Googleアドセンスから突然メールが届きました。
「お客様の AdSense アカウントでオファーウォールをご利用いただけるようになりました。」
「オファーウォール」とは、どの様に利用できるのでしょうか?
はじめて聞く方も多いのではないでしょうか。
本記事では、オファーウォール(offerwall)の説明と使い方を、初心者の方にもわかるように詳しく解説します。
Googleアドセンスからメールで届いた「オファーウォール」とは?

アドセンスからのメールには「お客様の AdSense アカウントでオファーウォールをご利用いただけるようになりました。」とお知らせがありました。
よく読むと、Googleアドセンスのアカウントで「オファーウォール」が利用できるということです。
つまり、オファーウォールは、Googleアドセンスと併用できる外部の広告システムのことです。
この「オファーウォール」が、アドセンスのアカウントで利用できるという仕組みで、収益が入る広告です。
オファーウォールの仕組み
オファーウォールは英語表記で「offerwall」となります。
かんたんに説明すると、ブログ記事を読む前に短い広告を見ると、記事が表示されて読める仕組みです。
他の例で説明すると、YouTubeを見る時に、短い動画が表示され、ある時間見ると、本来見たい動画が見られるという仕組み。
つまり、読みたい記事(コンテンツ)の前にWall(壁)があり、そに表示される広告(リワード広告)を見ないと記事が読めないという仕組みです。
リワード広告とは、成果報酬型広告の一種です。
広告のリンク先のWebサイトで、アプリのダウンロードや、商品の購入など成果が発生すると、広告主から成果報酬が支払われます。
例えば、あるブログをクリックしたときに、以下の様なメッセージが表示されます。

「短い広告を見る」をクリックすると、動画広告やイメージ広告が一定時間表示されます。
その後、サイトに入ることができて、お目当ての記事が読めます。
読者が広告を見ると、ブログ運営者に広告収益が発生することになります。
オファーウォールの種類
Googleアドセンスのアカウントで利用できるオファーウォールは、「30 秒以下の動画広告またはイメージ広告」になります。
読者が短い広告を見ることを選択すると、動画広告やイメージ広告が表示され終了すると、ユーザーはサイトへのアクセスを再度許可されます。
記事ごとではなく、ブログそのものに設定されます。
オファーウォールには一般的に次の種類があります。
- アプリインストール型: ユーザーにアプリのインストールを促す広告
- 成果報酬型: ユーザーに特定のアクション(会員登録、資料請求など)を促す広告
- 動画視聴型: ユーザーに動画広告の視聴を促す広告
- アンケート回答型: ユーザーにアンケートへの回答を促す広告
オファーウォールの設定方法
では、早速オファーウォールの設定方法の手順を順番に説明します。
「プライバシーとメッセージ」をクリックします。

「Offerwall」のエリアが以下の様に表示されます。
「作成」をクリックします。

次に「Offerwallを作成」をクリックします。

次はオファーウォールを設定するサイトを選びます。
「サイトを選択」をクリックします。

Googleアドセンスの利用可能なサイト一覧が表示されます。
オファーウォールを設定するサイトにチェックを入れて選びます。

「サイト名を追加」をクリックして、サイト名を入力します。
正式なサイト名でもいいし、自分が分かりやすい名称でもOKです。

「保存」をクリックし、サイト名を設定します。
最後に「確認」をクリックします。

次は、オファーウォールに表示される言語を選びます。
日本なので「日本語(ja)」を選びます。

オファーウォールが表示される頻度を設定します。
ページビューが何回になると、オファーウォールが表示されるかの設定です。
もし「1」だと、ページが1回表示されるごとに、オファーウォールが表示されるので、表示回数が多くなり収益が上がりますが、一方読者にはちょっとうるさい感じになり、離脱するリスクがあります。
そこで、デフォルトの4回がおすすめです。

「リワード広告」は「オン」です。
頻度の設定を変更する場合は「設定」をクリックします。

以下の画面から、頻度の変更が可能です。

ここまでの設定で、以下の画像が表示されることになります。
この段階で、以下のプレビューが設定画面に表示されます。
ただし、最上部のロゴは未定のままです。

では、「公開」をクリックしてみましょう!

2段階で公開を確認します。
「公開」をクリックします。

ここで「エラー」が表示されます。
理由は、オファーウォール表示にロゴが設定されていないためです。

もしロゴを設定する場合は、「修正」から設定することができます。
ロゴを利用しない場合は、次の様に設定します。
「サイトの選択」画面から、赤矢印の「?」マークをクリックします。

以下のメニューが表示されるので「メッセージにロゴを表示しない」をクリックします。

表示される画面から、「ヘッダー」を選びます。

ここで「ロゴ」のボタンを左にスライドして、オフにします。

すると、エラー表示が消えて、以下の様にロゴの代わりに設定したサイト名が表示されます。

安心して進めてください。
この設定は、以下の画面からも可能なのでいつでも再設定が可能です。

表示の全般を設定することが可能です。

管理画面から確認すると、以下の様に設定されました。
これで完了です。
結果を見ると、以下の様に表示されました。

サイトを追加するときは、プライバシーとメッセージの画面から、同じように設定すれば大丈夫です。
オファーウォール広告の活用
オファーウォールは、収益効果とサイト離脱の両方のバランスが必要な広告です。
理由は、読者は30秒以内の動画やイメージ広告を見ないと記事が読めません。
その結果、オファーウォール広告が頻繁に表示されると、読者は見たくないので離脱するリスクが高まります。
表示回数は4回程度に抑えることが良いと思います。
オファーウォール広告の収益確認
オファーウォールが設定されて、運用がスタートすると、「管理」というボタンが表示されます。

「管理」クリックすると、以下の収益画面が表示されるので、確認することが可能となります。

まとめ
Googleアドセンスと併用して利用できる「オファーウォール」広告について解説しました。
ポイントは、適度は回数での表示です。
収益増加が期待できる広告なので、YouTubeの視聴になれたユーザーなら、違和感なく利用できると思われます。