GRCで検索順位を調べていたら、Googleの結果だけが「Google:ERR(KH)」とエラー表示されました。
これはどんなエラーなのでしょうか?
そこで今回はGRCのエラーの原因と対処方法について解説します。
GRCのエラー「Google:ERR(KH)」とは?
GRCは、ウェブサイトの検索順位をキーワードごとに追跡・分析するSEOツールです。
順位変動の履歴確認や競合比較が可能で、検索エンジンごとの結果も把握できます。
GRCは、検索エンジンyahoo、Google、Bingでの検索順位を調べSEO対策に役立つデータを効率的に提供します。
今回起きたエラーは、Googleの検索順位だけがエラーとなります。
そのエラーは下の画像の様になります。
エラーはGoogleだけで「Google:ERR(KH)」と表示されています。
一方、yahooとBingは通常通り表示されています。
エラーの原因
エラーの原因は、一般的に検索エンジン側の仕様変更で発生することがあります。
今回は、検索エンジン「Google」が仕様変更したことで、検索順位の取得ができなかったと言えます。
GRCの公式サイトでは次の様に説明しています。
項目の「ステータス」列に「ERR(KH)」と表示された場合は、検索エンジン側の仕様変更が原因で、検索順位が取得できなかったことを意味しています。
引用元:GRC
エラーの対処方法
では、エラーの確認方法と対処方法を説明します。
1.GRCの最新バージョンをチェック
GRCが古いバージョンの影響も否定できないため、一度GRCのバージョンをチェックしましょう。
現在のバージョン情報の確認は、ヘルプ → バージョン情報で確認できます。
現在のバージョンは、5.66.306 です。(2025年1月17日11時時点)
ヘルプ → 最新版にアップデート
これで最新バージョンにアップデートしておきます。
2.エラー項目の再チェック
次に、その後もエラーになっているかどうか再チェックします。
通常無料版のGRCは、1日1回しか検索順位チェックができませんが、エラー項目の再チェックは何度も可能です。
エラー項目だけをチェックしてくれます。
実行 → エラー項目再チェック
これでもエラーが改善されない場合は、エラー診断を実施します。
3.エラーの確認方法
エラーが改善されない場合は、エラー診断で確認します。
ヘルプ → サポート → エラー診断
エラー診断をすると、その内容により以下の内容が表示されます。
今回は「Google:ERR(KH)」が9件あることが確認できました。
ここから、「エラーの解説ページをブラウザで開きます。」のリンクをクリックしてエラーの内容を確認します。
4.エラーの対処方法
GRCの公式サイトでは、今回のエラーの原因が以下の通りなので、対処方法を確認します。
項目の「ステータス」列に「ERR(KH)」と表示された場合は、検索エンジン側の仕様変更が原因で、検索順位が取得できなかったことを意味しています。
引用元:GRC
公式サイトでは、次の通り対処方法を紹介しています。
このエラーにつきまして、現在、調査を行なっております。
引用元:GRC
エラーの修正が出来次第、自動アップデートによる対応、または、GRCから表示される「アップデートのお知らせ」で全てのユーザー様にお知らせいたします。
自動アップデートを待つか、アップデートのおお知らせの通知が来るのを待つかとなります。
GRCのアップデートには2種類ある
GRCには手動のアップデートと自動アップデートの2種類があります。
利用しているバージョンによりことなります。
GRCには、手動で行う必要があるバージョンアップと、自動で行われるバージョンアップがあります。
引用元:GRC
自動でバージョンアップが行われることを、自動アップデートといいます。
自動アップデートが行われるタイミングは、GRCを起動した直後、および、順位チェックの開始時です。
自動アップデート版を使っていない場合は、確認のため手動でアップデートしましょう。
ヘルプ → 最新版にアップデート
5.バージョンの確認方法
ヘルプ → バージョン情報で確認できます。
現在のバージョンは、5.66.306 です。(2025年1月17日11時時点)
「更新履歴ページを開く」から、現在のGECのエラーの改善履歴が見れます。
例えば、2025年1月のエラーが発生しているバージョンは5.66.3066です。
GRCが対応しているのは、5.66.303なのでまだ未対応となります。(2025年1月17日11時時点)
以上で対処方法の解説をおわります。
まとめ
GRCはSEO対策にとっては、必要なツールですが、今回の様なエラーが発生することがあります。
今回のエラー「Google:ERR(KH)」の原因が、Google検索エンジン側の仕様変更によることがわかりました。
対処としては、GRCがGoogle検索エンジン側の仕様変更に対応するのを待つことだと考えます。