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Googleアドセンスの「GPP National v2」とは?プライバシー対応の新基準を解説【2025年10月】

Googleアドセンス

AdSenseでGlobal Privacy Protocol(GPP)National v2がサポートされた」というGoogleアドセンスからのお知らせは、簡単に言うと、

🌎 アメリカのプライバシー法に対応するため、Googleが新しい「ユーザー同意のやり取り方式」を採用した

という意味です。

ただし、日本の運営者でも アメリカなど海外ユーザーからアクセスがあるサイト の場合は、広告配信や収益に関係する話です。

以下でわかりやすく説明します👇

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GPP(Global Privacy Protocol)とは?

出典:GoogleAdSenseの管理画面の「お知らせ」

GPPとは、IAB Tech Lab(世界の広告業界団体)が作った
「ユーザーのプライバシー同意を広告配信の仕組みで共通的に伝えるルール」です。

広告を出す側(Googleなど)と、広告を載せる側(あなたのブログなど)がユーザーの「プライバシー設定(同意・拒否)」を正しく共有できるようにする仕組みです。

たとえば:

  • 「このユーザーは広告のパーソナライズを拒否している」
  • 「データ共有は許可していない」

といった情報を、広告ネットワークに「GPP文字列」というデータ形式で伝えます。

➡ GoogleAdSenseヘルプ:Global Privacy Protocol(GPP)National v2 のサポート


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“National v1” と “National v2” の違い

GPPには、国や地域ごとにルールがあり、アメリカ版(National)がその一つです。

  • v1:2023年に登場。カリフォルニア州など、いくつかの州のプライバシー法に対応。
  • v2:2024年後半にリリースされた新バージョン。
    → 対応州の拡大、同意情報(opt-outやデータ共有可否など)の表現がより細かくなりました。

Googleは2025年10月時点で、AdSense/Ad Manager/AdMob などすべての広告プロダクトで、この 「National v2」文字列を正式サポート しています。
(つまり、v1でもv2でも、正しく同意情報を伝えられるようにしたということです)


なぜこの対応が必要になったの?

アメリカでは州ごとに個人情報保護法が違うため、「どの州のユーザーが、どんな同意をしたか」を広告側に正しく伝える必要があります。

例:

  • カリフォルニア州:CCPA(消費者プライバシー法)
  • バージニア州:VCDPA
  • コロラド州:CPA

これらが増えるたびに設定が複雑化するため、GPP(特にNational v2)では、それをひとつの共通形式(GPP文字列)で管理できるようにしたのです。


AdSense運営者としてどう関係するの?

日本でブログを運営していても、次のような場合には関係します。

状況対応が必要か
アメリカからアクセスがある✅ 必要(自動的に影響する)
日本だけを対象にしている⭕ 基本的に影響は少ない
海外トラフィックが多い⚠️ CMP(同意管理ツール)がGPPに対応しているか確認

つまり、米国ユーザーがサイトに訪れた場合に「同意をどう扱うか」 をGoogleが正しく判断できるようになるための仕組みです。


どうすればいいの?

あなたがAdSenseパブリッシャーなら:

  1. CMP(同意管理プラットフォーム)を使っている場合
    → そのCMPが「GPP National v2」に対応しているか確認。
    → 多くのCMP(例:OneTrust、Didomi、Sourcepoint など)が対応済みです。
  2. 特にCMPを使っていない場合(日本語ブログが中心)
    → 自動的に影響は少ないです。Googleが内部で処理します。
    → ただし将来的に、海外トラフィックが多いなら導入検討の価値あり。

米国からのアクセスを調べてみた

ぼくの運営するブログは米国のアクティブユーザーをGoogleアナリティクスで確認すると、1.02%足らずでした。

1.02%が該当するかどうかは不明です。国内は95.68%で日本語ブログで日本人対象です。

日本中心のブログなら、今のところ特別な設定は不要で影響は無いと言えます。

まとめ

最後にまとめると以下の通りになります。ぜひご自分のブログをチェックしてみてください。

項目内容
GPPとはユーザーのプライバシー同意を伝える国際的な仕組み
National v2とは米国向け新バージョン(複数州法対応)
GoogleがサポートAdSense/AdMob/AdManagerが対応済み(v1も継続)
ブロガーへの影響米国ユーザーがいる場合、同意管理ツールの対応要確認
日本中心のブログ今のところ大きな変更は不要
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