Googleコアアップデート2024年11月実施は、12月6日にロールアウトしました。
今回のコアアップデートの特徴とはどのようなものだったのでしょうか?
今回は、ブログが受けたSEOへの影響を紹介し、その対策を解説します。
2024年11月のGoogleコアアップデート
11月11日13:23PST(日本時間11月12日6:23)に展開が始まったGoogleコアアップデートは、12月5日10:31PST(日本時間12月6日3:31)にロールアウトが完了しました。
PST 米国太平洋標準時と日本時間は17時間時差です。
当初のアナウンスでは、2週間で完了する予定でしたが、23日と13時間かかりました。
ちなみに昨年2023年11月のコアアップデートは、25日と21時間でした。
詳細は公式サイトへ ➡ Google Search Status Dashboard
主な特徴
特徴の詳細については、公開されていません。
調べた情報等をもとにまとめました。
2024年11に実施されたGoogleのコアアップデートは、検索結果の質を向上させることを目的としています。
このアップデートの主な特徴は、ユーザーにとって本当に役立つコンテンツをより多く表示し、検索エンジンのランキングを上げるためだけに作成されたコンテンツを減少させることです。
11月のコアアップデートの結果
アップデートの特徴を改めて確認すると次の通りです。
日本時間12月6日3:31にロールアウトの公表があり、Xでは影響を受けたというポストが見られました。
大きく下落した方、あまり変動がなかった方、大きく改善した方など、様々です。
自分事ですが、コアアップデートの影響を公開します。
サンプルとして、特化ブログと雑記ブログのトラフィックを比べてみました。
コアアップデート期間 (日本時間) | 特化ブログ (前年比) | 雑記ブログ (前年比) |
---|---|---|
3月(3月6日~4月27日) | 24.9%増 | 45.0%減 |
8月(8月16日~9月4日) | 2.5%減 | 81.8%減 |
11月(11月12日~12月6日) | 13.2%減 | 76.8%減 |
SEOへの影響と考察
今回のコアアップデートはどのようにSEOに影響を与えたのでしょうか?
特化ブログと雑記ブログの与えた影響を比較しました。
特化ブログへの影響
特化ブログは、3月に24.5%増、8月には2.5%減少、11月は13.2%の減少です。
しかし、Googleアドセンスの収益は、12月現在、自動広告を取り入れたことで昨年同期比144.4%増です。
- 3月のコアアップデート(3月6日~4月27日):前年同時期比24.9%増
- 8月のコアアップデート(8月16日~9月4日):前年同時比2.5%減
- 11月のコアアップデート(11月12日~12月6日):前年同時比13.2%減
雑記ブログへの影響
雑記ブログは、3月のコアアップデートで被弾し、8月にさらに悪化、11月でも厳しい状況です。
Googleアドセンスの収益は、12月現在、82.3%減と厳しいままです。
- 3月のコアアップデート(3月6日~4月27日):前年同時期比45.0%減
- 8月のコアアップデート(8月16日~9月4日):前年同時比81.8%減
- 11月のコアアップデート(11月12日~12月6日):前年同時比76.8%減
考察
このデータは個人の特定のブログに置ける推移なので、だれにでも該当することはありません。
参考程度でしょう。
結果として、特化ブログがコアアップデートの影響を受けた程度は、低いと言えます。理由は、オリジナルなコンテンツとE-E-A-Tの対策が効いたと感じます。
一方、雑記ブログは一貫性がないコンテンツで、以前は記事単位で収益を上げていました。しかし、今年のコアアップデートでブログ全体の評価が下がり、その結果、記事単位でも大きく下落しました。
つまり、ユーザーにとって有益なコンテンツは、特化ブログに軍配が上がったと言えます。
今後の対策
これらのブログの評価を上げることは継続します。
そこで、注目したいのが、以下の項目です。
E-E-A-Tの強化
E-E-A-T(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)の要素がさらに重視されており、特に「専門性」と「経験」が評価基準として重要視されています。
特化ブログの収益性をあげるには、この対策が最も重要と言えます。
つまり、専門性のある記事、オリジナルな体験・経験を取り入れるなどの対策です。
また、Xと連携して権威性を上げることも対策のひとつです。
スパムポリシーの更新
中古ドメインの不正利用や大量生成されたコンテンツに対する取り締まりが強化され、質の低いサイトやスパム行為を行うサイトは大きな影響を受ける可能性があります。
このような行為をしていなくても、誤認されるようなサイトもあります。
ぼくの場合、雑記ブログはアフリエイト専用だったので、ASPリンクが多数張りめぐらされており、商品紹介などがメインでした。しかし、個人ブログは権威性が認められにくいので、今回のコアアップデートで評価が激減したと考察します。
スパムとは言えないまでも、それに近い評価となり、ペナルティは直接ありませんが、自動ペナルティが作用したような感じです。
現在、雑記ブログを特化ブログに再構築しています。専門性のある記事で、特に集客率の高いカテゴリーをメインに組みなおしています。
その結果、少しずつ記事が再評価されてきました。
順位変動の観察
特に医療や金融などのYMYL(Your Money or Your Life)領域での順位変動が顕著であり、これらのジャンルでは特に高い品質が求められています。
これらのジャンルでは、権威性が無いと大きく影響することがあります。
雑記ブログの中の、このジャンルの記事では、順位を落としています。
まとめ
多くのサイトで検索順位が大きく変動したことがわかりました。
特に個人ブログやドメインパワーが弱いサイトは影響を受けやすかったのではないでしょうか。
コンテンツ戦略の見直しは、重要な対策です。
SEO対策をしているサイトは、自サイトのコンテンツを再評価し、E-E-A-T基準を満たすよう改善する必要があります。
特にオリジナリティや専門性を強化することが重要です。
アップデート後も順位回復には時間がかかる場合があります。
特に大幅な順位下落を経験した場合は、数ヶ月単位で改善策を講じる必要があります。
このように、2024年11月のコアアップデートはSEO戦略に大きな影響を与えるものであり、今後も継続的な改善と適応が求められるでしょう。