- 74の仮説を整理すると、ブログの見方が変わっていた
- 再設計ログ900とは
- 74の仮説から見えてきた「現在位置」
- 実証①|「PVだけを見るブログ」から観測対象が広がったか
- 実証②|PVと「AIの情報源として使われること」にズレがある
- 実証③|AI要約が表示されても、記事へのアクセスは起きるのか
- 実証④|「1記事」から「記事群」へ観測対象が広がった
- 実証⑤|ブログ・note・Xへ観測対象が広がった
- 実証⑥|「再設計ログ900」から「AI時代のブログ設計」へ
- 74の仮説から見えた変化を整理する
- 今回の実証で分かったこと
- ブログ再設計の現在位置
- 次に何を観測するのか
- まとめ|現在位置を確認したところから、また観測が始まる
- 関連する観測・研究記録
- 今後も観測を続けます
74の仮説を整理すると、ブログの見方が変わっていた
これまで再設計ログ900では、ブログを運営しながら、さまざまなことを観測してきました。
検索順位。
検索表示回数。
クリック。
PV。
収益。
そして最近では、AI検索やAI要約に表示される記事についても観測しています。
観測するたびに、新しい疑問が生まれました。
その疑問から、また新しい仮説が生まれます。
そこで今回、これまで生まれた仮説を一度拾い上げ、整理してみました。
その数は、74。
noteでは、この74の仮説を分類し、分析しました。
すると、ある変化が見えてきました。
これまでブログを見るときは、
PV・検索流入・収益
を中心に考えていました。
それが現在では、
AI検索・AI要約・記事の価値・記事群・情報構造
へと、観測する範囲が広がっています。
しかし、ここで一つの疑問が生まれました。
その「現在位置」は、実際のブログに現れているのだろうか?
そこで今回は、〖再設計ログ900研究所〗として、これまでの観測結果を実際のブログに照らし合わせながら、ブログ再設計の現在位置を実証してみます。
今回の実証は、再設計ログ900が成功したことを証明するものではありません。
現在位置として見えてきた仮説が、実際のブログ上でどこまで確認できるのかを見るものです。
再設計ログ900とは
まず、現在の再設計ログ900について確認しておきます。
再設計ログ900とはAI時代におけるブログの思考・戦略・構造を再設計し、その過程を再現可能な形で公開する検証モデルである。
この活動では、最初から答えを決めているわけではありません。
実際にブログを動かし、観測し、記録し、そこから仮説を立てます。
そして、次の観測へ進みます。
観測 → 記録 → 仮説 → 次の観測
今回のLAB-014も、この流れの中にあります。
74の仮説から見えてきた「現在位置」
74の仮説を整理すると、以前と現在では、ブログを見る視点そのものが変化していました。
以前は、
PV・検索流入・収益
が中心でした。
もちろん、今でもこれらは重要です。
しかし、観測を続ける中で、PVだけでは説明しにくい現象が出てきました。
例えば、
- PVが少ない記事がAI要約に引用される
- AI要約が表示されていても検索結果から記事へのアクセスがある
- 一つの記事だけではなく複数の記事が関連して表示される
- 記事単体だけではなく記事同士の関係を考えるようになった
- ブログだけではなくnoteやXとの役割分担も考えるようになった
こうした現象です。
その結果、現在の観測対象は、
PV・検索流入・収益
だけではなく、
AI検索・AI要約・記事の価値・記事群・情報構造
へ広がっています。
ただし、これは現時点での仮説です。
今回は、この変化が本当にブログ上で確認できるのかを見ていきます。
実証①|「PVだけを見るブログ」から観測対象が広がったか
まず、現在のブログ運営で何を観測しているのかを確認します。
現在見ているものには、
- PV
- 収益
- PRPM
- Google Search Console
- 検索表示回数
- 検索クリック
- 検索クエリ
- AI要約への引用
- AI要約で引用された記事
- AI要約で引用された検索クエリ
- 複数記事の表示
- 記事同士の関係
などがあります。
以前であれば、
「PVが増えたか」
「検索順位が上がったか」
「収益が増えたか」
というところに、より大きな関心がありました。
現在は、それだけではありません。
例えば、Google Search Consoleでは「生成AI」に関するデータも観測対象になりました。
LAB-013では、3カ月間の生成AI関連の表示回数として、
8,459表示
を記録しました。

この数字はアクセス数ではありません。
クリック数でもありません。
しかし、これまで見えていなかった新しい観測値として記録することができます。
つまり、PVを捨てたのではありません。
PVを含めて、観測する対象が増えた
ということです。
この点では、
「PV中心だった観測から、観測範囲が広がった」
という変化を、実際のブログ運営から確認できます。
実証②|PVと「AIの情報源として使われること」にズレがある
次に、現在のブログで特に気になっている事例を見てみます。
それが、
「なぜ私は『再構築』ではなく『再設計』と呼ぶのか」
という記事です。
この記事は、
1カ月目のPVが80。
2カ月目には7まで減少しました。
PVだけを見れば、大きくアクセスが減った記事です。
ところが、その記事についてAI要約への引用が複数回観測されました。
ここで重要なのは、
「PV7でも価値が高い」
と結論づけることではありません。
反対に、
「PV7だから価値が低い」
とも言えません。
確認できたのは、
人間によるアクセス数と、AI要約への引用という二つの現象が一致しないケースが存在した
ということです。
これは、これまでのブログ運営では、あまり意識していなかった現象でした。
そこで、新しい問いが生まれます。
記事の価値は、PVだけで測れるのだろうか?
まだ答えは出ていません。
しかし、少なくとも、
PVとAI要約への引用を別々の観測対象として見る必要があるのではないか
という仮説は生まれました。
今回のLAB-014では、このズレそのものを現在位置の一つとして記録します。
実証③|AI要約が表示されても、記事へのアクセスは起きるのか
次に、AI要約と記事へのアクセスについて見てみます。
AI要約が検索結果に表示されるようになると、
「検索ユーザーはAIの回答だけで満足して、元の記事を読まなくなるのではないか?」
という疑問が生まれます。
これも、現在の観測テーマの一つです。
そこで、具体的な事例として、
trafficheap.cc
関連の記事を見てみます。
このテーマではAI要約が存在する状況でも、検索結果から記事へのアクセスが発生しています。
例えば、
「trafficheap.cc とは」
という検索クエリでは、記事へのクリックが確認されています。
ここから考えられるのは、
AIの回答を見たうえで、
「自分の場合も同じなのか?」
「もう少し詳しく確認したい」
という理由から、元記事を読むケースがあるのではないか、ということです。
もちろん、実際のユーザーがどのような理由でクリックしたのかまでは、現在のデータだけでは分かりません。
したがって、
「AI要約が記事への入口になっている」
とも断定できません。
今回確認できるのは、
AI要約が表示される状況でも、元記事へのアクセスが発生する事例がある。
ということです。
ここから、
AI要約は記事へのアクセスを減らすだけなのか、それとも記事へ向かう入口になる場合もあるのか?
という次の仮説につながります。
実証④|「1記事」から「記事群」へ観測対象が広がった
74の仮説を整理していて、もう一つ見えてきた変化があります。
それが、
記事単体から記事群へ
という視点の変化です。
以前は、
「この記事をどう改善するか」
という考え方が中心でした。
現在は、
- この記事は何を説明するのか
- どの記事とつながるのか
- 内部リンクでどう関係づけるのか
- 同じテーマの記事をどうまとめるのか
- 一つの記事では説明できないテーマをどう記事群で扱うのか
という視点が加わっています。
実際に再設計ログ900では、
- 再設計ログ900
- 実践シリーズ
- 初心者版実践シリーズ
- 〖再設計ログ900研究所〗
- 個別の観測記事
- 仮説を扱うnote記事
などが存在しています。
これは、ブログを単純な「記事の集合」としてではなく、
記事同士の関係を含めた構造
として考えるようになったことを示しています。
ただし、
「AIは記事群を理解している」
とは、ここでは言いません。
今回確認したいのは、
自分自身のブログ設計が、実際に記事単体から記事群・情報構造へ変化している
という点です。
この変化は、現在のブログ構造から確認できます。
実証⑤|ブログ・note・Xへ観測対象が広がった
もう一つの変化があります。
それは、ブログだけで完結させなくなったことです。
現在は、同じテーマについても、媒体によって役割を分けています。
ブログ=実証
note=観測・仮説・思考整理
X=思考ログ・日々の観測
という役割です。
例えば、今回のLAB-014では、noteで整理した74の仮説を前提にしています。
つまり、
noteで仮説を整理する
↓
ブログで実際の事例を確認する
という流れができています。
Xでは、その途中で生まれた観測や疑問を日々発信します。
これは、単に同じ記事を3媒体へ転載しているわけではありません。
それぞれに異なる役割を持たせています。
もちろん、
「AIがブログ・note・Xを一つの情報群として認識している」
とは判断しません。
確認できるのは、
同じテーマを異なる媒体で、それぞれ異なる役割から発信する構造が形成されている
ということです。
これも、ブログ再設計の現在位置を考えるうえで重要な変化です。
実証⑥|「再設計ログ900」から「AI時代のブログ設計」へ
ここまで観測してくると、当初とはテーマの広がりも変わってきました。
最初の問いは、
自分のブログをどう再設計するか?
でした。
現在では、
- AI検索
- AI要約
- 検索行動
- 記事の価値
- 記事群
- 情報構造
- 一次情報
- 複数媒体
まで観測対象が広がっています。
つまり、
自分のブログを再設計する
という個別の実証から、
AI時代にブログはどう設計されるのか
という、より広い問いへ観測範囲が広がってきています。
ただし、ここでも注意が必要です。
これは、
「AI時代のブログ設計の答えを見つけた」
という意味ではありません。
あくまで、
観測している対象がそこまで広がってきた
ということです。
74の仮説から見えた変化を整理する
ここまでの観測を整理してみます。
| 74の仮説から見えた変化 | ブログ上で確認できること | 現在の判断 |
|---|---|---|
| PV中心から観測範囲が拡大 | GSC・AI要約・検索クエリなどを観測 | 確認できる |
| PVと記事の別の価値 | PV7の記事へのAI要約引用 | 事例として確認 |
| AI要約とクリック | trafficheap.cc関連の記事へのアクセス | 事例として観測 |
| 1記事→記事群 | 実践シリーズ・関連記事・内部リンクなど | 構造として確認 |
| 複数媒体 | ブログ・note・Xの役割分担 | 発信構造として確認 |
| AI時代のブログ設計へ | 観測テーマがAI検索・記事群・情報構造などへ拡大 | 仮説として継続 |
ここで大切なのは、
確認できたことと、まだ仮説のことを分けること
です。
今回、いくつかの構造上の変化は確認できました。
一方で、それがAI検索にどのような影響を与えているのかまでは、まだ分かりません。
今回の実証で分かったこと
今回、74の仮説を整理した結果として見えてきた現在位置を、実際のブログで確認しました。
その結果、いくつかの変化は確認できました。
確認できたこと
- 再設計ログ900の観測対象はPVだけではなくなっている
- AI要約への引用という現象を継続的に観測している
- PVとAI要約への引用が一致しない事例がある
- AI要約が存在する状況でも記事へのアクセスが発生する事例がある
- 記事単体だけではなく、記事群・内部リンク・情報構造を観測している
- ブログ・note・Xで役割を分けた発信構造ができている
ここまでは、現在のブログと発信活動から確認できます。
しかし、まだ分からないこともあります。
まだ分からないこと
- PV以外の記事の価値を、どのように定量化できるのか
- AI要約が記事へのアクセスにどの程度影響しているのか
- 記事群の構造がAI検索にどの程度関係しているのか
- 複数媒体の関係がAI検索にどのような影響を与えるのか
- 生成AI関連の表示が今後どのように変化するのか
つまり、今回の実証で答えが出たわけではありません。
むしろ、
次に観測すべきものが、さらに明確になった
ということです。
ブログ再設計の現在位置
74の仮説を整理し、それを実際のブログに照らし合わせてみました。
現時点では、こう整理できます。
再設計ログ900は、ブログのPVを増やす方法だけを検証している段階から、AI時代にブログの情報がどのように使われるのかを観測する段階へ、観測範囲を広げている。
これは完成した結論ではありません。
Phase12は観測フェーズです。
そのため、現在の観測結果から見えている「現在位置」として記録します。
以前は、
記事 → 検索 → クリック → PV
という流れを中心に見ていました。
現在はそこに、
AI検索 → AI要約 → 引用 → 情報源としての記事
という現象も加わっています。
まだ、この二つの流れがどのような関係にあるのかは分かりません。
だからこそ、観測を続けます。
次に何を観測するのか
今回、現在位置を確認したことで、次の問いも見えてきました。
① PVが少ない記事にも、AI時代には別の価値があるのだろうか?
PV7の記事がAI要約に引用された事例から生まれた問いです。
PVとは別の観測方法が必要になる可能性があります。
ただし、現時点では「PV以外の価値」が何なのかも、まだ分かっていません。
② AI要約は記事へのアクセスを減らすだけなのか?
AI要約が回答を提供することで、記事へのアクセスが減る可能性があります。
一方で、trafficheap.cc関連の記事のように、AI要約が存在する状況でもアクセスが発生する事例があります。
AI要約が、
記事を読まなくても済む場所
なのか、
記事を確認するための入口
になる場合もあるのか。
今後も観測します。
③ AI検索では、個別記事だけではなく記事群や記事同士の関係にも意味があるのだろうか?
現在、再設計ログ900では記事単体だけではなく、記事群や内部リンク、情報構造を意識して設計しています。
しかし、それがAI検索にどのような影響を与えるのかは、まだ分かりません。
これも、今後の観測テーマです。
まとめ|現在位置を確認したところから、また観測が始まる
74の仮説を整理したことで、再設計ログ900がどこを見ながら進んできたのかが見えてきました。
そして今回、それを実際のブログで確認してみました。
これまで中心だったのは、
PV・検索流入・収益
でした。
現在はそこに、
AI検索・AI要約・記事の価値・記事群・情報構造
が加わっています。
PVを捨てたわけではありません。
PVと、それ以外の現象を同時に観測するようになったということです。
また、PV7の記事がAI要約に引用された事例や、AI要約が存在する状況でも記事へのアクセスが発生している事例など、これまでとは違う現象も確認できました。
ただし、まだ答えが出たわけではありません。
AI検索で何が評価されるのか。
記事群にどのような意味があるのか。
PVとは別の記事の価値をどう測るのか。
まだ分からないことが残っています。
しかし、
「分からないことが何なのか」
が以前より明確になってきました。
今回確認できたのは、再設計ログ900の完成形ではありません。
現在位置です。
74の仮説を整理した。
そこから見えてきた変化を、実際のブログで確認した。
そして、次に観測する問いが見えてきた。
ここが、現在の再設計ログ900の位置なのだと思います。
そして、ここからまた次の観測が始まります。
関連する観測・研究記録
今回のLAB-014は、これまでの観測や仮説を土台にしています。
それぞれの記録をたどることで、今回の「現在位置」がどこから生まれたのかを見ることができます。
74の仮説を整理したnote
今回の実証の前に、まず74の仮説を分類して、再設計ログ900がどこを見ながら進んできたのかを整理しました。
「なぜ私は『再構築』ではなく『再設計』と呼ぶのか」
「再設計」という考え方の出発点を確認したい場合はこちら。
現在のAI要約への引用事例ともつながる記事です。
PV7でもAI要約に引用された記事
PVとAI要約への引用が一致しない事例を、具体的に確認したい場合はこちら。
今回の「記事の価値をPVだけで測れるのか?」という問いにつながっています。
trafficheap.cc関連の観測記事
AI要約が表示される状況でも、検索結果から記事へのアクセスが発生した事例を確認しています。
AI要約と記事へのアクセスの関係を考えるきっかけになった観測です。
再設計ログ900の入口
再設計ログ900の考え方や、これまでの取り組みをまとめています。
今回のLAB-014を読む前に、全体像を確認したい方はこちらから。
今後も観測を続けます
今後も、AI検索、AI要約、検索データ、PV、記事群など、ブログを取り巻く変化を観測していきます。
今回確認した「現在位置」が、これからどのように変わっていくのか。
その変化も含めて、再設計ログ900研究所に記録していきます。
観測 → 記録 → 仮説 → 次の観測
答えを急がず、実際のブログで確かめながら進めていきます。
