AI検索の話をすると、
「もうSEOは終わりだ」
「検索を狙っても意味がない」
そんな声をよく聞く。
でも、僕は少し違う感覚を持っている。
実際、検索順位は大きく落ちていない。
検索意図も、これまで通り満たしている。
それなのに、数字の一部だけが変わった。
だから最初は、
「SEOのやり方が間違っていたのか?」
と考えた。
けれど、いくら記事を見直しても、
致命的なズレは見つからなかった。
問題は「SEO」ではなかった

気づいたのは、
検索結果に出る前の段階だった。
AI検索は、
ユーザーが記事を開く前に、
それなりに“正しそうな答え”を渡してしまう。
するとどうなるか。
- 検索意図は満たされた気になる
- でも本文は読まれない
- 読まれないから、広告も見られない
SEOは成立している。
けれど、記事は通過されている。
この違和感は、
順位やPVでは見えにくい。
「検索意図を満たす」とは何か?
多くの記事は、
検索意図を「答え」として定義している。
- 方法はこれ
- 原因はこれ
- 結論はこれ
たしかに間違っていない。
でも、AIはその部分を抜き出すのが得意だ。
結果として、
答えだけが先に消費される。
ここで初めて、
SEOと収益の間にズレが生まれる。
捨てるべきなのは「即答」なのか?
SEOを捨てる必要はない。
検索意図も捨てなくていい。
捨てるべきなのは、
一瞬で答えを渡してしまう構成だ。
- なぜその結論に至ったのか
- 途中で迷った点は何か
- 他の選択肢はなぜ選ばなかったのか
こうした部分は、
AIがきれいに要約しづらい。
そして、
人はそこを読みたくなる。
読ませる力は「遠回り」にある
AI検索時代に必要なのは、
情報の正確さだけではない。
- 思考の流れ
- 判断の理由
- 行間の違和感
いわば、遠回りの文章だ。
結論を最後に置く。
途中で立ち止まる。
少し迷わせる。
これだけで、
記事は「要約向き」から「閲覧必須」に変わる。
SEO+読ませる力は両立できる

検索キーワードは入れる。
検索意図も外さない。
ただし、
答えを最初に置かない。
それだけで、
AI検索との距離感は大きく変わると考えた。
SEOを守りながら、
人に読ませる。
AI検索時代に求められているのは、
そのバランスなのだと思う。
