ついに公開されたOpenAIの最新モデル「ChatGPT 5.2」。
「企業向けのエージェント機能がすごいらしいけど、個人には関係ない?」
「最近評判のGoogleのGemini 3とどっちが良いの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、最新状況を整理しました。
ChatGPT 5.2を無料で使う手順とルール

結論から言うと、特別な設定は不要で使えます。ChatGPTの無料で使う画面のまま使っていれば、必要に応じて ChatGPT 5.2 に自動的に切りかわります。
ちなみに、ChatGPTの無料版に次の質問をしました。
「あなたをChatGPT5.2で使うにはどうすればいいですか?」
聞いてみると次の回答がありました。
結論から言うと、特別な設定は不要で、
ChatGPTからの返答
この画面でそのまま使っていれば、条件に応じて ChatGPT 5.2 が自動的に使われています。
つまり、無料ユーザーでも特別な申請なしでChatGPT 5.2の利用が可能です。
もう少し分かりやすく説明しますね。
ただし、いくつかの「コツ」と「ルール」があります。
① 使い方の手順
基本的には自動適用されますが、手動で切り替える場合もあります。
- ChatGPTにログインする。
- 画面左上のモデル選択メニュー(または「ChatGPT」のロゴ)をクリック。
- 「ChatGPT 5.2」(または「GPT-5.2」)を選択する。
- ※表示されない場合は、自動的に「GPT-4o」などが選択されていますが、難しい質問をすると自動で5.2相当の能力が発動する「スマートモード」になっている可能性があります。
② 無料版の「制限」を理解する
ここが重要です。無料版で5.2を使う場合、「回数制限」があります。
- 制限の目安: 数時間(例: 3〜5時間)ごとに数回〜十数回のメッセージ送信まで。
- 制限にかかったら: 自動的に軽量モデル(GPT-5.2 FlashやGPT-4o miniなど)に切り替わります。
- 賢い使い方: 挨拶や簡単な質問は軽量モデルで行い、「ここぞ」という複雑な相談や推論が必要な時だけ5.2を使うのがコツです。
個人ユーザーこそ使いたい「ChatGPT5.2」の新機能

企業向けには「業務自動化」が売りですが、個人ユーザーにとっては「面倒な用事を完遂してくれる執事」へと進化しました。
① 「考える」から「行動する」へ(自律型エージェント)
これまでのAIは「旅行の計画を立てて」と頼むと、プランを提案するだけでした。 ChatGPT 5.2(特にAgent機能)は、許可さえすれば以下のように実行まで踏み込みます。
- Before: 「沖縄のおすすめホテルをリストアップ」
- After (5.2): 「沖縄のホテルを比較し、予算内で空室がある場所を予約サイトで検索。候補を3つに絞って、予約リンクと共に提示」までを自律的に行います。
② 「Thinking」モデルの標準化
一部のモデルで試験運用されていた「思考プロセス(Thinking)」が強化されました。
「なぜその結論に至ったか」を論理的に検証してから回答するため、ハルシネーション(嘘)が激減しています。
その結果、個人の学習や、重要な決断(保険の比較、家電の購入相談など)での信頼性が段違いになりました。
③ 動画・画面のリアルタイム理解
「PC画面上のエラー表示」や「スマホのカメラで映した冷蔵庫の中身」をリアルタイムで見せながら相談できるようになりました。
レシピ提案やPCトラブル解決が、まるで横に詳しい人がいるかのようにスムーズになります。
「Gemini 3」との比較・使い分け

話題の「Gemini 3」とはどう違う?
11月にリリースされたGoogleのGemini 3(特にProモデル)は、ベンチマークテストで多くの記録を塗り替え、「ChatGPT超え」とも騒がれました。
ざっくりとした使い分けの結論は以下の通りです。
| 特徴 | ChatGPT 5.2 | Gemini 3 |
| 得意なスタイル | 「出力・完遂」のプロ | 「入力・分析」の怪物 |
| 強み | 依頼したタスクをきれいに形にする。 ドキュメント作成、計画の実行、対話の自然さ。 | 圧倒的な情報量を読み込む。 長時間の動画、大量の論文、数万行のコードを一気に理解する。 |
| 理系能力 | バランス型 | 数学・コーディングで現時点最強クラス。 |
| 使い心地 | 気が利く秘書 | 博識な研究者 |
この比較からわかる通り、「無料ユーザーの最強の利用方法」は以下の通りです。
無料ユーザーにおすすめの使い方

メインにGemini 3 (無料版)を使い、ここぞという時:ChatGPT 5.2 (無料版)で差を付ける使い方です。
Gemini 3は、制限が緩く、大量のテキストや動画を読み込めるため、情報収集や下調べにガッツリ使う。Geminiで集めた情報を元に、「最高のブログ記事を書いて」「完璧な旅行プランに仕上げて」と、回数制限のあるChatGPT5.2へおいしいところを依頼する。
制限があるからこそ、この「二刀流」が2025年12月時点での最適解と言えます。
この使い方は、コンテンツの質を高めるためにおすすめです。
まとめ
まずは触ってみましょう!
ChatGPT 5.2は、単なるチャットボットから「個人のエージェント(代理人)」へと進化しました。 企業向けと思われがちですが、個人の「調べる」「まとめる」「決める」時間を大幅に短縮してくれるツールです。
まずは無料で、その「思考力」と「実行力」の違いを体感してみてください。
