「Googleサーチコンソール（サチコ）って、重要だとわかっていても操作が面倒……」
「検索パフォーマンスやフィルタを追加とか言われても、難しくてよくわからない……」
そう感じて、日々のブログアクセス分析を後回しにしていませんか？
2025年12月に入り、Googleサーチコンソールに「試運転機能：AIを活用した構成」という新しい機能が追加されるようになりました。
まだテスト段階の機能でということで、現在は一部のユーザーに表示されているようです。
このAIを活用して機能が正式実装されれば、「分析が苦手な人ほど助かる」画期的なツールになること間違いなしです。
今回は、この新機能を実際に使ってみたので、初心者の方にもわかりやすく解説します。
サチコの新機能「AIを活用した構成」とは？
新機能「AIを活用した構成」は、このように表示されます。
この機能が追加されたことに気付いたのは、2025年12月7日のことでした。
調べてみると12月5日には追加されていたことが分かっています。
一言で言うと、「やりたいことをチャットで入力すると、AIが自動で設定してくれる機能」です。
今まで、Googleサーチコンソールを使って特定のデータを見たいときは、例えば自分で「検索パフォーマンス」→「フィルターを追加」→「キーワード、ページ、国・・・」……と何度もクリックしたり、複雑な条件設定をする必要がありました。
ところが、面倒な設定や処理をGoogleサーチコンソールのAIが代わりにやってくれます。
ここが初心者には嬉しい機能といえますね！
では、詳しい使い方説明します。
新機能AIを使用する使い方
この新しく追加された機能の使い方を説明します。
検索パフォーマンスの画面にある「新機能：AIを使用してパフォーマンスレポートをカスタマイズする」と説明が表示される赤矢印のボタンを押して指示するだけでOKです。
すると次の画面が表示されます。
次に赤い矢印の窓から、AIに指示します。
例えば、次の様な指示をしてみましょう。
「過去3ヶ月の『スマホ』からのアクセスで、ブログ記事（/blogを含む）だけのデータを見せて」
このように入力して、右下の赤い矢印のアイコンをクリックします。
これだけで、AIが自動的に期間設定やページの絞り込みを行い、見たいデータを表示してくれます。
今まで、この事例のデータを表示させるのは、初心者にはかなり敷居が高い操作でしたが、AIが簡単に処理してくれます。
サチコ分析が苦手な人にとっての3つのメリット
この機能は、サチコを使いこなせている上級者よりも、むしろ「分析が面倒だと感じているユーザー」にこそ恩恵があります。
例えば次のような場合に、便利になります。
メリット1. 「どこを押せばいいの？」からの解放
メニューの階層を覚える必要がありません。
「フィルタ機能はどこだっけ？」「比較するにはどうするんだっけ？」と迷う時間がゼロになります。
いちいち設定を覚える手間が不要になるので、初心者にはGoogleサーチコンソールのカベが低くなります。
メリット2. 「正規表現」などの専門知識が不要
「特定のURLを含むページだけ見たい」という時、これまでは少し難しい設定が必要な場面もありました。
これからは「〇〇を含むページだけ」と日本語で指示するだけでAIが裏側で処理してくれます。
まるで、専門家が隣でやってくれる感じでミス操作もなく安心です。
メリット3. とにかく時短になる
複数の条件（期間、デバイス、国、キーワードなど）を組み合わせる作業は、地味に時間がかかります。AIなら一瞬でセットアップ完了です。
知りたいことが、あっという間に手に入るのはうれしいですね。
便利な使い方の事例
この機能が使えるようになると、以下のような指示でサクッと分析が終わります。
- 順位が落ちた記事を探す: 「先月と比べて掲載順位が大きく下がったページを表示して」
- 特定のキーワード分析: 「『おすすめ』という言葉を含むクエリ（検索キーワード）だけ抽出して」
- 海外アクセスの確認: 「日本以外からのアクセスを除外して表示して」
まるで専属のアシスタントに指示出しをするような感覚で、サイトのデータ分析ができるようになるので、これは初心者にはかなり使えます。
もう中堅ユーザーに引けをとらないでしょう。
2025年12月現在の注意点（まだテスト中です！）
とても便利な機能ですが、現在は「試運転機能（Experimental feature）」としての提供です。以下の点には注意が必要です。
- 一部のユーザー限定: 全員がすぐに使えるわけではありません。順次テスト範囲が広がっているようです。
- AIも間違えることがある: 指示した意図と少し違うフィルタがかかる可能性があります。適用された設定が合っているか、最後に目で見て確認することは必要です。
- できるのは「設定」のみ: データの並び替え（ソート）や、CSVダウンロードなどはまだAIに指示できません。
まとめ：
Googleサーチコンソールでサイト分析のハードルが下がるのは時間の問題です。
これまで「難しそう」と敬遠されがちだったGoogleサーチコンソールですが、AIの力によって「誰でも簡単に使えるツール」へと進化しようとしています。
もしサーチコンソールの管理画面に「新機能：AIを使用してパフォーマンスレポートをカスタマイズする」の表示が出ていたら、ぜひ触ってみてください。
「え、これだけでいいの？」と、これまでの苦労が嘘のように感じるはずです。
本格的な実装を楽しみに待ちましょう！
