Google Search Consoleを確認していたところ、「生成AI」という新しい観測項目が表示されていました。
そこでデータを確認すると、
3カ月間の合計表示回数:8,459回
という数字が記録されています。
8,459という数字を見ると、何か大きな変化が起きているようにも見えます。
しかし、今回の数字はアクセス数でも、クリック数でもありません。
では、この8,459表示は何を意味するのでしょうか。
今回は、この新しく確認できたデータを成果として判断するのではなく、Phase12における新しい観測データとして記録しておきます。
再設計ログ900とは
今回の記事で扱う「再設計ログ900」は、次のように定義しています。
再設計ログ900とはAI時代におけるブログの思考・戦略・構造を再設計し、その過程を再現可能な形で公開する検証モデルである。
現在は、Phase12の「観測フェーズ」です。
Phase12の目的は、
収益回復を証明することではない。
変化を継続して観測できるモデルを構築すること。
です。
そのため、今回も「成果が出た」という結論を急ぎません。
基本となるのは、
観測 → 記録 → 仮説 → 次の観測
という流れです。
Search Consoleに「生成AI」が現れた
これまでGoogle Search Consoleでは、通常のGoogle検索について、
- 表示回数
- クリック数
- CTR
- 検索順位
- クエリ
などを確認してきました。
ところが今回、Search Consoleを確認していると、「生成AI」に関する新しい観測データが表示されていました。

これまで再設計ログ900では、Google検索画面を実際に検索して、AI要約にどの記事が表示されるのかを目視で確認してきました。
つまり、これまでは、
検索して、AI要約を確認する
という観測が中心でした。
今回、Search Consoleにも「生成AI」という観測項目が現れたことで、AI検索に関するデータを別の角度から継続して確認できる可能性が出てきました。
そこで、まず現在確認できる数字を記録します。
3カ月で8,459表示
今回確認しているデータは、
3カ月間の合計表示回数:8,459回
です。
単純平均すると、次のようになります。
| 期間 | 平均表示回数 |
|---|---|
| 3カ月合計 | 8,459回 |
| 1カ月あたり | 約2,820回 |
| 1日あたり | 約94回 |
ただし、これは単純平均です。
実際には、毎日同じ回数で表示されているとは限りません。
そのため、
「毎日94回表示されている」
と解釈するのではなく、
3カ月8,459回を単純平均すると、1日あたり約94回になる
という参考値として記録します。
そして、ここで重要なのが「表示回数」の意味です。
8,459表示=8,459アクセスではない
今回確認したのは「表示回数」です。
したがって、
「生成AIから8,459人がブログを訪問した」
という意味ではありません。
また、
「8,459回クリックされた」
という意味でもありません。
今回の記事では、この8,459という数字を、
生成AI関連の検索体験において、対象コンテンツが表示された回数
として扱います。
数字の意味を広げすぎないことが重要です。
8,459表示は何を意味するのか
では、8,459という数字から、何が分かるのでしょうか。
現時点で確認できることは、
生成AI関連の観測データとして、3カ月間に8,459回の表示が記録されている
ということです。
一方で、まだ分からないこともあります。
例えば、
- どのようなクエリから表示されたのか
- どの記事が表示されたのか
- 表示された後にクリックされたのか
- ブログへのアクセスにつながったのか
- 通常検索のクリックと関係しているのか
- PVとどのような関係があるのか
- AdSenseの変化と関係しているのか
といった点です。
つまり、
8,459という数字だけでは、生成AI検索がブログにどのような影響を与えているのかまでは分かりません。
ここでは、数字を評価するのではなく、まず記録します。
一方、8月のAdSenseはどうだったか
今回の生成AI関連データと並べて、2026年8月のAdSense確定値も確認しておきます。
naoテックの前年同月比は、次のようになっています。
| 指標 | 2026年8月・前年同月比 |
|---|---|
| 収益 | -49.0% |
| PV | -45.9% |
| 表示回数 | -60.1% |
| クリック数 | -87.2% |
| PRPM | -5.6% |
特に大きな変化が見られるのが、
クリック数:-87.2%
です。
一方で、今回新しく確認した生成AI関連データは、
3カ月8,459表示
でした。
この二つを並べると、
従来型の広告クリックが大きく減少している一方、生成AI検索環境におけるコンテンツの表示という新しい観測データが確認された。
という状態です。
ただし、ここから因果関係を作ることはできません。
例えば、
「生成AIの表示が増えたため、AdSenseクリックが減った」
とは判断できません。
「AI検索によってPVが減少した」
とも言えません。
今回確認できたのは、それぞれのデータに変化があるという事実です。
その関係については、今後の観測課題になります。
これまでのAI要約観測
再設計ログ900では、これまでGoogle検索のAI要約を目視で観測してきました。
例えば、
- 「再設計」
- 「再設計とは」
- 「ブログ再設計」
- 「再設計ログ900現在地」
- 「AI時代のブログ設計とは」
などの検索を行っています。
その中では、再設計ログ900関連の記事がAI要約の情報源として表示・引用されるケースも確認してきました。
特にLAB-012では、
「AI時代のブログ設計とは」
という検索を観測しました。
「再設計」という言葉を直接含まない検索から、再設計ログ900関連の記事がAI要約の情報源として表示されたことを記録しています。
一方、今回のLAB-013では、別の観測があります。
それが、
Search Consoleに「生成AI」関連のデータが表示された
ということです。
これまで目視で確認していたAI検索上の露出について、Search Consoleでも継続観測できる可能性が出てきました。
ただし、
Search Consoleの8,459表示と、これまで目視で確認したAI要約の引用数が同じ意味であるとは判断しません。
それぞれのデータは、別の観測として扱います。
新しい観測対象が増えた
Phase12では、これまで主に、
検索順位
↓
検索表示回数
↓
検索クリック
↓
PV
↓
AdSense
というデータを観測してきました。
今回、そこに新しい項目が加わりました。
生成AI関連表示
です。
これによって、今後の観測対象を、
- Google検索順位
- 通常検索の表示回数
- 通常検索クリック
- PV
- AdSense
- AI要約での引用
- 生成AI関連表示
と広げていくことができます。
ここで重要なのは、
「新しい評価指標ができた」
と判断することではありません。
現時点では、
「新しい観測対象が増えた」
と考えます。
8,459という数字の意味についても、これから継続して確認していきます。
まだ結論は出せない
今回の観測について、現時点では結論を出しません。
整理すると、次のようになります。
8,459表示=8,459アクセスではない
表示回数であり、ブログへのアクセス数を示す数字ではありません。
AI表示とPVの関係はまだ不明
生成AI関連の表示が、実際のPVにどの程度つながるのかは分かっていません。
AI表示とAdSenseの関係も不明
AdSenseクリック数は前年同月比で-87.2%でした。
しかし、その原因と生成AI関連表示との関係は確認できていません。
AI要約引用との関係も不明
これまで目視で確認してきたAI要約への引用と、今回のSearch Console上の生成AI関連表示がどのような関係にあるのかも分かりません。
因果関係は確認されていない
今回のデータだけから、
「AI検索がアクセスを奪った」
「AI要約によってPVが減った」
「生成AIによってAdSenseが減った」
などと判断することはできません。
今は、
データが確認された
という段階です。
8,459を基準値として観測を続ける
今回確認した、
3カ月8,459表示
を、
Phase12における生成AI検索関連表示の初期基準値:8,459表示/3カ月
として記録します。
今後は、この数字を基準として、
8,459
↓
増えるのか
↓
減るのか
↓
クリックと関係するのか
↓
PVと関係するのか
を観測していきます。
さらに可能な範囲で、次のデータも並べていきます。
Search Console
- 生成AI関連表示回数
- 生成AI関連クリック
- 通常検索の表示回数
- 通常検索クリック
- クエリ
Google検索
- AI要約への掲載・引用
- 引用される記事
- 引用されるクエリ
- 一記事引用なのか複数記事引用なのか
ブログ
- PV
- 流入
- 記事別アクセス
AdSense
- 収益
- PV
- PRPM
- 表示回数
- クリック数
- CTR
これらを時間軸に沿って記録していきます。
今回の仮説|PVだけでは見えないものがあるのか?
今回の観測から、今後の検証につながる仮説を一つ残します。
AI時代のブログでは、従来の検索順位やPVだけでは捉えられない「生成AI検索での露出」が存在するのではないか。
あくまで仮説です。
現時点で「存在する」と断定することはできません。
しかし、Search Console上で生成AI関連の表示データが確認できたことで、
これまでPVやクリックだけでは見えにくかったブログの露出を、別の角度から観測できる可能性
が出てきました。
これが今後も継続して確認できるのか。
そして、その数字が通常検索やPV、AdSenseなどのデータとどのような動きをするのか。
ここから先は、観測によって確認していきます。
まとめ|8,459という数字を、まず記録する
今回、Google Search Consoleで新しく確認したのは、
3カ月間で8,459表示
という生成AI関連のデータでした。
単純平均すると、
1カ月約2,820回
1日約94回
です。
ただし、
8,459表示=8,459アクセスではありません。
また、生成AI関連表示と、
- PV
- 検索クリック
- AdSense
- AI要約への引用
との関係も、まだ分かっていません。
だからこそ、今回の8,459を「成果」として発表するのではなく、
Phase12における新しい観測データ
として記録します。
今回の記事で確認できたことは、
生成AI検索という新しい観測対象が、Phase12の研究対象に加わった
ということです。
そして、ここから一つの問いが生まれます。
AI時代のブログを、PVだけで測ってよいのか?
まだ答えはありません。
8,459という数字も、これから変化するかもしれません。
増えるのか。
減るのか。
クリックやPVと関係するのか。
それとも、ほとんど関係しないのか。
今は判断しません。
観測を続けます。
今まで見えていなかったものを、これから継続して観測できるか。
LAB-013では、その最初の基準値として、
8,459表示/3カ月
を記録しておきます。
関連記事
理解をしていただくために、今回の観測のベースとなる記事を、つないでおきます。
再設計ログ900の入口
再設計ログ900の目的や全体像を整理した入口記事です。
初心者版実践シリーズ
→ AI時代にブログを始める人に向けて、ブログの思想や構造を最初から設計していく実践シリーズです。
LAB-010
→ 実践シリーズ①〜⑩をXで3つの切り口から発信し、合計30回の投稿を比較した研究記録です。
LAB-011
→ 個人ブログの検索トラフィック減少と、AI Overviewへの引用事例を実測データから検証した研究記録です。
LAB-012
→ クエリが「再設計」から「設計」へ広がっているのかAI検索を検証する記事です。
今後も、新しい観測の視点として、Search Consoleに表示された生成AIデータそのものを継続して観測・記録していきます。
8,459表示という今回の数字を初期基準値として、これからどのように変化していくのかを追っていきます。。

