最近よく目に留まるようになってきたUGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、何のことでしょうか?
そこで今回はUGCについて詳しく説明します。
また、UGCはSEOにどんなメリットがあるかも説明します。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは?
UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、一般ユーザーがインターネット上に公開するコンテンツのことを指します。
UGCが広く知られるようになったのは、生成AIが普及した2023年以降で、つい最近のことです。
UGCは、一企業や広告代理店が作成するものとは違います。
その違は、一般ユーザーの視点や経験から作られるため、不自然なバイアスがかからない親近感や信頼感を与えることです。
例としては、SNSやブログの投稿、商品レビューなどがあります。
UGCの種類
UGC(ユーザー生成コンテンツ)の種類は多岐にわたります。
例えば、
- SNSに投稿された文章、画像、動画
- Amazonや楽天などでよく見かける商品レビュー
- 旅行記事や体験レビューなどを含むブログや口コミサイトの投稿
- Yahoo!知恵袋やOkwaveなど一般掲示板やQ&Aサイト
UGCは、このような多様性から以下の関連用語とは区別されています。
- IGC(Influencer Generated Content):インフルエンサーが制作したコンテンツ
- CGM(Consumer Generated Media):消費者によって生成されるメディア全般
- PGC(Professional Generated Content):企業や専門家が制作したコンテンツ
一般人の投稿によるUGCは、信頼される傾向にあるのが特徴です。
短期間での情報拡散が可能でマーケティング効果が期待されることから注目されています。
UGCがSEOに与える影響
手間がかからないSEO施策のひとつとして「UGC」が浮上しています。
そもそもSEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンの結果ページで自社のウェブサイトを上位に表示させるための技術や戦略を指します。
具体的には、キーワードの選定、コンテンツの質向上、内部リンク・外部リンクの対策などが含まれます。
SEOにより検索エンジンからウェブサイトが高評価され、より多くのユーザーにサイトを訪れることが期待できます。
UGCは、このSEOにおいても非常に効果的だと言われています。
UGCの活用により、検索エンジンに対して新鮮でユニークなコンテンツが提供できることです。
その結果、サイト全体の品質が向上する効果が期待できます。
一方でUGCはユーザーからの信頼を得やすいため、SEO効果を一層高める要因となります。
このように、UGCはSEOにも影響を与える重要な要素となっています。
コンテンツ量の増加と検索エンジンのクロール
UGCがサイト内に増えることで、サイトのコンテンツ量も自然に増加します。
その結果、検索エンジンのクローラーがサイトをクロールした際に、より多くのページがインデックスされる可能性が期待できます。
つまり、サイト全体の評価が向上しSEO効果に繋がります。
UGCには最新情報や広く多様な視点が含まれるため、検索エンジンからはユニークで価値のあるコンテンツと評価されるでしょう。
ユーザー目線のコンテンツとその効果
UGCは実際のユーザーが作成したことで、読者にとって非常に参考になる内容となります。
つまり有益で信頼性も高いと感じられます。
その結果、サイトへの滞在時間やエンゲージメントが向上することです。
その効果は、検索エンジンがそのコンテンツを高く評価することで、SEOにメリットが得られるのです。
さらに、UGCが持つユーザー目線のコンテンツは共感を呼びやすく、自然な形でのシェアやリンクが増えるため、オーガニックな流入も期待できます。
UGCを活用するメリット
UGCを活用するメリットについて説明します。
親近感や信頼感へのメリット
UGC最大のメリットは、企業が提供する情報よりも信頼性があることです。
実際の利用者が投稿したレビューや意見は、その商品やサービスに対する信頼感を向上させます。
このため、UGCは企業広告やプロモーションにおいて有効なツールとなっています。
企業にとってのメリット
企業にとってUGCを活用すれば、コンテンツ制作のコストを抑制できます。
その理由は、もし企業が自らコンテンツを制作すれば、制作費用や多くの時間がかかることです。
つまり、企業がUGCを利用することで、このコストを大幅に削減できます。
具体的には、ユーザーが提供した写真や動画、口コミを活用すれば、企業側の制作リソースを節約できます。
さらにメリットとなるのは、ユーザー目線の多様な視点からのコンテンツが集まることです。
その結果、より豊かな情報提供が可能となり、企業サイトにとって大きなSEO効果が期待できます。
また、ECサイトやウェブページのコンバージョン率(CVR)向上にも大きな影響を及ぼすでしょう。
SNS拡散へのメリット
UGCをSNSで拡散することは、自然な形で認知度を高めるために有効な手段です。
SNSはUGCを広めるプラットフォームとして最大限に活用できます。
新鮮でユニークな投稿がシェアされることで新たなユーザーの目に触れる機会が増えます。
つまり、SNSでの拡散はSEO効果を高める重要な要素となります。
また、ユーザーが自発的に投稿をシェアすることで、検索エンジンにとって価値のあるコンテンツとして認識され、ランキングが向上する可能性が高まります。
ブログにUGCを活用する方法
自分でブログを開設している場合、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用する方法をテストしています。
その一つが、自分で撮影した画像を使うことと、レビュー記事や体験談を記事に取り入れることです。
さらに投稿した記事をSNSにポストすれば、SEO施策としては高い効果が望めます。
実際にぼくもこの方法を取り入れています。
特にWebコンテンツの専門家の意見では、とにかくデジカメやスマホで写真を撮影する機会が増加するとアドバイスしています。
オリジナルでユニークな写真は、検索にもヒットします。
画像から流入する件数が増加していることからも、その効果が伺えます。
どのようにするか記事を作成しましたので参考にしてください。
まとめ
最近よく目に留るようになってきたUGC(ユーザー生成コンテンツ)について解説しました。
大切なポイントをまとめると次の通りです。
- UGCはSEOにも影響を与える重要な要素
- 一般ユーザーの視点や経験から作成コンテンツ
- 検索エンジンに対して新鮮でユニークなコンテンツを提供
- ユーザー目線のコンテンツは共感を呼ぶ
今後ブログサイトでUGCの活用はSEO施策の一つとして重要になるでしょう。