ブログ記事のリライトに失敗して大きく順位をさげてしまった!
そんなことありますよね。
今回は「リライト失敗の原因」「リライト失敗の対処方法」「失敗しないリライトの方法」を紹介します。
リライトの失敗も成功への段階です。しっかり対処して順位をあげましょう。
リライト失敗の原因
検索順位がやっと一桁になってきたとき、さらに上位を目指して記事をリライトするのは定石ですね。
ところが、順位が上がるどころか「圏外」に消え去ってしまうことがあります。あるいは圏外とまではいかなくても、数十位あたりまで落ちこんでしまうこともあります。
せっかく努力してリライトした結果こんなことに遭遇すると、やる気も失せてしまいます。
では、リライトで失敗するのはどんな時なのか原因を探ってみました。
コンテンツを極端に増やした
よくやりがちな失敗です。過去のSEOではコンテンツの量が評価になった時代もありました。たくさんコンテンツをテキストで詰め込むと上位にアップするという手法です。ですが、現在はその基準がかわっているようです。
コンテンツ量よりもユーザーに重要なことは、記事の「専門性」「網羅性」「信頼性」が担保された内容になっているかどうかです。コンテンツ量はその結果と言うことになります。
ただし、PCでの閲覧からスマホでの閲覧にシフトした現代では、スマホにみあったコンテンツ量が大切ではないかと感じます。
こんなテストをしてみました。
コンテンツ量が5,000字で検索順位は9位。読む時間は12分程度の記事がありました。
網羅性をさらに広げて順位をアップしようと、新しい内容を5,000字追加したのです。16:43にリライトをアップしてGoogleサーチコンソールからリクエスト。
その後、スマートフォン用 Googlebotがやってきたのは当日22:14です。
その結果、なんと検索順位は「64位」へと真っ逆さまに墜落!
実際に検索して確かめると、確かに一時的に64位あたりにありました・・・
その後、圏外に消え去りました。
見出しと大きく変更した
記事のタイトルは、微調整でリライトすることはあります。しかし、記事内の見出し(H2)は自由に変更するとどうなるかテストしてみました。
この記事は検索順位が11位です。変更したのはH2見出しをリライトして全体の流れを見やすくしました。
そこの結果「19位」へダウン!見やすく見出しを全部変更したことが、順位を落としたと言えます。理由は予測した通り、見出しに含まれていたキーワードが大きく変更したことではないかと推測しています。
キーワードの含有率が大きく変わった
記事内容をリライトすることはよくあります。
H2見出し内のコンテンツをそっくりリライトしてみたのです。見出しは変更せずの記事内容をリライトしました。
その結果、15位から19位へダウンしてしましました。この原因は書きたいことを書いたため、記事に含まれるキーワードに関連する語彙が大きく変更したことにあると推測します。
どれ位の割合でキーワードが含まれているのか、調べてみるとやはりメインとなるキーワードの含有率が著しく減少していました。
記事の評価では、コンテンツに含まれるキーワード関連の語彙の含有率からどれくらいのコンテンツがあるのか、ユーザーにとって有益なコンテンツが含まれているのかを計算するからかもしれません。
リライト失敗の対処方法
これらのリライト失敗をどう対処するかをテストしてみました。
ここまでのテストでリライトした失敗は、実はユーザーが見やすく分かりやすくしたのにも関わらず順位を下げてしまったことです。
なので、リライトの意図は問題は無いと推察します。問題は、スマートフォン用 Googlebotがどう判断するかです。コンテンツ量については、スマホで読める範囲かかなり読みやすく構文が検討された書き方になっているかです。決して分量ではありません。
5,000字➡10,000字にして順位を下げた記事を、再度リライトして10,000字➡7,000字にしてアップしました。64位から圏外に落ちた順位は、みごと9位まで復活しました。
リライトの変更をリクエストしたのは午前3:30で、スマートフォン用 Googlebotが訪問してきたのは19:13です。無事にもとの9位まで復活していました。
GRC、SEOチェキでチェックすると9位で、実際の表示も9位に表示されていました。
失敗しないリライトの方法
リライトで注意する点は、大きくダイナミックにリライトするなら、新しく記事を作った方がいいかもしれません。
もし、リライトして順位アップを狙うなら、微調整しながら順位をチェックしつつ手直ししていくことが大切です。
今回のテストは、ダイナミックな変更をした場合の事例です。実際には、ちょっとリスクが大きいのでこのようなリライトを実際には行わないと思います。
記事のH2見出しのリライト、コンテンツ内容のリライト、コンテンツ量を増減する分量、などをし腰ずつ行うことがポイントです。
まとめ
今回はリライトで失敗して順位を大きく落とした場合の対処方法を紹介しました。
少しずつ状況をチェックしつつ、段階的にリライトを進めるとリスクが少ないと思われます。
大胆なリライトには、注意が必要だと感じます。