Googleアナリティクスでアクセスを解析していると
時々直帰率100%で平均セッション時間0秒と
なっていることがあります。
良く知らないとスパムではないかと心配になります。
この意味を簡単に説明します。
直帰率と平均セッション時間の定義
直帰率はサイトを訪問してあるページを閲覧したとします。
そこだけ見てからすぐに帰ってしまう割合を示しています。
直帰率の定義
ユーザーがサイトを訪問して最初のページをだけを見て
帰ってしまった(離脱)した回数を、
最初のページが見られた総数で割ったのが直帰率です。
「ユーザーが閲覧を始めたページから他のページに移動することなくサイトを離脱したセッション(訪問)の割合」
直帰率=直帰したセッション数÷閲覧開始数
平均セッション時間の定義
サイト内にどれだけの時間滞在したかという数字です。
ユーザーがサイト内にいた時間の平均です。
ユーザーがサイトに訪問した最初のページに
滞在した時間は0秒と決まっています。
最初に見たページから次のページに移って閲覧すれば
初めて最初のページの滞在時間が計算されて表示されます。
つまり、次のページに行かずに帰ってしまったら
平均セッション時間は0秒となります。
また、最後に見たページも滞在時間は0秒と決まっています。
直帰率100%平均セッション時間0秒の意味
直帰率と平均セッション時間の定義をもとに
直帰率100%で平均セッション時間0秒とは何かを考えます。
その記事は、ユーザーが閲覧を開始して離脱してしまう率が100%です。つまり、そのペー時だけ見て帰ってしまったということです。
それを証明するのは平均セッション時間が0秒ということです。
最後に見たページは0秒として滞在時間が計算されますので
合計が0秒とは、そのページだけ見て離脱したことになります。
さらに平均セッション時間が0秒ということは、
殆ど全員が最初に見たページだけで帰ってしまったことを
表示しているのです。
考えられる状況
平均セッション時間が0秒とは、
どれほどの時間サイト或いは最初のページにいたかはわかりません。
推測できるのは、そのページだけ見て帰ってしまたということです。
それには2つの推測ができます。
一つは時間をかけて閲覧した場合とすぐに帰ってしまった場合です。
良く作り込まれていてページのタイトルと
内容がユーザーの期待通りなら
記事を読んで滞在してくれたと推測します。
しかし、その記事を見るといかにも
コンテンツがいまいちであれば、
サッと帰ってしまったことが推測されます。
これらの事を元に不足のあるコンテンツをリライトして
再投稿したらページの評価が上がったことが多数あります。
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徹底活用 Googleアナリティクス
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成功に導く解析・改善のための操作ガイド
おわりに
Googleアナリティクスの解析データで、
直帰率100%平均セッション時間0秒の見方を説明しました。
サイトの設計や記事の書き方等で
改善するための基礎データとして活用できるのです。
なお@NAOテック