ブログの記事が読まれるかどうかは、記事タイトルにかかっているといっても過言ではありません。
タイトルの決め方ひとつで、その記事が読まれるかどうかの分かれ道になります。
タイトルの付け方にはポイントがあり、最初は面倒かもしれませんが慣れてくると効果的なタイトルが書けるようになります。
なぜブログ記事のタイトルは重要なのか?
私たちが知りたいことを検索した時を思い出してみましょう。
検索して表示されたブログの記事のタイトルを見て、読むかどうかを判断しませんか?
そうなんです、記事のタイトルに知りたいことが詰まっていると、その記事をクリックしたくなります。
ブログ記事のタイトルを見ただけでクリックするかどうかをユーザーは判断していると言われています。
ポイントは、タイトルを見ただけで記事の内容が分かることです。
さらに、他の記事のタイトルと差別化を図るべくインパクトのあるネーミングが効果的なのです。
ブログ記事のタイトルを作る10のテンプレート
タイトルは記事の内容と関係があることが最大のポイントです。
タイトルとブログ記事の内容が違うと、読者はすぐにその記事から離脱してしまします。
記事のタイトルを付けるには一から考えるよりも短時間で効果的に作る方法があります。
それは、長年多くのブロガーによって研究されてきたテンプレートを利用することです。
テンプレートとは「型」で、ある規則を元に作られたブログの記事タイトルの設計図のようなものです。
では定番ともなっているテーマの「テンプレート」の項目を説明します。
(1)「数字」を使う
「〇〇%」「2020年版」「3つの効果」など「数字」を使うことで、具体性がでてきます。
「多くの人が使っている」というよりも「80%の人が使っている」とした方が相手にとって具体的なインパクトがあり、クリックしてくれる確率がアップします。
(2)「難しくない」というアピール
人間は面倒だったり難しいことを避ける習性があります。
なのでタイトルに「誰でもできる」「すぐにできる」「簡単な・・」など、だれでもすぐに取り組めることをアピールする言葉を入れることが大切です。
「これなら、やれるかもしれない!」と記事をクリックしてくれますよ。
(3)「疑問形」を取り入れる
知りたいことを検索している人は「・・は、なぜなの?」「どうすれば可能なの?」という疑問をもっているのです。
そこで、タイトルに「・・・できるの?」などと疑問形になっていると、自分の悩みや疑問と同じだと思ってクリックしてくれるのです。
「食べてダイエットできる?」というタイトルをつけてみましょう。
すると、食べても太らないダイエット方法を探している人にとっては、なにが書いてあるのだろうか?とクリックしたくなるのです。
(4)理由や原因を入れる
知りたい事の原因やその理由をタイトルに入れると、そのことを検索している読者は「探しているものがある!」とクリックしてくれます。
「クリックされない5つの原因とは?」と「原因」を入れると具体的に知りたいことを表現できるので、クリックしてくれるのです。
「~の理由」や「~のわけ」に置き換えても効果があります。
(5)「使い方」「方法」などの解決方法を入れる
検索している人の多くは「解決方法を知りたい」のです。
そこで、「方法」「対策」「~の仕方」「~の作り方」「使い方」などの解決方法を表す言葉を入れるとクリックしてくれます。
自分の知りたい方法がそこにあれば、確実にクリックしてくれるのです。
(6)「比較」する言葉を入れる
読者の中にはどの商品を選んだらいいのかを知りたい人がいます。
その場合「レンタルサーバーの徹底比較」「機能の比較一覧」などの言葉を入れるとクリックする確率が高くなります。
比較という言葉のかわりに「口コミ」「メリット・デメリット」などで表現することも効果的な方法です。
(7)体験やレビューを入れる
実際に体験した内容を表す言葉をタイトルに入れると、「実際はどうなんだろう?」と真実を知りたい読者はクリックしてくれます。
実際に体験したブログ記事は「レビュー記事」なので、読んでみたくなります。
そして、その結果は良かったのかどんなことが問題だったのかなどが、タイトルからわかればクリック率は大きくアップします。
「体験レビュー。~を実際に使ってみたら不便?」などのタイトルでインパクトを与えて、実は便利なメリットもあることを記事で説明することもクリック率をアップする方法です。
(8)「年齢」「性別」などの対象を入れる
「30代のモテるファッションカラーとは?」などと、30代という年齢をいれたりします。
また、「成功する男の持ち物とは?」など男性や女性という性別に関するワードを入れます。
自分と同じだと共感してクリックしてくれる可能性がグンと高まります。
(9)「あなたなら・・・!」など呼びかける
検索に表示されたタイトルに「あなたなら、簡単にできる!」とか「やってによう!すぐできる3つの方法」などのように、可能性や呼びかけは、つい読んでみようという行動に結び付きます。
このフレーズは、結構クリックする方が多い中の一つです。
(10)「網羅性」を入れる
情報を検索している人は、その記事を読んだだけで解決できれば、何回も検索せずに面倒なくて済みます。
タイトルに「網羅」「まとめ」「徹底解説」などの網羅性のある言葉をいれることで効果を高めます。
網羅性があるタイトルは、徹底的に説明してくれる記事であることを表現し、これさえ読めば解決するということです。
網羅性をタイトルに含ませることでクリック率をアップできます。
「~レンタル料金の徹底比較!」などがこの種にあたります。
ライバルが多いのでインパクトのあるネーミングが必要になります。
記事タイトルの文字数
タイトルの文字数をよく考えないで作ると、長すぎた場合は端末によって全てが表示されないことになります。
表示されるタイトルの文字数は、スマホで43文字まで、SNSは40文字まで、パソコンでは33文字までです。
タイトルは.全角33文字以内なら、どの端末でも全て表示できます。
検索されたいキーワードを入れる
読者が検索で使ったキーワードがタイトルに入っていることがクリック率をアップする秘訣です。
せっかくキーワードで検索したのに表示されたタイトルにそのキーワードが無ければ、読者はその記事を飛ばしてしまします。
検索キーワードがしっかりと目にはいるとクリックしてくれます。
キーワードはタイトルの左端の位置に置くことが効果をアップします。
キーワードを入れることに趣を置きすぎると、へんなタイトルになってしまい違和感があって逆にクリックされない可能性もでてきます。
自然な感じでタイトルにキーワードが入っていることが大事です。
記事タイトルを決める大切な3つのポイント
実際にブログ記事のタイトルを決めるときのポイントを3つ紹介します。
このポイントをしっかりと踏まえれば、クリックされるタイトルができます。
(1)伝えたいことを明確にする
ブログ記事のタイトルは読者に何を伝えたいのかを明確にすることが大事です。
好きなことを好きなように書いていては、なんの記事か分からなくなります。
読者に伝えたい事は何なのかをしっかりと絞っておくことが必要です。
(2)伝える相手を考える
次は、伝えたい内容に対して読者はどのように悩んでいいるのかを、読者の目線に立って想像し考えることです。
その読者像をイメージして、その人に向かって書くことです。ペルソナとも言われています。相手の年齢、性別、環境、興味、悩みなどを設定してイメージをすることです。
例えば、記事で伝えたいことが「栄養をしっかりとって食べてもダイエットになる方法」とします。
読者のことを考えると「食べたいのを我慢したくない、そんなダイエットの方法はないだろうか?」というのが悩みです。
そのタイトルを「食べて成功するダイエット!今からできる3つの方法」というタイトルならば、きっとクリックしてくれるでしょう。
(3)どんなキーワードで検索するか考える
読者が悩みを解決したい時に、どんなキーワードで検索するのかをしっかりと考えることです。
キーワードは「主要キーワード」と「関連キーワード」の2種類を決めます。
先ほどのダイエットの例だと、主要キーワードは「ダイエット」で、関連キーワードは「食べて痩せる」となります。
そのためには、現在どのようなキーワードで読者が検索しているのかを知るツールを使うことです。
よく使われている無料のおすすめツールを紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、Googleやyahooなどで検索されているキーワードを調べるツールです。
検索枠にキーワードを入力すると自動的に関連する言葉が出てくる「サジェストワード」のリストを表示してくれます。
主要キーワードを入力し検索することで、関連キーワードも調べられます。
サジェストキーワード(Google/Bing/Youtube等)・関連Q&A・トレンド情報を一括で取得!
出典:公式サイト:ラッコキーワード
コンテンツ制作における、検索意図・コンテンツニーズの把握が効率的になります。
Keyword Tool
キーワードツールはGoogleキーワードプランナーおよび他のキーワード検索ツールの代わりに使用できるベストツールです。
キーワードツールの無料版では、すべての検索語句に対してロングテールキーワードの提案を最大750個まで生成します。
キーワードプランナーや他のツールとは異なり、キーワードツールはいつでも動作するため、非常に信頼できます。キーワードツールはアカウントを作成しなくても完全無料で使用できます。
出典:公式サイト:Keyword Tool
Keyword Researcher
現役AIエンジニアでブログブートキャンプを運営しているアレックスさんがリリースした関連キーワード取得ツールです。現役のエンジニアが作ったツールだけあって、シンプルで初心者でも簡単にすぐ欲しい情報が取得できて便利です。
また、検索エンジンから様々なサジェストキーワードを取得できることはもちろん、キーワードマップによる整理やGoogle検索・Twitter検索・YouTube検索の確認などブログ記事のSEO対策やネタ探しに役立つツールです。文字数カウントができるツールも公開していて、使いやすいのでおすすめです。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうござました。
この記事では「ブログの記事タイトルの重要性」と「記事タイトルのテンプレート」「タイトルとキーワードの使い方」を紹介しました。
記事タイトルは、「タイトルだけで記事の内容が分かる」「競合するブログとの差別化」です。
大切なことは、読者の検索意図をしっかりと分析して、タイトルのテンプレートを利用して読者が悩みを解決するために検索するキーワードを使い、ブログの記事タイトルを作ることです。
是非、クリック率の高い記事タイトルの作り方をして読まれるブログ記事にしてくださいね。