Google検索エンジンで検索順位が圏外の記事から、なぜアドセンスで収益を上げているのか?
2024年3月のGoogleコアアップデートで検索ランキングが90位以下になった記事がなぜアドセンス収益が上がるのか?
投稿間もない記事から、なぜPV数が多く発生するのか?
この不思議なことが起こる原因はなんでしょうか?
実は、Google検索エンジンからではなく、Bing検索エンジンからの流入だったのです。
そこで今回はBing検索エンジンのメリットについて解説したいと思います。
Google検索で圏外の記事から収益が発生する現象とは?
ぼくが経験して不思議だったことが3つあります。
- 投稿間もない記事から多数のアクセスがある
- 圏外の記事からアクセスがある
- コアアップデートで被弾した記事からアドセンス収益が出ている
具体的に説明します。
1.投稿後、間もない記事から多数のアクセスがある?
1つ目は、ブログを始めて1年が過ぎたころの出来事です。
投稿して間もない記事が気になりアクセス数を調べたら、なんと多数発生していたんです!
一般的に記事を書いて投稿するとGoogleにインデックスされても、すぐには高い順位で表示されることは多くはありません。
しかし、GoogleアナリティクスではPVがやけに多く発生しているんです。
いったい何がおこったのでしょうか?
2.圏外の記事からアクセスがある?
一度はGoogle検索エンジンにインデックスされた記事が、どういうわけか圏外になった時です。
Googleアナリティクスではその記事からアクセスが発生しているため驚いたことがあります。
その時、外部からの意図しない攻撃かもしれないと不安になったことがあります。
3.Googleコアアップデート被弾した記事でも収益が出てる?
直近では、2024年3月の大規模なGoogleのコアアップデートの影響です。
被弾したブログのアクセスは30%まで減少する悲惨な影響が出たんです。
その結果、Google検索ランンキングは10位だったのに、コアアップデート後は90位以下から圏外あたりをさまよってました。
その記事からGoogleアドセンスの収益が発生している不思議な現象が起きています。
「Bing」検索エンジンとマイクロソフト
なぜ圏外の記事から多くのアクセスが発生したり、アドセンス収益が発生するのでしょうか?
この疑問をGoogleアナリティクスで詳しく調べてみました。
その結果、分かったことがあります。
それは、Googleで圏外の記事が、実は検索エンジン「bing」に拾われていたことです。
Bingとは米Microsoft(マイクロソフト)が提供する検索エンジンのことです。
「Google検索エンジン」からの流入ばかり追っかけていたので、Bingはちょっとおまけ的に考えていました。
検索エンジンBingのシェア(日本)
2024年4月のBingのシェアを調べると、次の通りです。
Google、Yahooと比較してみました。
デスクトップ(パソコン)でのシェア
- Google:80.74%
- Bing:11.19%
- Yahoo:2.75%
スマホでのシェア
- Google:94.88%
- Bing:0.64%
- Yahoo:0.5%
データ出典元:Statcounter Global Stats Search Engine Market Share
スマホでは圧倒的にGoogleのシェアがダントツです。
Bingはデスクトップで11.19%とスマホより高くなっています。
それには理由があると推測しています。
Bingの特徴と効果?
BingがMicrosoftの検索エンジンと聞けば、当然浮かぶのがOSのWindowsの存在ですよね!
つまりWindowsに初めからインストールされているブラウザこそ、Microsoft社製Edge。
このEdgeが使っている検索エンジンがBingです。
Internet Explorer(IE)に代わり、Windows 10から標準搭載されたブラウザです。
Googleがメインで使っているユーザーは、Chromeを使うでしょう。
サブで、Edgeを使うことはありますが。
つまり、最初からプラウザーをMicrosoftのEdgeを使っている人がBing検索エンジンを使っている場合が多いのがわかります。
ビジネスではEdgeが使われている
ビジネスの現場では、セキュリティの面からほぼEdgeを強制的に使っていると思います。
「Microsoft Edge」に、管理機能やセキュリティーが強化された企業向け仕様の「Microsoft Edge for Business」も登場しています。
技術系記事をメインにしているブログでは、企業からBing経由で流入するルートも確認しています。
なので、一つはビジネス現場で使う人が多数いる事です。
パソコン初心者はBingが多い?
一方、パソコン教室などに通って使い方を学んでる初心者の方は、Edgeを使うので、検索エンジンは当然Bingで教わります。
つまり、初心者にとってインストールが面倒なChromeではなく、スクールで教わった通りにパソコンに最初からインストールされているBingが慣れているため、その後も使っている可能性が相当に高いのです。
それも年齢が高い中高年の方に多いように思います。
これはぼくが運営しているブログを分析しても、その感覚を感じます。
Bingでアドセンスの収益が発生する仕組み
Googleと比較するとPV数は少ないBingですが、実は特徴があります。
記事を投稿した直後からPV数がそこそこ稼げるのです。
一気に1,000PV辺りに到達する記事もあります。
その多くは、先ほど説明した初心者や年齢層が高い方向けのコンテンツです。
事例として60才代をメインにしたブログの場合は以下の通りです。
使っている機器を1ヵ月間を分析すると86.3%がパソコンです。
高齢者ほどパソコンを使っていることがわかります。
その結果、アドセンス広告も閲覧される傾向が強いといえます。
ちなみに、20~30代をターゲットにしたブログは以下の通りで、スマホが多いです。
つまり、Googleにインデックスされなくても高年齢向けの記事でアドセンスは収益を上げているのです。
Bingに救われました!
Bingがあって本当に助かった!
それは今回2024年3月のGoogleコアアップデートの影響です。
個人ブログが経験しない影響を受け、ことごとくそれまで上位にあった記事は消えました。
しかし、Bingがあったおかげで、記事の90%以上がBingではそのままランキングを維持していました。
Googleだけに頼る時代となりましたが、一方でそんな事態をすくってくれたBingには感謝しかありません。
アドセンス収益は、多少の落ち込みで済んでます。
まとめ
googleで検索順位が圏外の記事がなぜアクセスが多数発生し、収益を上げているのかを説明しました。
ポイントは以下の通りです。
- Bingはインデックスが早い
- Googleとは連携していない
- Bingが初心者や高齢者に使われている
- Bingがビジネスでも使われている
参考にしてくださいね。