今回2024年3月のGoogleコアアップデートでサイトの順位が大きく上がった方がいました。
その一方で、モチベーションが消えうせるほどに落ち込んだ方も見受けました。
長年サイトを育て上げてきたのに、コアアップデートたった1回で、記事が上位から60位、90位、あるいは圏外へと消えた方もいたはずです。
しばらくはランキングが夢に出てきたり、回復して上位になった夢などに、うなされた方もいるのではありませんか?
とは言え、Googleコアアップデートで被弾しないという保証はありません。
いつか、必ず影響を受けることは避けられないのが現状。
だから、被弾したことは当たり前のことだと考えることが重要ですね!
専門家でもないぼくが、こんなコアアップデートの記事を書いたところで、なんのエビデンスもありません。
予測や方法などは、やってみただけのことで、はたして、本当なのか、良かったのか、良くなかったのかなどは、なんの保証もないのです。
だから、ひとりのブロガーの体験として、検索順位が下がった問題点をまとめたので、読んでいただければと思っています。
コアアップデートに被弾して愕然とした!
まさかの坂があるといいますが、悪夢としか思えない出来事が、今回のコアアップデート被弾の影響。
なんと、Googleアドセンスの収益は、どんどん下がっていきます。
PV数を見ていると、どんどん下がっていきます。
記事の検索順位もどんどん下がります。
こんなグラフを来る日も来る日も、毎日続けて見ていると、気分が悪くなりますよね!
アドセンスの他に、ASPアフィリエイトでも記事の検索ランキングが下がったので、表示回数もどんどん減少し、クリックなどは1回か2回あればいい方です。
Amazonアソシエイトもあんなにクリックがあったのに、5月は全くありません。
つまり、なんかネットが無い無人島にでも流れ着いたかのような状況となったんです。
被弾したサイトがどんな状況か確認してみよう!
愕然とした状況でもがいていても、何の解決にもならないですよね!
そこで、自分のサイトがどんな状態なのかを、チェックしてみることにしました。
チェックするツールは、Googleサーチコンソールを使いました。
何をチェックしたかと言えば、次のデータです。
- セキュリティと手動による対策
- ページのインデックス登録
- 平均掲載順位
この3つをチェックした理由を説明します。
あくまでも、素人のぼくの考えですので、ご了承くださいね!
1.セキュリティと手動による対策
最初にセキュリティと手動による対策をチェックしました。
理由は、Googleの担当者からの警告が届いていないかをチェックするためです。
ネット上で検索してみると、意図的で意味のない多数のスパムリンクや、クリックを稼ぐため品質の低い記事をAIで多数自動作成したり、そんなことが原因の場合、警告が表示されるというのでチェックしました。
手動による対策とは?
手動による対策(ペナルティ)は、Googleの担当者がサイトを目視しで審査します。
その結果、Googleのスパムに関するポリシーに準拠してない場合に、そのサイトに対して手動により対策が行われます。
例として、こんなことが表示されます。
https://example.com/real-estate/*
この表示の場合は、「real-estate/」ディレクトリ下の一部またはすべてのページが影響を受けていることを示しています。
すべてのページに影響があります
この表示がある場合は、サイト全体が手動による対策の影響を受けていることを示しています。
つまり担当者から直接、あなたのサイトは、〇〇です。と警告が表示されるという、恐ろしいものです。
その結果、次のようになります。
- ページの順位が下がる
- サイトの順位が下がる
- 検索結果から除外される
手動による対策が行われると、
ページの順位が下がります。これは、特定の記事だけ順位が下がる影響です。
もっとすごくなると、サイトの順位がさがります。サイト全体の順位が下がるので、そこにある記事の全てが影響を受けることになります。結構厳しいです。
最もすごいのは、検索結果から除外されることです。これは、つまりGoogleのインデックがはがされることを意味します。つまり、投稿した記事がGoogle検索からは消え去るという、恐ろしいものです。
手動による対策を受けていない場合は、緑色のチェックマークと適切なメッセージが表示されます。
ぼくのサイトは、手動による対策は、来ていませんでした。
ちょっと安心です。
先ほどの、スパムポリシーのアップデートは以下の記事で説明していますので、参考にしてください。
セキュリティの問題とは?
[セキュリティの問題] レポートに一覧表示されるのは、サイトがハッキングされている場合や、サイトでの操作によって訪問者やそのパソコンに危害が及ぶおそれがある場合に報告される問題です。
引用元:Google
事例としては、フィッシング攻撃、マルウエアなどがあると説明しています。
このようなページが検索結果に含まれている場合は、検索結果に警告ラベルが追加されます。
ブラウザによっては、ユーザーがそのページにアクセスしようとしたときに、警告ページが表示される場合もあると説明しています。
この問題もなかったので、安心です。
2.ページのインデックス登録
次は、ページのインデックス登録がどう変化したかチェックする方法です。
Google のアルゴリズムは、ウェブスパムの検出を得意としており、ほとんどのウェブスパムは自動的に発見されて検索結果から削除されます。
引用元:Google
つまり、手動による対策とは別でしょう。
Googleのアルゴリズムが自動でスパムポリシーに準拠しているかどうかを審査して、準拠していないと、自動的に検索結果から削除されると説明しています。
つまり、自動でインデックスがはがされてしまう恐ろしい対処ですね。
その結果、ぼくたちが知らない間に、Googleのインデックスから登録が削除されます。
そこで、Googleサーチコンソールのページのインデックスで、どうなっているかチェックします。
下はあるサイトの事例です。
緑のインデックス登録済みを選んで表示させたのが以下のグラフです。
自分で記事を削除したり、下書きにすると、みどりのグラフが減ります。
削除されてから表示までタイムラグはあります。
でも、何にもしないのに、ガクッと減った時は、何らかのペナルティが行われた可能性があると思います。
上のグラフで緑のグラフが途中で多少減ったのは、記事を整理した影響と思われますが、ひょっとしたらインデックスが剥がされたかもしれませんね。
この事例の場合は、その後、徐々に投稿した記事がインデックスされて増えているので問題は無いと、勝手に甘く判断しています。
順調にインデックスは増加しています。
3.平均掲載順位
平均掲載順位をチェックしてみましょう。
理由は、サイト全体が自動でペナルティを受け、順位が下がったかどうかをチェックするためです。
手動による対策は無くても、Googleのアルゴリズムが自動で審査して、自動でサイトの順位を下げたり、登録を外したりしているかを、確認するためです。
チェック方法は、Googleサーチコンソールで「検索パフォーマンス」➡「平均掲載順位」を表示させます。
すると、次のようなグラフが表示されます。
コアアップデート被弾の影響で、一時下がりましたが、その後、上下を繰り返しつつ、戻り始めています。
つまりこの場合は、サイトのインデックスと掲載順位がペナルティを受けているとは、言えないと判断しました。
一方で、ガクんと一気に下がった場合は、要注意だと考えます。
サイト全体が、下がりっぱなしで復活の兆しが見えない場合はペナルティを疑います。
ただし、手動による対策ではないので、評価の低い記事が多かったことで、全体の順位が下がったという可能性も否定できません。
コツコツとサイトを高品質のコンテンツに再構築することを、まずはやってみることだと考えます。
一部上位ページの掲載順位が下がっただけか?
ここまで調べてみた結果、被弾したサイトの中には検索順位10位以内に入っている記事が複数残っていることが分かりました。
つまり、ユーザーにとって品質の低い記事がランクを落とした結果だと、勝手に生ぬるい判断をしました・・・
つまり従来の基準では、クリアして上位にランクされていた多くの記事が、今回のコアアプデでその価値が見直された結果、低いと判断されて、ことごとくランクを下げたかもしれません。
サイト全体が下がったのか、上位記事のランクが下がったために、全体が下がったように見えたのか?
そこで、最後は、サイト評価が下がったかどうかを実証判断するテストをしてみました。
実際にサイト全体の評価が下がっていれば、どんなに内容がいい記事でインデックスされても、上位にはならないと言われています。
あくまでもこの情報を信じればのことですが。
それは投稿した新記事がインデックスされるかどうかです。
新記事がインデックスされ、上位表示されるかどうか調べる
サイトがどのように評価されているかをチェックするには、新しい記事を投稿して、インデックスされるのか、上位ランキングされるのかを調べることです。
そこで、新しい記事を投稿してみました。現在上位にランキングされている記事と同レベルの、コンテンツ内容としました。
新規投稿した結果、数時間でインデックスされました。
その後、ランキングは上下を繰り返し、複合キーワードで4位にランクされました。
これは自慢ではありませんが、やはりユーザーが必要としている記事はランキングも上位になることが分かりました。
被弾したサイトでも、この結果が得られるということです。
つまり、サイト全体が被弾の影響でランキングが下がったとは、判断できないと考えました。
新しい記事は、インデックスされるので、一安心です。
被弾した原因はコンテンツの品質が低かったことか?
被弾したサイトで影響の大きい順に並べると、商品を売ることを目的としたサイトで大きく順位がさがっています。次は、趣味のブログでした。
影響が少なかったサイトは、当ブログで技術系です。次に影響が少なかったのが高齢者に特化したブログです。
つまり、品質が評価されたのは、お役立ちコンテンツで、品質を評価されなかったと推測するのはアフィリエイトサイト。
ただ、アフィリエイトサイトには、別の問題があるようです。
アフィリエイト記事でも、上位に残っているものがあります。それは競合が少ないコンテンツ。
その他は、個人サイトではなく会社が上位を占めていることが分かりました。
つまり、会社は外部リンクという強い評価の素をもっていることで、今回のコアアプデで再編された結果、検索順位で負けたのかもしれません。
どうしても、企業は外部リンクが多く、信頼性が高く評価されるはずですね!
まあ、仕方がありません・・・
でも、Googleが結果的に会社を優先することになると、個人ブロガーは流入先をGoogleのインデックスから、SNSのXなどにシフトする可能性も出てくることも考えられます。
最近、Googleでは、E-A-T に「E」経験を追加しています。個人サイトが企業に負けない強みのところだと考えます。そのためかどうかは不明ですが、経験を評価に追加したことは、意味があるかもしれません。
今後、個人ブロガーが会社がもつ信頼性に勝つには、体験を重視したコンテンツで勝負することが重要になるかもしれないと、考えています。
まとめ
ここまで、5,000字も読んでいただき、ありがとうございました。
しかし、今回のコアアップデート被弾の影響は、ぼくにとっては、初めての経験でした。
この経験から学んだことは多く、多岐にわたり、本当に勉強になったことは間違いありません。
運営しているサイトに中には、クリック数が一時90%も減少したサイトもありました。
そのサイトは、リビルトして、今はランキングが持ち返していて、クリック数は徐々に上がってきました。
そのサイトを元にして、だめもとでチャレンジしてみたことを記事にしています。
まだまだ、途中のことになりますが、まとめてみました。