング
まずSNSを利用している年代です。
引用:令和5年6月 総務省情報通信政策研究所
- ○ 全年代では、「LINE」の利用率は一貫して増加し、90%を超過。年代別でも、10代から50代で90%を超過。
- ○ 動画共有系では「YouTube」の利用率が高く、10代から30代で90%を超過。「TikTok」は10代で60%を超過。
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- ○ 「Twitter」 は全年代では横ばいだが、20代では78.8%と高い利用率。 「Facebook」の利用率は、全年代で減少。
- 「Instagram」の利用率は、全年代で一貫して増加しており、「LINE」に次ぐ利用率。
TwitterはXになったので、そのデータを見てみます。
20代が78.8%とダントツの1位ですね。
- 10代:54.3%
- 20代:78.8%
- 30代:55.5%
- 40代:44.5%
- 50代:31.6%
- 60代:21.0%
資料出典:令和5年6月 総務省情報通信政策研究所 令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
インターネット利用する時間帯とは?
Xで情報を効果的に拡散させるには、ユーザーが最も利用する時間帯に投稿することが重要です。
そこで、総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」からいつ頃利用しているのかを調べてみました。
平日にインターネットを利用する時間帯
(クリックすると拡大します)
休日にインターネットを利用する時間帯
(クリックすると拡大します)
総務省のデータでは平日は20時頃からインターネット利用率が35%と上昇。
ピークは21時頃で約42%です。
ぼくが運用している4つのジャンルは年代層が全く違います。
例えば、技術ブログでは午後9時頃~午前0時頃まで頻繁にアクセスがあります。
一方、年代が高くなる雑記ブログのユーザーは、午前10時ごろと午後4時頃になります。
Googleの検索結果の表示は、近年変化していて、XやInstagramの最新ポストが最上部に表示されることから、X利用者で20代の多い21時前後に投稿時間を合わせるのも効果的ではないかと推測します。
資料出典:令和5年6月 総務省情報通信政策研究所 令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
X(旧Twitter)を効果的に使う5つのコツ(まとめ)
X(旧Twitter)は20代が78.8%を占めるメディアで、平日なら正午ごろと20時~22時あたりに利用するユーザーが集中すると思います。
効果的にXでポストすることで、ブログサイトへの流入を増加させて、収益をアップする効果も狙えると実感しています。